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蒲田大森野宿者夜回りの会／寿越冬医療班／横浜水曜パトロールの会／ことぶき共同診療
所医師のOです。

10月25日（火）に渋谷・美竹公園で、公園がいきなり封鎖され、野宿者が一方的に排除さ
れようとしています。

当日は朝6時半前から、渋谷区土木事務所と警備員が50〜100人位の規模で来て、野宿住民
に事前の説明も通告も一切なく、先ず公園入口を鉄柵で封鎖し、外を警備員が取り囲み、
何をしているのか明確に問うている野宿住民に対し全く緘黙したまま、渋谷土木職員が公
園に10人態勢で入り、住民に一切説明せず一方的に公園トイレを鉄柵で封鎖し、水道の蛇
口を奪い封鎖しました。

その後交渉により、ようやくトイレと水道が使えるようになり、立入禁止と掲げた入口の
じゃばら扉での住民の通行を認めたのは、当日の深夜になってからです。
公園は高い白塀で完全に覆われ、警備員が深夜も常に見張っています。
野宿住民はこれからどうなるのか不安でいっぱいで、早い寒気が募る中、いっそう震えて
いる人もいます。

許し難いのは、野宿者を排除して行う工事というのは、私企業ヒューリックと清水建設に
70年＋建設期間を借地権契約した複合施設のためで、公園も作るがほとんど私企業の前庭
程度になってしまうということです。

向かいの宮下公園は野宿者を追い出し、三井不動産に30年間不当に安く借地権契約を交わ
し、高級ブランド店が入るネオンがビカビカ光る商業施設にしてしまい、屋上にローラー
ボードやビーチバレーやボルダリングの施設を公園として設置していますが、8時〜23時
しか入れず、深夜は封鎖し、野宿者を排除し、もはや公園というより私企業の屋上施設と
なり、巨大ジェントリフィケーション装置と化しています。

美竹公園も同様にしようというのでしょうか。

コロナ長期化と円安物価高騰で、困窮者がこれからまさにどんどん溢れようという時に、
行政はいったい誰を向いて、誰のために仕事をしているのでしょうか。

憤りに堪えません。

10月25日（火）封鎖の朝6時半前から、不審に思った野宿住民が必死に撮った映像があり
ます！

事前通告の努力をしたような渋谷区の説明が、大ウソだということが良く分かり、余りに
一方的で人権無視の封鎖排除のさまが分かり、身震いします。

動画がYouTube で公開されました。

10月25日 朝6時27分 美竹公園野宿者追い出し、野宿当事者による強制封鎖の撮影
https://youtu.be/iMapduIES8Q 

Twitterでも取り上げられています。
https://twitter.com/nerukaigi/status/1585948977547317248

渋谷区広報について、野宿者が批判文を上げています。
https://minnanokouenn.blogspot.com/2022/10/blog-post_28.html

明日以降、抗議声明なども改めて出される予定だそうです。

公園封鎖と野宿者排除の実態をご覧下さい。