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「フィリピンの大量解雇・組合つぶし」トヨタは恥を知れ!/9月17日にアジア5ヵ国同時行動
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「フィリピンの大量解雇・組合つぶし」トヨタは恥を知れ!〜9月17日にアジア5ヵ国同時行動

   遠野はるひ(フィリピントヨタ労組を支援する会)


 *9.9 トヨタインドネシア社へのデモ

 フィリピントヨタ労組のエド委員長とジェイソン執行委員が、9月14日に来日した。例年のように「フィリピントヨタ労組を支援する会」「フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会」などの支援者と共に、トヨタ本社への申入れ、日比同時抗議行動などを行うが、9月17日(月)に実施される今年のトヨタ本社への抗議行動は、国際連帯が広がったものになる。日比のほかにインドネシア・タイ・香港を加えた5カ国での同時行動となるからだ。

 18年目を迎えたフィリピントヨタ争議は、この1,2年で大きな動きがあった。度重なるILO勧告に応じ、フィリピン労働雇用省のベロ長官(労働大臣に相当する)が、トヨタ本社の内山田竹志会長、豊田章男社長、フィリピントヨタ社の鈴木知社長、ジョージ・ティー会長あてに書簡を送り、フィリピントヨタ争議の早期解決を強くもとめているのだ。フィリピンの労働大臣であるベロ長官へのトヨタ社の非礼の数々は別に記するとして、今回の国際連帯行動についてお知らせしよう。


 *9.9 バンドンでフィリピントヨタ労組のスローガンを掲げて

 同時行動に参加するインドネシアの労組は、レイバーネッニュースでも重ねて報告したナンブインドネシア争議の上部団体・SEDARとダイハツインドネシア争議の上部団体・KSNだ。この2つの争議は7月初めにあいついで解雇撤回を勝ち取った。ナンブインドネシアのケースは、まだ、4人の解雇問題が残っているので、SEDARは4人の解雇撤回とフィリピントヨタ争議の早期解決をもとめて、9月9日にトヨタインドネした社へのデモも含めて11都市におけるトヨタ販売店などへの抗議行動を実施した。


 *9.9 ジャカルタでフィリピントヨタ労組のスローガンを掲げて

 香港ではATNC(アジア多国籍企業モニターネットワーク)がリーダーシップをとり労組・労働NGOで、湾仔にある香港最大のトヨタショールームへの抗議行動を予定していたが、18日は香港にスーパー台風が襲来する予測。一昨日、急遽電話会議が開かれ、SNSによるソーシャルメディア・キャンペーンを、17日の日比同時行動前に5ヵ国で立ち上げることが決まった。アジアの若い活動家たちは、フィリピントヨタ労組のエド委員長と連絡をとりあい、ソーシャルメディア・キャンペーンの準備を始めている。

 フィリピンではSEDARを支援するために、インドネシア大使館にも抗議に行こうと組合員からの声があがり、抗議先の一つに加えたという。アジアの若い世代が知り合い、共感を深めている。トヨタ本社への抗議行動の写真もアップされるというので、ぜひ、ハッシュタグ#ShameOnToyotaを検索してほしい。

関連記事:
http://www.labornetjp.org/news/2018/0512nanbu
http://www.labornetjp.org/news/2018/0430toyota
http://www.labornetjp.org/news/2018/0404toyota
http://www.y-ar.org/ja/campaign-jp/52-2018-02-19-18-07-38.html


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