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セクハラ恫喝は日本軍「慰安婦」も同じ〜「水曜行動in新宿」レポート

 財務省次官が、自らのセクハラの事実を「記憶にない」と否定し、麻生大臣と財務省は、被害者に対して、「お前が名乗り出てセクハラを受けたことを証明しろ」と恫喝しました。日本軍「慰安婦」問題についても同じことが繰り返されています。歴代の自民党政権は、「慰安婦」問題などなかったとして、その証拠をすべて消し去ろうとしたうえで、性奴隷被害者に対して、「それが事実と言うならお前が証明しろ」と言ってきました。

 4月18日、戦時性暴力問題連絡協議会が呼びかけて、「日本軍『慰安婦』問題の解決は、女性の人権・平和の未来をひらく!」をテーマに、第9回目の「水曜行動in新宿」が開かれました。この日、朝から雨降りのため、雨宿りをしながらの行動になるかと心配していましたが、行動が始まるころには、ほぼ雨もやみ、韓国ソウルでの水曜行動でも歌われている「岩のように」の音楽を流しながら水曜行動は始まりました。

 安倍政権は、日本軍が組織的に行った性奴隷という歴史的事実を認めず、「慰安婦はいなかった」と歴史を改ざんし、2015年12月の「日韓合意で不可逆的に解決した」として、この問題からも逃げ回っているのです。被害当事者抜きの解決などできるわけもなく、こんなやり方を絶対に許すわけには行きません。今こそ、「真相究明・謝罪・賠償・歴史教育」をしっかりとやりきらなければなりません。また、「戦時性暴力問題」は、その後も世界中で起っており、今、日本でも多くの女性の人権が傷つけられています。この「慰安婦」問題、過去の問題はなく、現代の問題であり、また未来の問題でもあるのです。

 18日の水曜行動、「慰安婦」問題を解決して女性の人権、平和の未来をひらこうと、マイクリレーでの熱い訴えが次々と続きました。そして、川崎で活動する「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」の山田さんがマイクを握り、ヘイトとたたかう報告とともに、「加害の歴史に向き合うことが大切」と連帯の言葉をいただきました。マイクリレーとボードを持ってのスタンディング。持ってきたチラシはほとんどなくなりました。行動の最後には、もう一度、「岩のように」の音楽に合わせて、今度はみんなが踊ってにぎやかな第9回水曜行動in新宿のアピールとなりました。来月の水曜行動、5月16日(水)12:30〜13:30、新宿西口小田急百貨店前です。 またごいっしょにやっていきましょう。〔喜多村憲一〕


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