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韓国サンケン労組を支援する会・6月10日第37回木曜行動報告

尾澤孝司さんの起訴に抗議する!サンケン電気は
株主の尾澤さんを株主総会に参加させろ!

6月10日、第37回木曜行動が取り組まれました。新座市内の本社工場前は、すっかり晴れて、爽やかな朝の中、抗議行動が始まりました。今日で尾澤さんが逮捕されてからちょうど1か月になります。話し合いを申し入れに行っただけなのに1ケ月も拘留して起訴までするサンケン電気と警察の悪辣な連携プレイに心の底から怒りがこみ上げてきます。今朝は新座警察に捕らわれの身の尾澤さんに届けてほしいと全国一般南部の組合員から檄布が届きました。檄布もスタンデイングの仲間入りし、サンケン電気本社を糾弾しています。志木駅前に行くと今日も所沢労音・ゆいの会の仲間が駆けつけています。韓国サンケン労組の仲間が今日も似顔絵で参加しています。池袋の東京営業所に行くと、闘病中の尾澤邦子さんが我々を待っていてくれました。皆と合流し、一緒に7階に行ってiさんを追及します。iさんに向かって「連れ合いを返してくれ。」「株主である尾澤孝司を株主総会に出られるようにしてくれ。」と鋭く追及しました。そして参加者全員がサンケン電気のやり方に怒りをぶつけました。

株主総会に尾澤さんが参加して会社側を追及されるのが怖くて、監獄に閉じ込めておくのでしょう。何もしていない市民を1ケ月以上も獄中に閉じ込めておくなんて人権侵害も甚だしいことです。今回の弾圧はサンケン電気資本と警察・検察権力が一体となった労働運動と日韓連帯闘争への破壊攻撃です。悪辣なサンケン電気本社の行為そのものが、日韓連帯闘争を闘う日本の労働者市民の怒りの炎に油を注ぐ結果となりました。韓国サンケン労組の事務局長のキム・ヒョンガンさんは次のように指摘しました。「平和的な話し合いを求める行動を嘘とでっち上げで逮捕させるやり方に、韓国の1970年代、80年代の様子を見ているようだ」と。韓国サンケン労組の闘いと私達の連帯闘争の広がりが株主総会を2週間後に控えたサンケン電気資本の焦りを呼んでいます。弾圧をはねのけ、仲間を早期に取り戻そう。偽装廃業・解雇撤回を断固勝ち取ろう。

6月10日サンケン電気本社前抗議行動

郵政ユニオンの仲間の発言で本社前行動がスタート。「ある組合、全国一般の南部の人達は、我々が依頼する前から私達が来ることを知っていて檄布まで作ってくれていたのです。『できれば尾澤さんに差し入れてほしい。それが無理だとしてもこの思いを伝えてほしい。そして、私達も全力で皆さんの行動に連帯し支えていきたい。』という言葉を頂きました。本当に感謝の思いしかありません。今広がりを力にして、株主総会を始め本当にサンケンを追い込んでいく偽装解散撤回と仲間を取り戻す闘いを私達も全力で取り組んでいきたいと思います。どうぞ皆さんこの闘いを最後まで支えていきましょう。」

続いて韓国サンケン労組のキム・ボンスさんよりオンライン・アピールが続く。「サンケン電気に出勤されている社員の皆さん、お早うございます。韓国サンケン支会の組合員です。私達は今年1月半ばに解雇されて以降、これまで一度も出勤が出来ない状況が長く続いています。今日も韓国サンケンの偽装解散反対・私達の解雇撤回のために連帯してくださっている日本の仲間の皆さんに感謝申し上げます。韓国サンケンが会社をなくしていくと言う決定をしてから長い期間が過ぎ、もう夏を迎えるに至っています。夏の暑さになり蚊が発生する事態になっています。私個人にとってはサンケン入社以来2回目の解雇攻撃です。会社で一生懸命に働きながら2度にもわたって解雇される、本当に惨憺たる思いです。私は2006年の2月に入社ました。それ以降、身体に有毒な化学物質を扱う、そういった仕事に携わってきました。様々な製品を作る中で、それも直に手で生産をしたために、それ以降ずうっと頭痛に悩まされてきています。それでも私達が汗を流し、生活のために働いていく職場ですから一生懸命に働いてきました。しかし、サンケン資本はこのように汗を流して一生懸命に働いてきた私達に対して解雇と言う血も涙もない酷い仕打ちをしてきています。去る5月10日やはり早朝の抗議行動が行われていました。その中で支援の方の一人が抗議のプラカードを持っていただけなのに、それでも逮捕されました。本当に酷い弾圧です。70代の方がどんな暴力行為が出来るんでしょうか。反対すると言う行為には権力の暴力を使っても弾圧すると言う、運動を潰していくと言うサンケン電気の酷さに本当に呆れます。結局今回の問題について誠実に向き合って解決していくと言うのではなく、ただただ、反対の声に対しては様々な策動を使って一方的に潰そうとする、それだけの姿勢をサンケン電気は示しています。しかし私達はこんな弾圧に対して委縮することはありません。むしろ連帯の輪が広がっています。日韓の労働者・市民の闘いの団結の輪が更に広がっていくことでしょう。私達韓国サンケン労組は、全ての問題が100%解決するまで工場前、国会前、大使館前、領事館前、全てのあらゆるところで闘いを継続していきます。サンケン電気の和田社長、直ちに決断してください。不当にも逮捕された人の起訴を取り下げ、そして釈放するように手を打ってください。そして韓国サンケンの偽装清算を直ちに撤回してください。もし、そうするのでは無ければ、責任の一切はサンケン電気本社にあるのだと言う事を肝に銘じてください。サンケン電気は尾澤さんを直ちに釈放してください。暑い夏の日を迎えて今日も私達に連帯闘争を繰り広げてくださっている日本の仲間の皆さんに感謝申し上げます。トジェン」

