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轟音はヘリコプターの比ではなかった!〜オスプレイ木更津飛来に抗議する


*撮影 笠原眞弓


*撮影リムピース


*撮影リムピース

 ついに木更津に危険なオスプレイが飛んできた。2020年7月10日現地からレポートする。
 防衛省は7月6日に予定していた陸上自衛隊の輸送機オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備が、作業を担う米側の天候不良の判断で、米軍岩国基地からの飛行が2度(6日・8日)、中止になっていた。10日の午後、2度の変更から、招かざる最初の1機が木更津駐屯地に飛来した。オスプレイは同駐屯地に到着後、陸自へ引き渡されて暫定配備が始まる。2機目以降は(全機で17機)は、順次飛来を予定している。

 オスプレイは世界一危険な軍用機で、これまでも墜落事故などを繰り返してきた。木更津駐屯地では、米軍海兵隊のオスプレイも定期点検を受け入れる。危険な空域は、木更津だけでなく、首都圏上空にも及び、世界一危険なオスプレイ、「欠陥機オスプレイ」が飛ぶことになる。オスプレイは1機110億円、整備維持費等も加えると倍の220億円に膨らみ、総額は3600億円(17機)になる。国民の誰もしもが、知らないうちにトランプと安倍の密約から、税金を湯水のごとくアメリカに提供している。

 木更津駐屯地の対岸にある内港北公園に12時30分から、抗議する市民、労働者が集まってきた。「日本の空にオスプレイはいらない」「オスプレイ来るな、配備反対」のコールで抗議集会(現地住民の会などの呼びかけ)は始まった。13時過ぎに、地元住民の会から挨拶があり、「昨日に防衛省に出向き、24万筆の署名を届けた。いろいろと申し入れを言ったが、わかりません。知りませんの繰り返しだった」との報告があった。15時45分からは集会を開き、平和フォーラム、新社会党、共産党、社民党からも「オスプレイ来るな」のアピールが続いた。

 16時10分、北北東の方面からオスプレイが姿を現した。並みのヘリコプターとは違った。「帰れ、来るな」「オスプレイは帰れ」の声が響いた。轟音はヘリコプターの比ではない。みるみる接近して大きくなり、そのまま木更津駐屯地に消えていった。(宮川敏一)


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