関西生コン武委員長裁判・判決報告集会/組合つぶしは悪意に満ち負ける訳にいかない | |||||||
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7月16日18:30、連合会館で「関西生コン武委員長裁判・判決報告集会」(主催:関西生コンを支援する会)が開かれた。7月13日に関西生コンタイヨー生コン事件の大阪地裁判決(佐藤卓生裁判長)があった。判決は、滋賀県のフジタの工事現場に対するコンプライアンス活動事件、17年12月のセメントステーション事件におけるストライキ、さらにタイヨー生コンからの組合会館建設カンパ「恐喝」事件について行われた。タイヨー生コン事件は無罪。その他について、懲役3年・執行猶予5年・未決換算190日。この判決の問題点は、「違法行為をした者が罪に問われずに、違法行為を摘発したコンプライアンス活動を恐喝未遂」とした。また、産業別労働組合のストライキにおける平和的説得活動を「威力業務妨害」とし、武委員長を「予想外のこととは認められず、想定の範囲内」であるから共謀共同正犯が成り立つとする無理を押し付けた。18年から、関西生コンの組合員述べ89名を逮捕した異様な事件でした。裁判では、武委員長の実刑判決を阻止、後から検察がでっち上げた「恐喝」容疑も証拠もなく無罪判決とした。(報告=宮川敏一) 【判決報告集会】 18:30に開会した。最初に判決当日の映像が放映され、臨場感を伝えた。判決直後の武委員長の声を聞いた。「心を決めてきた。実刑もあると考えた」。判決の重さを語り、「労働組合が正当に権利主張が当たり前にできる。ストライキで闘い、市民と労働者の団結をしましょう」と訴えた。 ◆佐田高信さん(支援する会共同代表) 「東芝はいろいろと悪事を働きながら、今悲鳴をあげている。東芝には扇会と言う裏の組織がある。労働組合の健全化を言う。労働組合を支配する。組合が腐敗すると会社も腐敗する。それを気づく経営者がいない。日本はもはや非正規社会になっている」。 【経過報告】 ◆小谷野毅書記長 「今回の武委員長判決は三つ事件をまとめている。検察求刑は実刑8年で、上級国民と言われる交通死亡事故の求刑7年より重い。組合つぶしに怒りを感じる。組合会館建設の1000万円恐喝事件は実証がなく無罪。権力のほころびが見えた。他の5件と都合8件の事件が今後は大阪高裁へと絞られる。」 【判決報告】 ◆位田浩主任弁護士(リモート) 「今回の裁判は対象事件が3件あった。一番古い恐喝事件は無罪!現場のバラセメント車を止めたなどで威力業務妨害。これはストライキ参加の説得行動を否定した。武委員長の共謀罪は、組合員の実力行使を想定していたと決めつけ、共謀罪をでっち上げた。武委員長が学習会でアウト対策を訴えたことから、組合員の行動認識は知っていたと決めつけた。共謀罪が成り立つとした。武委員長は何一つ違反はしていない。実刑判決は阻止できが、裁判所は産別労働組合を理解しようと理解しようとしない。産別労働運動を裁判所に理解させる!弁護団は二つの不当判決に即刻控訴した。」 ◆コメント ●宮里邦雄弁護士 「率直に言うと有罪、実刑判決の心配もあった。結果は一部無罪、執行猶予は裁判成果もあったと思う。組合員がいない企業に組合活動を否定、争議行為を認めない。この論議は産別労働組合の否定だ。産別の発展を阻害するのは憲法違反!」。 ●海渡雄一弁護士(リモート) 「当該企業に組合員がいないから産別労組を否定する。産別に対する無理解がある。恐喝の無罪判決は、検察のでっち上げを露呈した。検察は求刑を重くして執行猶予判決を許そうとしない思うがあった。判決は権力の痛手になった。この判決は権力のほころびの始まりだ。産別の復権を勝ち取りましょう」。 ●内田雅敏弁護士 「各都道府県には労働委員会がある。労働刑法の刑罰損害の解放があることを裁判所は謙虚に、事例に耳を傾けることだ。労働刑法で求刑8年は殺人事件でないのに重すぎる。執行猶予をさせない検察の構えあり権力は上げを平気でやる。」 ◆最後に労働組合などから3人が連帯挨拶をした。 【閉会挨拶】 ◆菊池進全日建連帯労組委員長 「出席された弁護士、共同代表、連帯の挨拶に感謝します。不当判決に怒りを覚えます。三つの事件で一つだけ無罪があったが、裁判所の組合つぶしは悪意に満ち、負ける訳にいかない。裁判闘争、労働委員会で全力で頑張ります」。 【署名の要請】 「一審判決の誤りを正す公正な判断を示してください」の署名要請がありました。緊急ですが全力で支援しましょう。 (1)団体署名 (2)個人署名 ・ご支援ご協力をお願いします。 Created by staff01. Last modified on 2021-07-17 00:51:54 Copyright: Default |