次に〇〇さんからの発言です。

「サンケン電気に通勤されている社員の皆さん。そして、近隣の住民の皆さん朝からお騒がせしています。この様なお騒がせしている根本原因はサンケン電気経営陣の酷い仕打ちにあると私ははっきりと申し上げておきます。サンケン電気は日本国内の工場閉鎖に対しては必ず労働組合ないし労働者との話し合いを通じて円満な解決をしてきています。しかし、私達が働く韓国にある韓国サンケンの工場を閉鎖するに当たっては、私達に対する一切の無視、嘘を積み重ねる酷いやり方一辺倒でした。既に2019年の段階で韓国サンケンの経営陣に対して本社が韓国サンケンの清算に対する方針を明示した書類を渡していました。今回の事態に対して、本社は韓国サンケンとは別の法人であるから私達本社とは無関係であると言い放ってきました。そして、韓国サンケンの清算に対しても本社は全く知らぬ存ぜぬの一辺倒を繰り返してきました。同時にまた、韓国サンケンの経営陣も自らの知らないうちに韓国サンケンの清算手続きが進められてきた、方針が決まった、と言い放ってきました。しかしすべての事実が明らかになった後でさえ全くこれに対してふんぞり返る、知らぬふりをすると言った態度をとってきました。サンケン電気の経営陣は数年前の私達の解雇に対する抗議闘争の中で、周辺住民に対して行った騒がしい状態を二度と作り出さないと約束したはずです。その時に本社が周辺住民の皆さんに二度とお騒がせするようなことはしないと言ったことははっきりとした約束でした。こうした約束をサンケン電気は踏みにじっています。そうした悪辣な行為は絶対に許すことはできません。周辺住民の皆さんこの抗議闘争の中で、支援する一人が不当にも逮捕され起訴されました。私達とは直接、何の関係もない韓国のサンケン電気の子会社で起きている事態で、これに憤り支援の手を差し伸べてくれていて、そして行動を行ってきた日本の市民一人が不当にも警察に拘束され逮捕されました。その時逮捕された人は韓国の公的機関が労使に対して話し合いを行うよう命じたことを何故会社は履行しないのか、このことに憤っての抗議行動でした。この民間の労使の争議に対して警察は介入してはならないと言う不文律があるはずです。まさにサンケンは反対の声を上げる市民に対して私達と日本の労働者市民が繋がることを断ち切ろうと警察にも要請して、警察の暴力をもって日本の市民一人を逮捕しました。まさに、これは乱暴者の悪辣な攻撃を一般の企業が行うと言ったことに他なりません。今回日本の市民一人が不当にも逮捕された理由と言うのは『暴力行為』だと聞いています。しかし、会社に対して抗議の声を上げた市民が暴力行為に当たるような行為は一切行っていないと言う証言が続々と上がっています。しかし、そうした市民の声は黙殺され、日本の市民は不当にも逮捕されました。サンケン電気本社はその証拠として見做しているビデオカメラを全て公開する必要があります。もし、そのビデオに警察の言う暴力行為がなかったならば今回この事態を起こした責任者は全て処罰されなくてはなりません。そして、その過程の中で一体真実は何なのか、サンケンがやったことは何なのかと言う事が暴かれなければなりません。今回逮捕された市民の会のおひとりは今後予定されている株主総会において、今回韓国サンケンにおいて起きていることがいかに不当なことであるかをはっきりさせるために発言を予定していたと言うふうに聞いています。しかし、和田社長は株主総会で自分がやった酷いことを明らかになることを防ぐために、抗議する市民の発言が株主総会で行われないために、警察を動員して不当にも逮捕しました。和田社長、あなたにはいったい良心はあるのですか。逮捕された人は持病を抱えて薬が必要な人です。今回逮捕された人のお連れ合いも又闘病中なんです。にもかかわらず、闘病中であるがゆえにきちんとした対応が無理である状態であるにもかかわらず、警察は家宅捜索を長時間にわたって行ってきました。この事態、弾圧の話を聞いたとき本当に私達は血が煮え立つような怒りを覚えました。心から訴えます。今起訴されている仲間を一日も早く釈放しなさい。そして、また韓国サンケンの不当な清算手続きを撤回して原状復帰を求めます。そのことを行わなければサンケン電気に対する社会的な批判、非難は絶えることがないでしょう。最後に、今日も朝早くから私達の闘いに連帯してくださっている日本の仲間の皆さんに感謝の言葉を申し上げます。ぜひ、まだコロナ事態が終わらない中で健康にお気を付けください。私は今日もサンケン電気の非道なやり方を明らかにしていくために一日一生懸命闘ってきます。トジェン」

