サンケン木曜行動(4/28)報告 : 和田会長、高橋社長は偽装清算・全員解雇の責任を取れ! | |||||||
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●韓国サンケン労組を支援する会・4月28日 第79回木曜行動報告 和田会長、高橋社長は偽装清算・全員解雇の責任を取れ!もうすぐ4月も終わろうとしていますが、暑い日があったり寒くて冷え込むことがあったりで今年の天気は安定していない。特に今日は本社前から志木駅にかけては肌寒くて上着を一枚余計に着て来ればよかったと思われる気温であった。しかし、池袋に着いて昼休み抗議行動が始まるころには日差しが差してきて、汗ばむ初夏の陽気になった。1日で冬から春になって、初夏の陽気になる不思議な空模様だった。しかし、今日も延べで90名を超える人々が集まって韓国サンケン労組に対する連帯行動が出来た。韓国サンケン労組の仲間たちも座り込み闘争、籠城闘争の長期化で、心身とも疲れ切っているようだ、日本の仲間が勇気と力を韓国の仲間に送ってあげるようにしたいものだ。 本社正門前抗議行動 韓国サンケン労組を支援する会の仲間からの発言からスタート。続いてオンラインで韓国からの発言。 「皆さんお早うございます。私はペクウンジュと言います。私達が日本のサンケン電気の不法な偽装廃業によって全員解雇されて、それに対する闘いを始めて650日以上が過ぎています。今少し肌寒くなって少し風邪気味なのでマスクをして発言をしていますが、皆さんよく聞こえているでしょうか。2016年に私達が解雇されたとき解雇撤回闘争を私達は行いました。でもその時には管理職の人がまだいました。生産ラインもそこに存在していました。その時は分からなかったのですが、今になってみるとひしひしと感じています。会社があって私達の解雇撤回闘争を闘う事と、そして会社が他の人の手に渡って、会社そのものが無くなってしまって、その中で私達が解雇撤回闘争を闘うと言う事はかなり、心理的にも違いがあるんだなと言う事を感じています。しかし、日本のサンケン電気の目的と言うのは以前も今も変わっていないようです。それは私達労働組合がある私達の韓国サンケンを潰して労働組合員の正社員を解雇し、一方で組合員でない非正規の人を雇い、そこで安く使って利益を上げようとするその目的は以前も今も変わっていないと思います。サンケン電気は韓国に上陸し、韓国に投資した後に、私達労働組合に対して数々の弾圧を加えてきました。私達がその様な組合弾圧に対して対抗し続けたのは勿論自分たちの権利や生活を守ると言うのもありましたが、何といっても工場で私達が労働組合としての権利を守り私たち自身の労働者としての権利を守り誇らしく働く、そのために闘いを続けてきました。違法なことをしても知らぬ存ぜぬとしているのがサンケン電気のやり方です。特に今回は、自分たちがどんな悪いことをしたのか分かりませんが、会社にある全ての資料も全部廃棄してしまいました。労働組合に隠れてこそこそとこのように廃業の準備をやっていたと言うのがよくわかりました。このようなことは企業犯罪だと思います。私達の首を切っておいて韓国サンケンの工場を潰して別の会社にまた韓国で投資をする。これは明らかに偽装廃業で私達はこのような企業の犯罪と言うものを許してはいけないと思います。これまで数々の組合への弾圧がありましたが、私達は闘いを続けて私達の労働組合を守ってきました。外国投資企業の食い逃げの様な事が再び起こらず、全ての働く労働者が胸を張って働くことが出来るとどんなにいいだろうと言うふうに思います。ささやかでも小さな幸せがどんなにか大切と言う事を私は日々感じています。弾圧されないと弾圧された人の気持ちが分からない。非正規になって悔しい気持ちになっている人を正社員の人は分からないかもしれない。そして苦しい思いをしている人を普通の人は感じとれないかもしれない。しかし私達は闘い続けていこうと思います。このような苦しい中でも韓国サンケンの労働者に寄り添って韓国サンケンの労働者の人たちと一緒になって闘い続けてくれている日本の仲間の人たちがいます。日本の仲間の皆さんから大きな力と勇気をもらっていますが本当に皆さん方のことを尊敬しています。