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利便性の名の下に公共が破壊される!/『デジタル・ファシズム』読書会報告 | ||||||
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利便性の名の下に公共が破壊される!〜『デジタル・ファシズム』読書会報告『デジタル・ファシズム』は、行政、金融そして教育、それぞれの分野での「デジタル化」の問題点が的確にまとめられ、警鐘が鳴らしている本として参加者の評価は高かった。討論で、行政と教育の現場で今何が進行しているかの実態が多く語られた。デジタル庁の発足はこれからデジタル化を進めるのではなく、各省庁にバラバラになっている個人データを一気に統合して行こうとするもの。
35年教員をしてきた愛知の小野政美さんは、「子どもは悩んで躓きながら成長する。それに寄り添うのが教師だった。ケンカしたり言い争ったりすることが大事だが、デジタル教育でいっさいなくなる。いま医者は患者を見ずにPC画面をにらめっこしているが、教員も同じことになる。とても危険なことだ。教員組合はこういう問題にこそ取り組むべきだ。ただ過労死寸前まで働かせられて余裕のない職場実態がある」と熱く語ってくれた。 次回は12月18日(土)午後2時開会でやはりオンラインです。取り上げる本は改めてご案内します。(志真秀弘) Created by staff01. Last modified on 2021-11-09 17:53:12 Copyright: Default |