埼玉市民の会のメンバーが続きます。

韓国からの発言を続けます。「ペ・ピョンゴンと言います。私はサンケン電気に入社して15年目になります。今、足早に出勤を急いでいるサンケン電気社員の皆さん、もし、皆さんが入社以来5年以上たっているのであれば2016年私達韓国で働く労働者が遠征闘争をして解雇撤回闘争をこの本社前でしたことを覚えていらっしゃるだろうと思います。5年前私達韓国サンケンで働く労働者はここ本社前、そして志木駅前で解雇撤回の抗議闘争を行いました。それから毎週交互ですけど川越工場そして池袋にある営業所に対しても抗議の行動を行いました。私達韓国サンケン労組はどんな弾圧にも負けない、そして揺るがない団結を維持し、日本の仲間の皆さんの連続闘争をしてくれたその成果として翌年2017年6月に現場復帰を勝ち取りました。出勤中のサンケン電気の社員の皆さん、私達は4年前の2017年に解雇撤回闘争の勝利の下に現場復帰した際、会社側との間で約束を結びました。それは、韓国サンケンに働く労働者の雇用に重大な問題が生じた折には必ず会社は労働組合と話し合って協議し、そして合意をすると言う内容でした。私達が働く韓国サンケン電気の工場の手続きに関しては数年前に約束した会社との約束は一切踏みにじられました。そして今日に至るまでの数年間の間に、私達の工場では作れば作るほど赤字が出るそういったものしか生産することができませんでした。私達労働組合の話し合いに対して会社側は誠実な対応で応じることはただの一度もありませんでした。私達は再びこれまで一生懸命働いてきた職場に一日も早く復帰したいです。和田社長、今、私達の闘いを支援する中で不当にも逮捕された尾澤さんを一日も早く釈放して家族の下に戻ることが出来るようにしてください。私達が働く韓国サンケンの工場の偽装清算を直ちに撤回して正常に現場復帰する、原状復帰することを来る株主総会で必ず決定してください。今日も朝早くから連帯して下さる日本の仲間の皆さん、本当にありがとうございます。健康にお気を付けください。トジェン」

「お早うございます。私は韓国サンケン労組の支会長を担っているオヘジンと言います。今日も私達は、これまでと変わりなくサンケン電気による韓国サンケンの不法な偽装清算に抗議の声を上げるために今、声を上げています。そしてまた、抗議闘争をする日本の仲間に対して警察に通報して逮捕、起訴と言う事態を作り出したサンケン電気本社に対する抗議も同時に行います。サンケン電気に対して私達がこれまで要求してきたことは一体何だったのでしょうか。私達が本社に対して要求してきたことはただ一つ、今回の事態を解決するために話し合いで解決しよう、労働組合との話し合いの場に出てきてほしい、その一点でした。しかし、サンケン電気は私達の平和的な要求に対して警察権力の暴力でもって答えてきました。これがこれまで私達の話し合いの要求に対して無視をし続けてきた、そうした自らの本質を明らかにする、そうした事でしょうか。今回の日本の仲間の逮捕、それから起訴に至る過程を見れば、私達が話し合いで解決しようという要求に対して会社側がこれを一切無視をして一切耳を傾けない。そういった態度で根っこが同じことだと思います。あるときサンケン電気本社は韓国の問題は韓国の中で解決しろと言ってきました。しかし、実際にやったことは何の決定の権限もない、そして決定する能力もない社長を押し立てて私たちに向い合せました。そのことで自分たちの酷い行為を覆い隠そうとしてきたのです。しかし、そうしたサンケン電気に対して韓国の地方労働委員会は今回の事態に対して話し合いを行えと言う勧告を会社側と労働組合に対して行ってきました。ですから私達は、韓国の公的機関が勧告を出したのだから会社に対して会社はこれに応じろと言う要求を上げてきました。ところがこの要求をしに行った日本の仲間の一人を、サンケン電気は警察に通報して逮捕し去ると言ったことを行ってきました。これに対して韓国の国会議員41名が逮捕された日本の仲間の嘆願書を本社と日本の政府機関に送付しました。こうして韓国の国会議員の釈放を求める嘆願書が着いたその日に、警察そしてサンケン側の策謀によって逮捕された仲間は不当にも起訴されてしまいました。いったいこれは何を意味しているでしょうか。これは正にこれまでサンケン電気が一貫してとってきた欺瞞的な態度を改めて証明するものでした。抗議する労働組合・労働運動を弾圧で潰してそして、日韓民衆連帯を根底から突き崩そうとするのがサンケン電気が行ってきたことです。そんな酷いことをしておきながら、厚かましくも地域の人たちとコミニュケーションをとって行くなどとよくも言えたものですね。サンケン電気の言う意志疎通と言うのは住民と労働者との意思疎通ではなく、ただただ、警察と意思疎通をすると言う事をしっかり示しています。本当に恥も知らない非道なやり方に対して怒りを禁じえることが出来ません。暴力的に弾圧して私達の闘いを潰そうとすることが出来ると思っているのでしょうか。それは全くの錯覚です。どんなに弾圧されても私達は闘いを諦めるわけにはいきません。むしろ逆に堂々と前進を勝ち取っていきます。今日も朝早くから連帯行動に立ち上がってくださる仲間の皆さんに感謝申し上げます。弾圧に対しても怯むことなく、むしろ堂々と、そして、参加する方々も増えていくそして闘いを前進させている闘いに本当に敬意を表します。サンケン電気が自らの過ちを認めるどころか、自らの過ちを覆い隠すために公権力、警察権力を導入して弾圧に踏み込んだことは正にサンケン電気が過ちを犯したことを自ら証明するものになっています。今回の弾圧の事態を見た私達は自分たちの闘いが正しいものと改めて確認することが出来ました。ですから私達は絶対に闘いを諦めることはしません。私達は尾澤さんが釈放されるまで、私達が解雇撤回させ現場に復帰するまで、闘いを継続していきます。どんな弾圧にも負けず闘い勝利に向かって突き進んでいきます。是非とも仲間の皆さん、健康にお気を付けください。そして、私達の闘いが正義であることを正しいと言う事を私たち自身もそうですけれど相手に対してサンケン電気に対してきちんと認識させる、そういった日が来るまで続けていきましょう。ありがとうございました。」(32名) 本社前の行動をHOWSのメンバーが締めくくり志木駅前に移動する。

