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平和なアジア求めて歌と踊り〜「第27回統一マダン東京」開かれる

尾澤邦子

12月5日(日)午後1時から、東京都荒川区の三河島旧真土小跡地「真土小思い出広場」で、第27回統一マダン東京が開催されました。コロナ禍の心配もあり、会場には間隔を取ってイスが並べられ、食べ物やアルコールの屋台はなく、ステージに集中した集まりでした。12月とは言え、風もなく、暖かい日差しの中での集まりは、ほっこりとしたものでした。

「朝鮮半島の統一、民族の和解、平和なアジア、差別のない社会」を願い、オープニングは朝鮮半島の民族楽器による「サムルノリ」の演奏。日暮里駅前でのマダンでは太鼓が禁止されていたため、演奏できなかったのですが、力強いリズミカルな演奏に会場の人々も手拍子で呼応。盛り上がっていました。

「コリアンチョップスクワッド」という在日の二人の若者の漫才、テコンドーの演武に続き、「ノレの会」が歌いました。創立20年になる「ノレの会」、統一マダンの常連として、韓国の民衆歌謡を韓国語と日本語で歌ってきました。今回は「韓国サンケン闘争」の紹介と、闘いの中で弾圧され、いまだに獄中にとらわれている尾澤孝司さんの早期釈放を求めるアピールを行いました。5年前、遠征闘争で来日した韓国サンケン労組と共に踊った「連帯闘争歌」を日本語で歌いました。

またノレの会のオリジナル曲「明日を信じて」を歌いました。そして「押した」「押された」程度のことで、けが人がいるわけでもないのに「暴行」をでっち上げられ、200日を超えて勾留されている尾澤孝司さんの救援について訴えました。なぜこのような「懲罰」を受けなければならないのか、これは朝鮮半島の統一を妨害し、また在日や沖縄の人々を差別し続けることとつながっているのではないか、ともに手を取り合って声を上げよう、日韓労働者・市民の連帯で尾澤さんの釈放、韓国サンケン労組の解雇撤回を勝ち取ろうと訴えました。

在日コリアン女性と日本人女性有志による「女性平和アピール」のあと、宋知香(ソン・チヒャン)さんのスペシャルライブがありました。「ホルロアリラン」や朝鮮高校無償化実現を求める行動の中で歌われている「声よ集まれ、歌となれ」や「イムジンガン」などを熱唱してくれました。素晴らしい歌声にみな聞きほれました。よかったです。


Created by staff01. Last modified on 2021-12-07 09:31:51 Copyright: Default

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