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「福島で一番おカネがかかるのは水」〜8.10 反原発金曜行動レポート

動画(9分51分)

 8月10日金曜日、原発反対抗議行動の夜、この日は去る8日に急逝された沖縄の翁長知事を悼んだプラカードやスピーチが目立った。宮本徹衆院議員は国会前や希望のエリアで、「オール沖縄をつくった翁長さんの遺志を受け継いでがんばりましょう」と訴えた。

 国会前で、久しぶりに「ふるさと双葉町を返せ!」のプラカードを胸にさげた亀屋幸子さんが最近の福島の実情を話した。「いま福島で一番おカネがかかるのは何だと思いますか?」と問い、「水だそうです。水を買って飲んでいるんです。そんな辛い思いをしてみんな生きているんです」と。あの豊かな自然の中で水が飲めないとは!?

 また希望のエリアでは、浪江町の町長選に立候補した「希望の牧場」の吉沢正巳さんが落選の弁を語った。これは馬場町長が亡くなって急拠行われたものだ。吉沢さんは町の人口減少の激しさを訴え、オリンピックが終わったら「さようなら浪江町」になってしまう現実の厳しさを明らかにした。それでも立候補した、矛盾した吉沢さんの胸中は察するものがある。

 このあと希望のエリアの主催者のひとり、紫野明日香さんが8月15日の敗戦の日を迎えるにあたって「希望のエリアの平和宣言」を読みあげた。それは、翁長知事の冥福を祈るとともに彼の不屈な精神を受け継いで、核兵器禁止条約に署名しない安倍政権に対抗し、平和憲法を守りぬこうという趣旨だった。追悼にふさわしく「沖縄を返せ」ラッパも鳴った。〔木下昌明〕


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