志木駅前に移動して新座市民、志木市民に対してサンケン電気の悪辣な経営を糾弾し解雇撤回、弾圧やめろ、の声を上げる

6月10日志木駅前抗議行動

梅雨に入る前の晴天が続く良い天気。今日は30度を越える天気になるとの事、暑さにもめげず、韓国からも尾澤さんを釈放しろの声が届く。韓国からは韓国サンケン労組のキム・ウニョンさんが発言。「韓国サンケンで解雇にあった労働者です。志木駅を利用されている市民の皆さんは、私達は長い間ビラを配ったり、宣伝活動を行ってきましたから、韓国サンケン電気、サンケン電気の子会社で何があったのか知っていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思います。今日は私達自身の闘いもそうですけど、韓国サンケン労組の闘いに連帯してくださった仲間の皆さんについてお話をさせていただきます。私達韓国人の少なくない部分が戦前の日帝植民地支配のことを思い出すたびにやはり、その中で行われた非人道的なことに対する怒りそして悲しみと言ったことから、日本に対して不信感と言うものが拭えないものとして、私達の気持ちの中にはあります。私自身もやはり日本に対してよくないイメージを持っていました。しかし、5年前の2016年翌年の2017年にかけて私達が不当にも整理解雇された際に日本に来まして、ここから歩いて10分ぐらいの所にある、サンケン電気本社前で抗議行動を行いました。その中で多くの日本の市民の皆さん、労働者の皆さんが私達の闘いを応援してくださり連帯行動を行ってくださいました。そのことによって、私の日本人、日本に対する考え方が大きく変わりました。私は2016年、2017年にかけて、約8か月間に渡って日本に参りまして、そして遠征闘争を行い、本社前抗議行動を行ってきました。その中で支援してくださる多くの日本の皆さんと出会い、そして本当に恩を受け、そして支援を受けてきました。その時、私達韓国人労働者がここ日本に来て闘争を展開する中で住居の問題、箸、スプーン、食器、ご飯茶碗のことにまで、全てのことにまで渡って日本の仲間の皆さんが支援をしてくださいました。そして、私達が日本の地で、外国の地で闘いを展開する中で寂しくはないか、苦しんではいないかと言う気遣いを常にしてくださり、そして私たちが闘いに勝利し闘いを終える日までそのことは続きました。私達が現場に復帰してから3年、工場に復帰しそこで働くことになりました。しかし、会社はその過程の中で虎視眈々と私達の働く工場の閉鎖の準備を進めてきました。そして、コロナウイルスの拡大の中で私たちが前のように日本に来ることはできない、そうした状況の中であの時に支援して連帯してくださった方、そして今回新たに参加して下っている方、仲間の皆さんが私達に連帯して抗議行動をしてくださっています。先月5月10日には新座市にあるサンケン電気本社前で抗議行動を行っていました。仲間が抗議行動を行っているうちに警備員が増強されていました。その中で私達の仲間にいちゃもんを付けて、そして警察に通報するに至りました。駆けつけた警察はその支援の仲間に対して何もしていないのににもかかわらず、詳しい調査も行わずこの仲間を警察署に連れ去り十分な取り調べも行わないで逮捕しました。先月5月10日に逮捕された日本の市民の方は私達にとって本当に親のような存在です。自分のことについては多くの犠牲を払いながら、全てのことは私達、韓国サンケン労組のために尽力してくださるそういう方でした。逮捕された日本の仲間は30年前、40年前の韓国スミダの闘いを支援することを皮切りにして、韓国に進出した日本企業が工場を閉鎖する、あるいは労働者を不当にも解雇すると言ったことに対して抗議を行い、韓国の労働者に連帯する国際的な労働者の連帯活動を行ってきた方です。今、宣伝活動している方々も同じようなことをされてきた方々です。今、韓国と日本の間では戦後補償問題、あるいは植民地時代の人権を踏みにじる、そうした行為に対する様々な闘い、運動が展開されている中でやはり日本に対する韓国人のイメージはいいとは言えません。その中でも志木駅前で宣伝している皆さんこそが日本に対する韓国人のイメージを維持している役割を果たしています。その様に日本に対する良いイメージを維持してきたそういう人を日本の警察は不当にも逮捕してしまいました。私は、この支援の仲間を逮捕させたサンケン電気を批判します。私達は闘いによってその方を助け出します。ご通行中の皆さん、皆さんも是非この日本の支援する仲間を不当な逮捕を直ちに撤回させるようサンケン電気本社に対する働きかけをどうぞ宜しくお願いいたします。私達は正義を守るための闘いをしています。そして、私達の正義を守る闘いは必ず勝たねばなりません。日本の仲間の皆さん、是非とも私達の闘い勝利を掴み取りましょう。そして闘いの中で尾澤さんの釈放を、救出を勝ち取りましょう。皆さん勝利の日まで共に闘っていきましょう。  トジェン」

