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●緊急速報:「原発再稼働を求める意見書」問題

埼玉県議会は「再稼動反対請願」の門前払いをするな!〜市民ら緊急抗議へ

    知多 歩

  昨年12月22日埼玉県議会が採択したありえない意見書については、既に報告したが、県内外からの抗議の声を無視するような“とんでもない”動きがあった。1月10日に意見書撤回を求める人々が浦和駅から県庁までデモを行い抗議文を届けたのに続き、2月20日の県議会初日にも「原発再稼働に反対する埼玉連絡会」の主催で、「県議会に請願を提出に行こう!デモ」を行った。(写真撮影=片岡遼平)

 この日、件の意見書関連で県議会には3つの請願が提出された。1372人の署名を付けた原発再稼働に反対する埼玉連絡会からの「国内のすべての原発について再稼働させないことを国に求める請願」と、10449人の署名付きの県民要求実現埼玉大運動実行委員会からの「すべての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の促進を国に求める意見書の提出を求める請願」、原発を考える戸田市民の会からの「原子力発電の再稼働および新増設をやめ、自然エネルギー活用の推進を求める請願」である。

  3月2日に出された共産党埼玉県議団からの請願についての記者発表(下段pdf)によれば、自民党委員の野本陽一県議から、「12月定例会で意見書をすでに採択した。議会の意思決定は終わっている」との発言があり、「一事不再議だ、請願の内容に入る必要はない」との言及があったそう。党県議団の秋山文和委員の「それは門前払いということか」という質問に対して、野本議員は「そうだ」と答えている。

  議員と違い政治への発言のチャンスが少ない一般市民にとって憲法第16条で認められた請願権は、貴重なものである。野本議員の発言は、この大切な権利を踏みにじり、市民が声をあげる機会をうばうものだ。

 もしもこの言い分がとおり、実際に請願の門前払いが行われれば、埼玉県議会は再稼働を求める意見書提出という暴走に輪をかけて、住民からの請願を無視するという暴挙を実行したことになる。まさに議会制民主主義の否定にほかならない。

 今回の県議会の対応に対して、原発再稼働に反対する埼玉連絡会では、県庁前抗議を行うことを決定した。

★請願をきちんと審議しろ!緊急抗議
時 : 3月5日(月)午前7時30分〜8時30分
所 : 埼玉県庁正門前(社民党の前)

 さらに、3つの請願は常任委員会ではなく議会運営委員会の付託となりそうとの情報を得て、上記とともに3月6日議運の傍聴が呼びかけられている。

共産党記者発表


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