先の出口の見えない長いトンネルの中にいるかの様ですけど、もう少し行けば出口の先の暗闇に光が差してくるのではないかとその様な事を考えながら今日も一日頑張っています。サンケン電気はこれまで私たち労働組合との様々な合意を守ってください。サンケン電気はこれまできちんと私達労働組合と合意書を交わした、その合意を守ってくれるようにもう一度要求します。サンケン電気の企業の目的が労働組合を弾圧したり、労働者を搾り取るその様な事ではないと思います。きちんとした企業活動に戻り、私達との話し合いに応じてくれるよう要求します。サンケン電気が行っていることは殺人行為にも等しいことです。労働者を苦しめ、労働者の家族を苦しめ、そしてその苦しみに追いやっていくやり方は先ほども言いましたが、企業の犯罪だとも言えるようなものです。真っ当な会社に立ち戻ってください。私達にこの様なことを行ったことは謝罪をしなければいけないと思います。謝罪をしなければ死んでも天罰を受けます。今からでも遅くありません。私達韓国サンケン労働組合と言うのは会社が無くなっても存在していますから、私たちとの話し合いに直ちに応ずるようもう一度要求します。いつも私たちと共に闘っている日本の仲間の皆さん、皆さんにもう一度お礼を言いながら私の発言を終わらせていきたいと思います。皆さん共に頑張りましょう。トウジェン」 「サンケン電気の正門をくぐり本社に入って行くサンケン電気の労働者の皆さん、そして、今日も変わらずに私たちとの連達闘争に駆けつけてくれた日本の仲間の皆さん、お早うございます。私はサンケン電気により不法で一方的な偽装廃業によって路頭に放り出され、現在闘っている労働者キムウニョンと申します。何日か前にシグナビックスと言う会社で解雇されずっと闘い続けて最高裁、韓国の大法院の判決を受けた労働組合の人たちに会う機会がありました。そのシグナビックスと言う会社では私が2000年に労働者教育のために訪れたことがありました。2000年にその時教育に行って、私が招かれたことは何だったのかと言うとサンケン電気がその当時、インドネシアに工場を移転すると言う事を発表したためでした。そして、私達は1997年の闘いを続けてインドネシアへの工場移転を撤回させるに至ったのですけど、私達がどのように闘ってこの様なことを撤回させることができたのか、話してほしいという依頼を受けてシグナビックスの工場に行ってこの工場の労働組合の人たちに私達の経験を話すと言う事になったのです。その時は労働組合が一つになって固く団結して闘い続ければ必ず勝利は手にすることが出来ると言う事について話した記憶があります。シグナビックスの人たちはそれから20年闘いを続けました。そして闘いを続けてついに裁判に至ったわけですけれど最高裁の、韓国で言えば大法院の判決を待つその様な段階に来ていました。そしてシグナビックスの人たちは勝利しました。彼らは私に笑顔で言いました。ずっと勝利を信じて闘えば必ず勝利することが出来たと言う事が確認できたと私に笑いながら言いました。そして、シグナビックスの組合員の人たちは言いました。韓国サンケンの労働組合もみんなで闘えば必ず勝利するよ、と言って私に話しかけました。韓国ゲイツと言う外資系企業があります。そこはもう工場もなくなり、そして一応会社との話し合いも終わったのですけど、それが終わった後でも私達の組合に時々訪問しに来ています。2020年の時にも私が韓国ゲイツの工場に行って話をしたことがありました。その時にも外資系企業として会社が黒字にもかかわらずそこを閉鎖すると言う事が発表され、労働組合が闘いを続けていたわけですけど、私がそこへ行って話をしてくるチャンスがありました。その時には韓国ゲイツの労働組合の人たちに、2016年、2017年の闘いで私達がサンケン電気に対して日本に遠征闘争に行ってそしてどの様に闘ったのかについて韓国ゲイツの人たちに話をしたわけです。韓国ゲイツも2年以上の闘いを続けてきました。そしてついにアメリカ本社ゲイツとの直接交渉を勝ち取ることが出来ました。そしてアメリカ本社と韓国ゲイツの労働組合が話合って問題解決にいたりました。韓国ゲイツは本社との話し合いが行われたので勝利報告大会が行われました。韓国ゲイツ労働組合の人たちはソウルのサンケンコリアの籠城テントの前にも来ますし、そして馬山の韓国サンケンの工場の有った跡地にもテントを張って座り込みを続けているので、そこにも来てくれます。