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在日ベラルーシ人が「ルカシェンコ大統領の辞任」を求めてデモ〜 抵抗アート展も開催

 2月14日(日)14時、東京・日比谷公園から銀座まで、ベラルーシの独裁政権に反対するデモが実施されました。主催は在日ベラルーシ人会で、結集したのは首都圏在住のベラルーシ人と日本人支援者約20名。NHKなど報道関係者も取材に来ていました。

 ベラルーシでは昨2020年8月9日、大統領選挙が行われ、現職ルカシェンコが当選したと発表されました。ところが直後、大規模な不正や票の改ざんが明白になり、民衆は抗議デモに決起し、労働者もストを決行。しかし、非暴力のデモは暴力的に弾圧され、ストに参加した労働者は処分されています。法は守られず、逮捕・拷問・国外追放が、現在も続いています。確認されただけで、逮捕者3万人、拷問・虐待450件、刑事訴追400件、「政治囚」246人。そして、官憲による死亡者9名、行方不明者6人、国外退去者3万人。

 また2月11日-12日、ベラルーシ政府は、「全ベラルーシ国民大会」の開催を強行しました。しかし、不正選挙で権力を維持したルカシェンコ大統領が、一方で反対運動を弾圧し、他方で自分の支持者のみを動員して開催したのが、「全ベラルーシ国民大会」です。そもそも、今回の大統領選挙をめぐっては、投票前から立候補予定者を何人も逮捕し、国外追放にしてきました。「全ベラルーシ国民大会」の狙いは、権力の正当性を演出し、憲法改悪への道を開くことだと言えるでしょう。

 こうした現地情勢に踏まえ、在日ベラルーシ人らのデモ隊は、「ルカシェンコ大統領の辞任」「民主的な再選挙」「暴力の停止と政治囚の釈放」、そして「全ベラルーシ国民大会反対」を訴えて、最後まで力強く行進しました。そして終了後は原宿に移動し、16時からの「Expired. ベラルーシ発 抵抗のアート」展のオープニング・パーティーに合流しました。主催はハンナ・ウラサヴァさんとイリヤ・イェラシェヴィチさんで、参加者は約40人。主催者のパフォーマンスや、在日ベラルーシ人会のプレゼンテーションがあり、オンラインでも同時配信されました。この展覧会は、2月28日まで開催されます。

【Expired.ベラルーシ発抵抗のアート】https://www.facebook.com/events/782759002449494/

【同イベント動画】https://www.facebook.com/events/185967086655199/

【参加報告】佐藤和之(佼成学園教職員組合)


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