アベ９条改憲NO!千葉県民集会(4/7)に１５００名

　↑　「日本の空にオスプレイいらない」横断幕を掲げたオスプレイの自衛隊木更津基地への配備を反対する住民たち

　生暖かな春風強い4月7日（土）午后、曇天もと千葉市中央公園でアベ９条改憲NO!千葉県民集会が開かれ、県内から１５００名が参加した。主催は「安保法廃止！立憲主義・民主主義をとりもどすオール千葉県の会」という安倍改憲に反対する野党と民主団体の千葉県の連合だ。

　↑　春風が強かったが、千葉市中央公園に1500人が集まった

はじめに立憲民主党、共産党、民進党、社民党、新社会党、緑の党、市民ネットなど野党代表が安倍政権がもくろむ９条改憲を阻止するために全力でたたかうと連帯のあいさつを行った。

　↑　安倍改憲に反対する野党代表がそれぞれあいさつとメッセージ紹介

　続いて実行委員会を代表して藤岡さん（弁護士の会）から以下の要旨の基調報告が行われた。　この間の安倍政権やってきたことをみれば誰のための政治なのか明らかだ。その集大成として９条改憲がある。９条改憲が実現すればアジア１０００万人、日本国民３１０万人が犠牲となった先の大戦を教訓にして実現した平和主義が崩壊する。具体的には、1）集団的自衛権が容認され、制限のない集団的自衛権が実施される。2）９条第２項の「戦力不保持」が捨てられと「交戦権」が復活する。3）自衛隊の制限のない拡大が行われる。4）将来に憲法の歯止めのない「国防軍」に変化していく。アベ９条改憲NO!の声を全国民に広げて安倍政権の退陣に追い込むために全力たたかいぬこう！

　↑　習志野基地反対行動の山口ちはる氏が今年の初演習での日米共同訓練に警鐘を鳴らした

　その後、民主団体の連帯のあいさつに移った。習志野基地反対行動の山口ちはる氏は、１月に行われた訓練始めに沖縄駐留の米軍降下部隊が参加して大規模な共同訓練を行った（写真参照）ことを報告。沖縄の辺野古基地建設と連動して自衛隊の日米共同作戦が具体化している。自衛隊の軍備強化に辺野古基地反対に反対する沖縄の住民と連帯してたたかおうと訴えた。

　↑　今年１月に行われた自衛隊習志野駐屯地の初訓練に大規模な米軍降下部隊が参加した（習志野駐屯地　2018年1月）

　↑　多数の航空機から次々と降下する日米両軍のパラシュート部隊は戦争の恐怖を実感させた（習志野駐屯地　１月）

また、オスプレイが配備が報道されている自衛隊の木更津基地のオスプレイ反対の市民の会の代表は「日本の空にオスプレイ入らない」の大きな横断幕（写真）を掲げながら、「東京の横田基地への突然配備が実施され、木更津でも配備に向けて既成事実が積み重ねられているが、断固阻止するために千葉県民の協力を」と訴えた。

　また、安保関連法に反対するママの会・千葉の代表は子供たちのために憲法９条を守っていきたいと訴えた。集会の最後に安倍内閣の９条改憲の発議を阻止しようという「アベ９条改憲NO!千葉県民集会アピール」を全員の拍手で採択した。

　↑　ぬいぐるみを着て横断幕を掲げる安保関連法に反対するママの会＠ちば

　↑　会場には各地域の戦争させない１０００人委員会、９条の会、千葉土建や教組など労働組合、年金組合、各地の市民団体など千葉で活動する多くの団体げ参加した

　集会後、千葉駅はじめ千葉市中心街をアベ９条改憲を許さないと通行人に訴えながらデモ行進した。

　↑　「憲法は今のままでいいよネ？」の横断幕を掲げて行進する女性たち

　↑　「アベ９条改憲NO!」のプラカードを掲げてデモ行進する参加者たち

＜報告と写真：高幣真公＞