私はこのように全国のあちこちの工場、事業所を訪問して私達の経験を話したことがありました。〜〜〜インターネットの調子が悪い〜〜〜一つの事業所、そして工場での闘いの勝利と言うのは多くの労働者に力を与えてくれます。韓国サンケンの労働組合の闘いは日本のサンケン電気と言う日本の会社と対抗し、私達が工場廃業と言う工場精算と言う状況にも最後まで屈せずに闘うと言う事を見せているものだと思います。多国籍企業と言うのは渡り鳥のようにこの国境をまたいで、そして労働者を搾り取る、労働者を人間としては扱わずに一つの物か、機械の部品のようにしか思っていない、その様な状況に対して労働者は自分たちの権利のために団結して闘います。この様に資本と労働者と言うのは全く違う様子で私達自身の人間としての尊厳をかけた闘いでもあります。サンケン電気がいくら巨大な企業だとしても、そしていくら我々をねじ伏せようとしても私達が最後まで闘いぬくと言う労働者としての、その誇りと権利をかけた闘いをくじくことは出来ません。私達は最後まで闘ってサンケン電気が二度とこのようなことを行わないように、そして私達自身が人間らしい生活が取り戻すことが出来るよう最後まで闘います。サンケン電気はこれ以上時間をずるずると引き延ばすのではなく、私達との話し合いに応じることをもう一度強く要求します。サンケン電気がグローバル企業で業界第8位を誇る企業であるのにもかかわらず、倫理的に非常に問題のある企業であると言う事を否定することは出来ません。看板を付け替えて変な誤魔化しをするのではなく、きちんと韓国サンケンの看板を元の看板に戻して、そして、私達韓国サンケンの工場を再稼働するよう要求します。偽装も誤魔化しもほどほどにしなければ変な小細工をしても全く通用しないと言う事を思い知らなければなりません。そして、サンケン電気は嘘とでっち上げで逮捕した尾澤さんに対しても謝罪し、堂々と裁判に出てきてその裁判で尾澤さんの無罪を証言して無罪を勝ち取れることが出来るよう、証言台に立つ事が出来るよう要求します。正義は常にその正義のために闘う人の側にあります。私達はその正義を信じて最後まで闘いぬきます。共に闘ってくださっている日本の仲間の皆さん、もう少しすれば国境の道も開かれるでしょう。そうすれば私達も日本に行ってお目にかかれるだろうと思います。皆さんとお目にかかる日を楽しみに待ちながら今日も私達は力いっぱい闘い続けていきます。共に頑張りましょう。トウジェン」 地元埼玉市民の会から挨拶です、ここでの発言の最後に旭ダイヤの仲間から発言。この行動の締めくくりとして工場正門に向けてシュプレヒコールをぶつけ正門前行動を終了していきました。 志木駅前宣伝行動 組合潰しのサンケン電気に対して会社解散撤回、解雇撤回を求める行動は、志木駅前に移動しました。始めに埼玉市民の会の発言でスタート。つぎにオンラインで韓国からの発言。キムウニョンさんです。 「志木駅ご通行中の市民の皆さん、そして、今朝も変わらずに駆けつけてくださっている皆さん、私はヤンソンモです。昼間は韓国でも20度を超える季節になっていますが、朝晩は非常に冷え込んでいます。日本の皆さんもご健康には十分気を付けてください。健康でなければ闘いを続けることが出来ません。皆さんも健康にはくれぐれも気を付けてください。共に闘っていきましょう。何日か前に韓国サンケンの工場ではソファン電子と言う会社の看板が取り付けられました。韓国サンケンの工場の跡地を買い取ったと言うHDiという会社がソファン電子と言う会社を作ってそこに看板を出したようです。私達は早速私達の地域を管理している輸出管理委員に訪ねて行って、このことを糺しました。そうすると貿易輸出管理委員は、これは不法だということでした。何故ならば買い取った会社がHDIであればHDIという会社の看板を付けるべきであってソファン電子と言う会社の看板を付けると言うのは、これは管理委員の規定にそぐわないと言う事でした。そして輸出貿易地域の事務所、管理委員の方でははっきりと明確にソファン電子に伝えたと言う事でした。それは何かというと、ソファン電子では、看板を付けるのは違法だと、これは規定にはあり得ないことなので又貸しのようなことはあり得ないことなんだと言う事をはっきりと申し渡したそうです。