見どころ満載のレイバーネットTV第154号/北穂さゆりの出演後記 | |||||||
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見どころ満載のレイバーネットTV第154号〜北穂さゆりの出演後記オリンピック反対キャンペーンの稲垣豊さんと初めて組んで、今回もキャスターを務めさせていただきました。正直、最初はちょっとぎこちなかったですが(笑)、後半にはなんとか息があってきた気がします。稲垣さんはフォローが絶妙です! 新米コーナー「今月の写真」では、12月のレイバーフェスタで公開する映画『雄叫び』にちなんで、気候変動にかかわる一枚を紹介しました。動画ニュースでは私たちの仲間、土屋トカチさんの『アリ地獄天国』が、満を持して東京で上映された様子をしっかりとご報告。トカチさんの涙に会場もウルウル。 サブ企画「バイデンでどうなる?米国社会と労働運動」には、元レイバーネットキャスターとしておなじみの松元ちえさんが登場。圧巻のインタビューは必見です。アメリカから報告してくれたのは、労働運動に詳しいマット・ノイスさん。彼いわく、バイデンに変わってもあまり期待できない理由とは何か? *サブ企画 ココカラ ジョニーHさんの歌はどこか懐かしいメロディとリズム。元歌はワルシャワ労働歌に由来するそうです。乱鬼龍さんの川柳もおたのしみ。 そして今回のメイン企画『コロナで苦しむ隣の外国人〜その実態を知る』では、外国人労働者問題を追いかけるビデオジャーナリスト山村淳平さんの動画をふんだんにお見せしながら、クルド人当事者やその支援者にご出演いただきました。国に帰れば殺される危険がある”難民”を”難民”と認めない不思議な国ニッポン。立ちはだかる言葉の壁。クルド人は自主独立を尊ぶ国民性。なのに働きたくても働かせない日本で生き抜く彼らは、クルド人コミュニティで助け合いながらなんとか生活します。国際難民条約に批准しながらも、「仮放免」という日本の独特の対応で難民の地位を保障しない日本に、出演したAさんは何度も「仮放免」という日本語を口にしつつ、クルド語で勇気ある命を賭した抗議をしました。 *特集 ココカラ ベトナム人労働者救済で有名な「大恩寺」タムチーさんのビデオでは、もはや一つの寺単位で保護できる人数ではないベトナム人が困窮する様子がわかりました。必要なときは日本人がやりたがらない仕事を押し付けて、コロナ禍で仕事がなくなると帰国もできない彼らを放置していいわけはありません。技能実習生に対する甚だしく無礼な企業の記録には、キャスターのわたしも思わず怒りがわき、「人権感覚も生命倫理も欠如している」と強い口調で感想を述べました。 コロナ禍で給付金も支給されない外国人も多いのに、この問題を取り上げるメディはあまりに少ない。この番組を、機に日本で働く外国人、いや隣人への関心が高まればよいとおもいます。 *写真=小林未来 Created by staff01. Last modified on 2020-11-20 12:29:56 Copyright: Default |