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私たちは黙らない!反撃を開始しよう!〜国会正門前で5.3憲法集会

ネット配信動画(1時間半)

 5月3日、東京臨海防災公園で開催を予定していた「許すな!安倍改憲発議 平和といのちと人権を!5.3憲法集会2020」は、コロナ感染の拡大で中止になった。しかし、この状況下で改憲を口にする安倍政権に黙ってはいられないと、各界の著名人と一般参加者が集まった。集会の模様は、インターネット中継で全国に配信された。
 5月3日(日)13時、国会正門前に作られた舞台に司会の菱山南帆子さんが立った。「今日はコロナ禍の中で、国会正門前からの憲法集会となります。ネット中継で全国に配信します。皆さんと一緒に憲法を守る声を上げて行きましょう」と開会の口火を切った。

 

 はじめに、高田健さん(憲法を生かす実行委員会共同代表)から主催者挨拶があった。「ネット配信で視聴している全国の皆さんに心から連帯の挨拶を申し上げます。安倍政権は、コロナ対策で東京五輪にこだわったなど多くの失政を重ねてきた。許しがたいのは、この後に及んでも憲法審査会を動かし憲法改正をやろうとしている。コロナ禍でそんなことは許されない。安倍政権を倒して、安倍改憲阻止をみんなでやり遂げましょう」。

 そして3人が問題提起と闘いの展望を訴えた。
◆浅倉むつ子さん(早稲田大学名誉教授) 「コロナ禍でも皆さんとさまざまに連携できることは嬉しいことです。歴史を見ると大災害のたびに差別的な事件が発生してきた。責任の所在が明らかになっているのに、国は責任を取らなかったことから国民は経験を学べない、これが現実。民主主義は政治の透明性です。安倍政権は7年間背を向けてきた。憲法は私たちの誇り、自信を持って憲法を守り抜きましょう」

◆稲正樹さん(憲法学者)「今日は憲法研究者の声をお伝えしたい。憲法における政治は生命と暮らしを守ることです。家に居ろというなら補償をしろ。家は食べさせてくれない。安倍首相は憲法に非常事態条項を入れろと言うが、これは不要不急の火事場泥棒。安倍政権と闘う皆さんと最後まで連帯します」

◆堀潤さん(ジャーナリスト/写真)「先行きの見通せない不平や不安が強い指導者を望む声になっている。民主主義の対比語は沈黙だと思う。怖くて黙ってしまう。近くに声を上げている人に声をかけてください。それが民主主義の一歩です。 憲法を守るため声を上げましょう」

<メッセージ紹介>
▼政党 : 立憲・国民・共産・社民他国会議員
▼福島・沖縄からのメッセージ
▼古今亭菊千代さん(噺家・真打)
▼山口二郎さん

◆行動提起
 小田川義勝憲法共同代表「私たちは5月3日と11月3日に大規模集会を開き、毎月19日は国会19日行動として憲法を守る取り組みをしてきた。私たちはどんな状況でも安倍政権に断念させる。街頭宣伝など可能な限りの行動で憲法改悪を阻止しましょう」

◆集会宣言は菱山南帆子さんが読み上げた。
 そして「私たちが頑張らないといけない。コロナが終息したらこの場の国会正門前で11月3日、大規模な反撃を開始したいと思います。自粛を要請しながら安部政治の自粛は終わっていません。私たち黙らない!反撃を開始しましょう」の菱山さんの力強いメッセージで集会を閉会した。
(宮川敏一)


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