しかし、ソファン電子はこの申し入れを無視したのか、それとも、上層部の方で何らかの裏取引があったのかは知りませんが、これ見よがしにソファン電子の看板を付けて夜には赤々と光まではなっています。私達がソファン電子にせよHDIにせよ疑いの目を向けるのは、このやり方がサンケン電気にあまりにも似通っているからです。我々と話をしても常に嘘をつき手続き通りにやらない、卑怯なやり方はサンケン電気のやり方を彷彿とさせるので私たちとしては、このソファン電子の看板が建った後でも疑いが拭い去れません。志木駅ご通行中の皆さん、新座市民の皆さん、私達はサンケン電気により、不法にもサンケン電気により偽装廃業により路頭に投げ出された韓国の労働者です。そして、サンケン電気は私たちを追い出して地元企業で営業を続けており、韓国でも事業活動を行っています。私達が650日以上に渡って闘いを続けてこの籠城テントの中で寝泊まりをしながら闘いを続けているのにもかかわらず、サンケン電気は私達の声を無視して、話し合いにも応じようとしていません。志木駅ご通行中の皆さん、私達が何度もここで訴えていますが、私達の要求と言うのは簡単なことです。何かと言うとサンケン電気が、地元企業のサンケン電気と話し合いを行なおうと言う事です。この話し合い一点にかかっているので皆さん方からもサンケン電気が私たちとの話し合いに応じるよう、皆さん方からの助言、叱咤をサンケン電気に送ってくれるようお願いします。闘いが長引いているので私たち韓国サンケンの労働者達は正直言って非常に苦しい辛い時間を過ごしています。私達は悔しくて、無念でそして納得がいかない。だからこそ闘いを続けています。せめて、廃業の理由だけでも聞きたい。ちゃんとした話だけでも聞きたい。その様な思いで闘いを続けています。しかしサンケン電気は話し合いに応じようとしてきません。私たちを支えているのは最後まで闘えば必ず勝利すると言うその信念だけでありますが、私たちもその揺らぐ心を建て直しながら私達の闘いを続けています。〜〜〜インターネットの調子が悪い〜〜〜私達はこの苦しい中でも、必ず勝利するとその様な確信の下に闘いを続けています。正直言って韓国の中でも私たちの闘いに対して否定的な意見があるのも事実です。周りではいろんな声が囁かれています。幹部だけがやればいいじゃないか。組合員の生活も考えればいいじゃないか。心無い人たちは家族はこのような状況を知っているのか、家族のことを考えたらもうやめた方がいいのではないか。この様な声が囁かれているのも事実です。正直言って力のあるものだけが生き残ろうとするのが韓国の社会です。力のない者が力のある人たちに向かっていくのは無謀であり、あり得ないことだとされるのが韓国社会の状況です。しかし、私達はこのような中で日本の仲間の皆さんたちが闘っている姿を見て私達が励まされ勇気をもらって、今再び闘いに立ち上がっています。志木駅ご通行中の皆さん、また、近所のお店の人たちも、私達の訴えているアピールが皆さん方にとってみれば煩いかもしれない、迷惑かもしれない、その様な事を考えていらっしゃるかも、もしかしたらいるかもしれません。でも、私達のやむに已まれぬ気持ち、そして、工場に長く勤めていたにもかかわらず、一方的に納得いかない形で解雇された、私達の気持ちをくんでどうかご容赦いただきたいと思います。そして、サンケン電気に対してこの様なことを行うなという風に皆さん方も声を出してくださるよう心からお願いします。そして、サンケン電気に対して、少なくとも韓国の労働者と話し合えばいいのではないかと声を出してくださるようお願いたします。韓国の労働者は日本の仲間の皆さんと共に最後まで闘い続けます。皆さんどうも有難うございました。」 ゆいの会の皆さんから歌を歌っていただきます。女闘労俱楽部、サンケン太郎さん、ピースサイクルの皆さん、明大生協労組のメンバーの締めの発言をして、池袋へ向かう。 池袋事務所前 渡部共同代表の挨拶からスタート。次に埼玉市民の会の方の発言、続いてオンラインで韓国からの発言が続く。キムヒョンガンさんです。 次に日本からの発言に移っていきます。三信自動車、武蔵学園、尾澤邦子さん、最後に藤久ビルの7階8階に向けてシュプレヒコールをぶつけて集会を閉じました。 Created by staff01. Last modified on 2022-05-09 10:32:29 Copyright: Default |