安倍政権がしがみつく「日韓基本条約」を問い直すとき | |||||||
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〔福岡県TSより〕 韓国人の徴用工に対する賠償を日本企業は行え、と命じた韓国最高裁の判決は日韓基本条約違反だ、と言う人々に言います。 「反日を叫ぶしか能がなかった」独裁者の李承晩大統領を韓国民衆が蜂起して打倒した1960年4月19日の「4・19革命」によって誕生した張勉政権を、1961年5月16日のクーデターによって潰し権力を握った軍事政権のパク・チョンヒ国家再建最高会議副議長(事実上の最高権力者だった)は、その二週間後の6月1日に日韓国交回復を急ぐことを外国記者団に発表しました。 日韓国交回復交渉の最大の問題は、日本が韓国に支払う請求権の金額でした。 この秘密メモに基づいて、国交回復交渉が行われました。 反対デモが続く1965年6月22日の東京で、日韓基本条約が締結されました。 日韓基本条約は、日米安保条約改定と同様に激しい反対を無視し、押さえつけたことによって締結されました。日本と韓国の民衆が納得しない内に、力付くで結ばれました。 この条約によって、日本は朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の存在を否定しました。DPRKは当然の事ながら猛反発しました。「米帝の傀儡である南朝鮮(韓国)と日帝が結んだ日韓基本条約なるものは、朝鮮民族の尊厳を踏みにじるものである。無効だ」としました。 そして日韓基本条約は、日本と韓国を東アジアにおける冷戦体制に組み込む条約になりました。日韓双方とも強い不信感を抱きながら、西側の一員として、旧ソビエト、中国、DPRKなどの東側と対立することになりました。 日韓基本条約は、今も冷戦体制の遺物として機能しています。これに安倍政権や日本政府、企業、多くの日本人がしがみついています。韓国も現代やサムスンなどの財閥、反共右翼の保守政治勢力が同様にしがみついています。 日韓基本条約を問い直す時期が来ていると思います。 Created by staff01. Last modified on 2018-11-04 20:19:45 Copyright: Default |