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我慢するのはもうやめよう〜セクハラ被害者バッシングを許さない!緊急院内集会

 4月23日、衆議院第一議員会館で「セクハラ被害者バッシングを許さない!4.23緊急院内集会」が開かれた。会場の国際会議場には午後6時頃から人々が続々と詰めかけた。特にメディア関係者が多かったようだ。あっという間に席は埋まり、まわりの壁に張り付くように参加者が並んで立っていた。資料も足りない状態だった。撮影禁止についてなど、かなり緊張した雰囲気だった。

 司会は、女性と人権全国ネットの佐藤香さん。「セクハラの相談をたくさん受けている。私自身も被害者。セクハラの歴史にピリオドを打たなければならない。被害者を孤立させてはいけない。今この日本で何が起こっているかを共有し、これからどういう社会に、どういう制度・法律を構築していくのか、みなさんと意見を出し合いたい」と話した。

 メディア女性の置かれた状況についての発言では「若い女性記者が役所や警察を取材するとき、日常茶飯事にセクハラを受けている。身体にさわられたり、抱きつかれたりしている。そして、そのことについて相談できなかったり、相談しても我慢するように言われたりする。ならば取材は男がすれば、というのでは問題の解決にならない。セクハラをなくすために教育をするとか、被害にあった女性が告発できる術を考えてほしい」とのことだった。

 記者の現場からは、新聞労連と民放労連から発言があった。新聞労連は4月18日に「『セクハラは人権侵害』財務省は認識せよ」という声明を出し、22日には「セクハラに我慢するのはもうやめよう」という女性集会アピールを出した。民放労連女性協議会は民放労連と連名で18日に「財務次官セクハラ疑惑と政府の対応に強く抗議する」という声明を出した。被害にあった女性が望んでいることは、女性が働きやすい環境、セクハラやパワハラがない職場だ。「非正規やフリーで働く人も含め、働きやすい職場にしたい」と話していた。

 リレートークでは、狛江市長のセクハラに関する市議の発言や、ジャーナリスト、弁護士からの発言があった。ジャーナリストの方は「いま被害当事者は傷つき孤立していると思う。寄り添いたい。我慢すればいいというのは許せない。今ここで私たちが止めなかったらこの先ずっと、女性記者は耐えろと言われる。男でも女でも普通に仕事ができるように、もうバッシングはやめてほしい。女性記者ひとりひとりがのびのびと自由に能力を発揮できるような社会になってほしい。それがこの国の報道を良くしていくことにつながると確信している」と話した。

 会場には国会議員も多数参加していた。立憲民主党の大河原雅子さん、民進党の神本美恵子さん、社民党の福島瑞穂さん、共産党の吉良よし子さん、沖縄の風の糸数慶子さん、希望の党の山井和則さんから発言があった。神本さんは、小学校の教員をしていたころ、労働組合にもあったセクハラに声を上げずにきてしまったことなど話し「福田事務次官にセクハラを認めさせるまで、Me Tooで頑張る」と言った。

 「4月28日午後4時から新宿アルタ前で街頭宣伝を行います」とアピールしたのは大学院生。参加者は200名だった。最後は#Me Too #Wee Too #With Youと書かれたプラカードを持って記念撮影を行った。〔尾澤邦子〕


Created by staff01. Last modified on 2018-04-25 11:12:31 Copyright: Default

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