「私は韓国サンケンで働いてきたヤンソンモと言います。今年1月20日にサンケン電気本社の不当な決定によって、工場が清算され不当解雇の状態になっています。直接この場には駆けつけることが出来ず、どうしてもネット通じての発言になると言う事をご了解いただきたいと思います。今日も朝早くから私達のために連帯行動に参加してくださった日本の仲間の皆さん本当に感謝申し上げます。と同時に本当に申し訳ないと言う気持ちを抱いていると言う事も申し上げておきます。そしてその感謝の気持ちと申し訳なさをどう表現したらよいか分かりませんが、私達の闘いだけではない。韓国と日本を貫いた同じ闘いなんだと、自分たちの闘いとして捉えてくださり立ち上がってくださる皆さんに本当に心から感謝いたします。改めて感謝申し上げます。そしてサンケン電気株式会社は子会社である韓国サンケンの偽装廃業を直ちに撤回しなければなりません。サンケン電気、いったい何やってんですか。私達韓国の労働者を踏みにじるだけではなく同じ国の国民の日本の支援者までこれを踏みにじることをしているのは一体何故ですか。サンケン電気は一体何でこんな酷いことが出来るんですか。何もやっていない市民に対して警察に不当にも通報して逮捕し、そして起訴にまで至らしめる、一体これは何ですか。サンケン電気は今回の事態に対して自分たちは知らないと思っているかもしれませんが全くの間違えです。今回の日本の支援する人の逮捕は警察とサンケンが一体となって行った策動です。今回の支援する仲間の逮捕と言う事態はサンケン電気が本社抗議行動を恐れていると言う事、私達と連帯してくださる仲間の皆さんの訴えが日本の労働者市民と結びついていること、一つになることを何よりも恐れているからの暴挙だと思います。ご通行中の市民の皆さん、サンケン電気は地域住民と意思疎通を図るコミニュケーションを図るきっちりととっていくと宣伝しています。しかし、今回の事態は一体なんでしょうか。市民とコミニュケーションを採るのではなく警察とコミニュケーションを取り、何もしていない市民に対して弾圧し逮捕、そして、起訴に追い込んでいくと言ったことを行っているのがサンケン電気本社です。韓国でも今回の日本の支援の仲間の皆さんに対するような何もやっていない市民に対する不当な警察の逮捕と言う事態が韓国の過去の歴史の中には様々ありました。しかし、20世紀が終わり、21世紀に入った中でしかも日本の中で同じようなことが起きていることに対して私達は驚きと怒りを禁じえることが出来ません。サンケン電気の社長は直ちに何もしていないのに逮捕された支援の仲間が一刻も早く釈放されるように努力、力を注ぐべきです。そして、謝罪をしなければなりません。日本の警察・検察はこうした不当な弾圧に対してその過ちを認めすぐ謝罪を行うべきです。そして、逮捕された方の家族に対しても謝罪も同時に行われるべきです。今回の事態が起きた根本原因はやはり私達が働いていた韓国サンケンの違法な清算、これが発端になっています。つまり、この事態の責任は警察にもありますけど同時にサンケン本社にもあるのだと言う事を和田社長は肝に銘じなければなりません。これまで私達韓国の労働者に対するすべてを踏みにじってそして無視してきた、そういった行為が行われてきましたが今回の事態はそれに加えて自国民の日本人に対するそうした抗議の声をあげる人たちに対する弾圧にも、サンケン電気の本質が明らかになったと思います。その責任から免れることはできません。皆さん、こんな酷いことをして止まないサンケン電気を放置していいのでしょうか。感謝してもいいでしょうか。自分たちに反対する声を全て警察権力の力をも動員して押しつぶそうとする、そうした企業のやりか他を放置していいでしょうか。企業の利益を上げるためには企業としての社会的責任を一切踏みにじる企業として守らなければならないそうした、社会的な規律をも踏みにじっていくそういったことを行っていく和田社長、株主総会後の新たな状況に入る前に自らがまいた種は自らで刈り取っていく、そうした事を、和田社長貴方は必ず行わなければなりません。この様な措置をとることがサンケン電気が生き残っていく企業として残っていく唯一の道だと思います。これまでの非道徳的なことをしっかりと反省し、和田社長は今回の事態の解決をはっきりと図っていかなくてはなりません。今回の私達が働く韓国サンケンの工場に対する不当な違法な会社清算手続きを直ちに撤回しなければなりません。そして、工場をまた稼働させ、そして、私達が現場に復帰してまた働くことが出来る状況をサンケン電気はきっちり作らなければなりません。しかし、そのためにも私達労働組合との話し合いの場にサンケン電気は直ちに応じなければなりません。暴力と弾圧によっても問題は一つも解決はしません。話し合いを通じてのみ今回の事態は解決することが出来るんです。そのためにも、会社側はこれまでの私達の話し合いの要求を無視するのではなく、話し合いに応じてそして問題の解決を平和裏に行うことを会社に対して強く求めます。今日も本当にありがとうございます。そして明日も、今後も私達の皆さんに対する感謝の気持ちは変わりません。勝利するまで一緒に闘っていきましょう。ありがとうございました。」

