尾澤孝司さんついに保釈かちとる!/妻・邦子さん「サンケン電気の仕打ちを絶対に許せない」 | |
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尾澤孝司さんついに保釈かちとる!〜妻・邦子さん「サンケン電気の仕打ちを絶対に許せない」12月27日19時すぎ、まっくらな闇に包まれた「さいたま拘置支所」前には10人以上の支援者が待っていた。そして午後8時半、警備員に連れられてついに尾澤孝司さんが姿があらわした。花束を手に待ち構えているのは妻の邦子さん。5月10日に逮捕されて以来、じつに7か月半が経っていた。面会禁止が付いていたため、じかに会うのも初めて。出てきたとたんに抱き合う二人(写真)。かわす言葉は「元気?」「体は大丈夫?」だけ。お互いの体のことを気にする言葉しか出てこなかった。 その場ですぐに、スマホで韓国サンケン労組のキムウニョンさんたちとつながった。日本語とハングルが入り交じって喜びを分かちあう光景となった。韓国KBSテレビもしっかり取材していた。 尾澤孝司さんは元気そうだったが、やはり73歳。「独房は暖房がなく寒さがつらかった」という。そして10キロもやせたと。「いま何が食べたいですか?」と聞くと、食べ物でもお酒でもなく「おいしいコーヒーを飲みたい」との答えが返ってきた。独房でいつも考えていたのは、韓国のこと、そして仲間のことだった。しきりに「みなさんに迷惑をかけて申し訳ない」と語る孝司さん。でもでっち上げ逮捕で本当に迷惑をかけたのはサンケン電気と警察だった。妻の邦子さんは「これほどまでのことをしたサンケン電気を絶対許せない」と怒りをあらわにしていた。 保釈金は300万円だった。その上いろいろ活動制限の条件もついていた。尾澤孝司さんの事件は、関西生コン弾圧事件と同じように、ものいう人たち、たたかう人たちへの権力の仕打ちだった。 保釈を求める署名はこの日までに、個人9037・団体613が集まった。これが保釈への大きな力になったことは間違いない。この日もさいたま地検は準抗告するなど、最後まで妨害をつづけていたが、弁護側が跳ね返して年内保釈をかちとった。支援者の顔はとても明るかった。この日は、韓国サンケン労組支援運動の新たな「反転攻勢」のきっかけになるに違いない。(M) 〔追記〕 Created by staff01. Last modified on 2021-12-30 11:35:06 Copyright: Default |