バラ色の求人広告、実際は使い捨て/20代エステティシャンが立ち上がる! | |||||||
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バラ色の求人広告、実際は使い捨て〜20代エステティシャンが立ち上がる!→動画(Aさんの会見発言・6分43秒) 「美容業界で働く方々、美容専門学校で免許とった方々に訴えたい。私たちのたたかいを見て、夢をあきらめてほしくない」。8月20日、厚労省の会見でAさん(写真)はこう呼びかけた。この事件は、エステティックサロンの中堅企業「スイート・ピア」の20代の元従業員2名が、あわせて約500万円の「未払い賃金」の支払いを求めたもの。20日午後、東京地裁に「労働審判」を申し立てた。「スイート・ピアの求人内容をみると、研修も充実していて条件がよかったのでこの会社を選んだ。施術はやりがいのある仕事。しかし休憩もとれず長時間労働があたりまえになっていた」とAさんはいう。残業時間は過労死ラインの80時間をこえた月もあった。それでも「固定残業制度」のため基本給+手当の22万円しか払われなかった。Aさんは長時間労働で「体調不良」に追い込まれ、昨年9月末に退職することになるが、同時期に「エステ・ユニオン」に加入して、たたかいを開始した。 未払い賃金の支払いなどを求めて交渉をするなかで、2017年12月に一度は「労使双方で解決合意」した。しかしその直後、あらたに組合加入者Bさんが現れ「未払い賃金」の請求をしたため、会社は合意を撤回してきたのだ。そうした経緯のなかで、今回AさんBさんの二人が「労働審判」を起こしたものである。
Aさんは、朝9時台から夜21時台の業務に加え、「技術練習」「チーフ会議」「他店リサーチ」など時間外労働があって辛かったが、なんとか我慢してきたという。しかし2016年7月から来た新店長によるいじめで我慢の限界に達した。「新店長は私に『あなたはハーフで日本語が変だから名前をカタカナにしたほうがいい』と言った。私はちゃんとした日本語の名前を持っている。今までだれにもそんなことを言われたことはなかった。勝手に人の名前を変えて誕生カードには“クリスティーナ”と書いてあった。意味不明なことをやられ、許せなかった」。こう話すとAさんの目に涙があふれ、絶句してしまった。精神的に追いつめられたつらい、つらい体験だったのだ。 今回の審判申し立ても、未払い賃金請求だけでなく「謝罪」を求めている。指宿弁護士も「『謝罪請求』が入る申し立ては異例」というが、それだけ深く傷つけられたのである。約6分のAさんの会見発言だったが、涙を拭ったあとは笑顔に戻った。終わりに「私は最後までたたかうことに決めた。会見をすることによって知らせたい。美容業界で悩んでいる人たちはぜひ私たちエステ・ユニオンに相談してほしい」と堂々と訴えた。(M) *「スイート・ピア」本社は東京・渋谷で店舗は関東圏に69店ある。従業員数は250人。(同社ホームページより) Created by staff01. Last modified on 2018-08-21 18:23:18 Copyright: Default |