韓国サンケン労組のペク・ウンジュさんからの発言です。

私は十数年間に渡って韓国サンケンで働いてきました。そして5年前にも一回解雇されましたけれど解雇撤回させ、職場復帰しました。そしてまた今度2度目の解雇を迎えました。韓国サンケンは馬山の自由貿易地域で様々な税制上の恩恵を受けきて、莫大な利益を得てきた企業です。一時社員が400人以上になったことがあります。適切な時期がいつか見定めて投資をすれば更に利益を上げることが出来たのに韓国サンケンは2009年以降あらたな投資は一切行いませんでした。ただ行ってきたのは社員に対する人員削減リストラ策でした。そして新たな分野の投資は全く行わないで縮小しながらも事業を展開してきたのが韓国サンケンです。これまで先ほど申し上げました様に様々な税制上の恩恵を受けつつ、莫大な利益を上げてきた韓国サンケンは恩恵に対する恩返しを行うのではなく撤収しようとする、正に食い逃げ企業そのものです。結局本社の支持なしには何も方針も立てられない生産も出来ない、そういった子会社である韓国サンケンが今回累積した赤字を理由にして廃業を決定し強行しました。韓国サンケンには金属労組韓国サンケン支会という労働組合があります。会社と労働組合の合意事項、約束事項である労使協定についても会社側はこれを守らず一方的に踏みにじりました。日本の皆さんはこうしたやってはならないことを平気でやっているサンケン電気と言う企業をほったらかしておいていいでしょうか。まさに、今のサンケンの成長は韓国の労働者の血と汗の労働の中で生まれた利潤によってなされたものです。サンケン電気がこの間行ってきたのはわざと赤字が出るような生産工程を設計して実行させ、そして労働者の交渉もせずまた、その声を聞こうともせず解雇撤回の声を上げて連帯している日本の仲間に対しては警察の暴力を導入して、そして不当にも逮捕する。そうした悪辣な本質をまざまざと表しているのがサンケン電気株式会社です。私達が一体何をしたと言うのでしょうか。何か過ちを犯したでしょうか。また、5月10日逮捕された日本の支援の仲間が何か過ちを犯したでしょうか。何も犯していません。しかし、サンケン電気は自分たちの過ちを認めないどころかすべての責任を私達労働者とそして支援してくれている日本の仲間に被せて暴力的に逮捕してしまったのがサンケン電気株式会社です。本社前で私達に連帯して抗議行動をしてくださる日本の皆さんの姿を見るとき、またサンケン電気株式会社の社長宅で抗議の声を上げている姿を見るとき、また、このようにビラをまきながら宣伝をしてくださる皆さんの闘う姿を見るときに、私は本当にありがたいと言う気持ちと申し訳ないと言う気持ちが入り混じった気持ちを抱いて皆さんの闘いを見てそして繋がっています。サンケン電気のように人の権利も人権も全く踏みにじる企業がある一方で、支援してくださる皆さんのように私達の闘いに良心の呵責、痛みを感じて連帯してくださる、そうした素晴らしい日本人もいると言う事を私達はしっかり認識しています。ご通行中の皆さん、今月6月25日にはサンケン電気株式会社の株主総会が予定されています。私達との話し合いを一切踏みにじる労働者の声に耳を傾けない企業、嘘の通報によって警察を呼び、そして抗議する何もしていない市民を警察が逮捕し、そして、起訴にまで至っている、そうした原因を作った悪徳な企業であるサンケン電気株式会社にお声をお寄せください。悔しい思いをしながら今なお獄中で拘束されている仲間が釈放されるまで自由の身になるまで、そしてまた私達が不当解雇撤回させてまた、工場に戻ってこれまでと同じように働くことが出来るようご通行中の皆さん是非とも力をお貸しください。皆さんの私達へのご協力が何よりも切実な大切な時期です。そして是非ともサンケン電気株式会社に対する抗議の声を寄せてください。そういったことが私達の大きな力になります。私達も韓国の地で不当にも逮捕された日本の仲間が一日も早く自由の身になるように力いっぱい闘っていきます。蒸し暑い日々が続く中、私達に対する連帯闘争を続けてくださる仲間の皆さんに感謝申し上げます。トジェン」

志木駅をご通行中の皆さんお早うございます。そして、私達が働く工場の偽装廃業を撤回、私達にかけられた解雇を撤回させる闘いに連帯してくださる日本の仲間のみなさんお早うございます。私は韓国サンケン労組の事務局長を担っているキム・ヒョンガンです。志木駅をご通行中の皆さん私達は毎週木曜日本社前にコロナのせいで行けないためにこのようにネットを通じてオンラインで抗議の声を上げ続けています。ここの志木駅から遠くない新座市に本社があるサンケン電気株式会社が自分たちの子会社である韓国サンケンで累積赤字を理由にして、偽装廃業をしました。私達が働く韓国サンケンという工場が偽装廃業に追い込まれたのは、本社があげている理由は赤字がたまったからだと言っていますが実際にはそうではありません。私達労働組合がいるからと言う事がサンケン本社が偽装廃業した一番の理由です。これは私達が作った話ではなく韓国サンケンの前社長が直接言った言葉です。5年前韓国サンケンで働く生産職、工場で働く労働者だけを全員解雇するという事態が発生しました。私達韓国サンケン労働組合は全員が組合員です。つまり5年前韓国サンケンで働く私達生産職の労働者だけを解雇すると言うのはつまり、労働組合と言うものをなくしてしまう、圧殺してしまうと言う事を目的としたものです。8か月にわたる闘いを私達は行い日本の仲間の皆さんのおかげで、私達は解雇を撤回させ職場に戻ることが出来ました。サンケン電気はしかし、この私達の現場復帰に対して自ら行った判断が誤りであったと認識しているようです。当時の解雇撤回闘争が勝利した理由の一つが韓国にある地方労働委員会、中央労働委員会が解雇は不当である、撤回せよと言う命令を下したことがその原因の一つです。しかしこうした労働委員会の決定に対しても、これを不当であると認識しているサンケン電気は正に法を順守する順法精神が全くないと言わざるを得ません。郷に入れば郷に従えという言葉がありますけど、韓国で起きた事態に対して韓国の公的な機関が下した決定に対しても、これを不当だと言うサンケン電気に経営する資格などありません。サンケン電気株式会社は、私達が働く韓国にある韓国サンケンがある国の法律に従うことを強く求めます。志木駅をご利用中の皆さん。私達の闘いに連帯してくださる自国で起きた問題ではないにもかかわらず、私達韓国の労働者の闘いに心を寄せ連帯してくださった市民のお1人が不当にも支援活動中に警察に逮捕、投獄されました。私はその人に何故韓国の労働者の支援をするのかと言う事を聞いたことがあります。それに対してその人は悪いことを行っている日本の企業はそのことに対して社会的な批判をされなければならない。批判を受けなければならないと答えました。5月10日に逮捕された支援の仲間は5年前に私達が不当解雇撤回の遠征闘争を行うときも全てのことを犠牲にしてあらゆることを私達に行ってくださいました。様々な支援を行ってくださいました。必要なものはないかと言う風に絶えず私達に問いを投げかけてくれて、必要なことは全てを私達に提供してくれました。私達には十分な食事を準備しながら自分は100円、200円のパンを買って凌いでいくそういう方でした。その様にしながら私達には喜んで支援をしてくれました方です。5年前に私達が遠征闘争をした時チームを作って交代で遠征闘争を継続してきましたが、日本への遠征闘争を終えて帰国の途に就いた仲間に対して、家にばかり閉じこもっていないで少し外に出ようと歓迎の場も準備してくれましたこともありました。志木駅をご利用中のみなさん、私達に対してこの様にまるで親のように、親であるかのように支援してくださった方に対して、私達がきっちりと対応していくと言うのは当然のことではないでしょうか。自分の親が何もしていない無実の罪で捕まり投獄されたら皆さんどう思われますか。どう行動されますか。私は逮捕された仲間が釈放されるまで自由の身になるまで、必ず最後まで闘っていきます。サンケン電気本社は労働組合との話し合いに応じろと言う市民の声に対して警察権力の手で無残にも逮捕し、そして投獄しました。警備員に対して暴力行為を行ったと言う嘘の申告を警察にし、警察を呼んで逮捕して投獄までさせました。そしてまた、暴力行為の証拠を見つけるためだと言って、お連れ合いが闘病生活であるにも関わらず、家宅捜索を強行して、それも長時間にも及びました。癌と闘う闘病患者がいるその家宅、病状を全く顧みることなく長時間にわたって家宅捜索は行われました。まさにこう言った状況に追い込むのは闘病生活の人間に対して、病の進行を促すことに他なりません。まさに人道にもとるそうした行為だと言わざるを得ません。もしも日本が法治国家であるであるならばとても起こりえる話ではありません。そしてその証拠として挙げられたのが監視カメラに映った映像だと言う事です。サンケン電気は民間の労使紛争の問題を警察の動員をも要請して正に警察の弾圧をも呼び込む、そうしたことまで行いました。資本が自らの利益を守るために警察を動員してそして労働者の闘いを踏みにじってきた行為に他なりません。志木駅をご利用の市民の皆さん、自分たちの利益を守るために抗議の声を圧殺する、圧し潰していくそのために警察を導入して公権力の力をもって反対の声に対して逮捕と起訴という形で答えたサンケン電気に是非とも声をお寄せください。民主主義を踏みにじり、そして人権を蹂躙する日本の警察と検察に対して抗議の声を上げてください。罪を犯していない無実の市民が今、不当逮捕され拘置されていますが、一日も早く自由の身になるように是非とも抗議の声をお寄せください。ありがとうございました。」

志木駅前での抗議行動の最後に争議団連絡会議の三進自動車の当該からの発言で締めくくりました。

6月10日池袋・東京営業所前抗議行動

尾澤邦子さんの発言、闘病中の尾澤邦子さんが駆けつけて発言します。

「こんにちは、夫が5月10日に逮捕されてもう1か月になります。何でこんなに長くも拘留されなくてはならないんだ‼ と本当に腹が立ちます。逮捕されて、その後、拘留理由開示公判と言う裁判がありました。5月20日でしたね。私も埼玉地方裁判所に行き傍聴しました。裁判見ていました。聞いていました。暴行って言っていました。両手でプラカードの様なものをもってそれで押したことを暴行だと言う。それで弁護士が、どういう暴行なのか、どんな風に行われたのかという事を訊いたら裁判長は「お答えできません。」と言う始末です。元々ありもしない暴行をでっち上げたわけですから答えられるはずはないのですが、裁判所がそんなことを言っているのなら、ああ、これはすぐに釈放されると私は思っていました。ところがですね、次の日、21日私の家に来たのは埼玉県警でした。本当に家の中から外の見回りから合わせて13人ですか、家の隅々まで見られました。私の箪笥の中までひっくり返して見ていました。本当に侮辱ですよね。酷いです。こんなことが許されるのか、人権侵害プライバシーの侵害があるのかと本当に思いました。もうそれで31日起訴されました。「暴行」に加えて「威力業務妨害」と言うこんなことが許されません。サンケン電気、このサンケン電気、悪徳企業サンケン電気、絶対許せません。こんなでっち上げを行い、夫を起訴した。1か月たっても夫を返してよこさないこのサンケン電気絶対に許せません。私はいま、乳癌で抗癌剤の治療をやっています。なんかもう、立っているのもしんどいんですけど、でも訴えずにはいられない。このサンケン電気を絶対に許せないと言う思いでここに立っています。これから〇〇でお金もかかるし時間もかかります。本当に大変だと思いますけど皆さんのお力を是非是非貸していただきたいと思います。尾澤孝司の早期釈放と韓国サンケン労組への闘いの支援是非宜しくお願いしたいと思います。トジェン」 その後埼玉市民の会、韓国良心を救援する会、ユナイテッド航空労組、メトロ倶楽部の仲間からの連帯の挨拶がありました。

「皆さん、こんにちは私は韓国サンケン労組の支会長のオヘジンと言います。本当にサンケン電気の汚いやり方に私は言葉を失いました。韓国にも多くの日系企業が進出していますが、これほどやり方が悪辣で卑怯で汚いやり方をする会社は本当に初めてです。私は本当に怒りに燃えています。こんな会社がグローバル企業だと言う事が信じられません。自分たちのことを高い道徳性がある、倫理的にかなった企業だと言っておきながら裏では汚いやり方をするそんな会社がこの世のどこにあるのでしょうか。人間であるのであれば、少しでも良心のかけらでもあれば自分の身の回りを見渡してすぐに正していくのが普通の人間じゃないんですか。そういったことでも韓国でやったことでも恥知らずなことをやっているのに、今度は日本の市民を、会社に申し入れをしているその様な市民をでっち上げの罪で引っ張り、そして拘束しています。少なくとも自分たちがやっている過ちに対して糾弾を受けるべきなのに、そんな会社なのに自分たちの恥を上塗りするかのように、またもや過ちをするこんなことは到底許すことはできません。私達はこれまでもずっと話し合いを要求してきました。私達がこれまで話し合いを要求してきたのにもかかわらず、これに答えるかのように逮捕、拘束と言うような形で答えてきました。サンケン電気は本当に非常識的なことを行っています。法治国家ともあるまじき埼玉県警とつるんで、一人の市民に対して人権抑圧を行っています。こんなことが日本で許されていいものなのでしょうか。日本が法治国家であるならば民主主義を標榜する国であるならばこんな事があっていいはずがありません。この様な非常識なやり方をするサンケン電気がどうして正直な会社と言えるでしょうか。自分たちの恥知らずの行いを隠すために今度は弾圧をしてくる、このようなサンケン電気は極悪非道な会社です。これまでも韓国サンケンでは私達が民主的な労働組合を結成したと言う理由で数々の弾圧をサンケン電気は行ってきました。過去は女性の組合員が大勢いてそして工場でも女性組合員が大勢働いていました。その当時は男性を管理職にして、そして女性の労働者を弾圧すると言う事を平気でやってのけたのがサンケン電気です。そして民主的な労働組合を弾圧するように、その様に今までも労働組合を毛嫌いしてきたのが正にサンケン電気のやり方です。今になって韓国サンケンで行われていた1980年代、90年代のことがどういう事だったのか、今になって私達にも分かるようになりました。自国の市民をもこんなに弾圧する会社サンケン電気が他国に進出してどのようなことをするか皆さんにも想像できるのではないでしょうか。これまでのやって来たことを反省することはおろか、むしろそれに上塗りをするように弾圧とそれに酷いことを行っているのが現在のサンケン電気の姿です。この様なサンケン電気のやり方に私達は一歩も引くことなく闘いを続けておきます。サンケン電気が私達に弾圧を加えれば加えるほど私達の団結は更に強まり、これに対する反撃も更に強まっていくしかありません。この様な悪徳な企業は多くの人たちの力によって糾弾されていきます。なぜならば日本の多くの市民の人たちは、また多くの労働組合市民団体の人たちがこの様な酷いやり方は黙って見ていないからです。日本でも韓国でもこの様な酷いやり方を糾弾しそして暴露する、その様な闘いが全国各地で行われています。私達は韓国でも闘いを続けています。ソウルの日本大使館前で、釜山の日本領事館前で、私たち韓国サンケンの労働組合と私達の上部団体である全国金属労働組合、そしてまた、ナショナルセンターである民主労総の方からこの問題に対する糾弾の声明が発表されました。そして、大使館前では連日のように集会が開かれ私達は声を上げ続けています。今回ついに国会議員の41人の人が埼玉地検宛に嘆願書を送達し、そしてサンケン電気のやり方に対することを韓国の社会でも大きく取り上げられるにいたりました。サンケン電気は今に思い知るでしょう。きっと自分たちがやったことを後悔するに違いありません。日本の全国各地でもサンケン電気を糾弾する声が高まっています。そしてサンケン電気が恥知らずな企業として、そして、嘘とでっち上げを行う企業として更にこの糾弾の声は高まっていくに違いありません。サンケン電気はこのようなやり方を続けていれば更に多くの人から糾弾の声が高まることになります。暴力と言うのは人間がやることではありません。サンケン電気は一人の市民に対し暴力的に襲い掛かりそして自分たち自身が獣のような存在になってしまいました。この様な獣のような企業に対して私達は真っ向から人間として相応しくこれに立ち向かっていかなくてはなりません。私達は日韓労働者が団結して一つとなってサンケン電気に思い知らせてやりましょう。相手側が暴力的に襲い掛かって来るならば、私達は、花が咲くような団結の力で共に助け合い共に思いやって闘いぬいていこうではありませんか。私達は最後のその日まで現職に復帰し元に戻る、工場に戻るその日まで頑張って闘いを続けていきます。皆さんありがとうございました。トジェン」

最後にシュプレヒコールで締めました。


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