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長谷川和男さんが全国行脚の報告〜高裁での逆転勝利へ!2.18再決起集会

 2月18日、東京の文京区民センターで「朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利を!高裁での逆転勝利へ!再決起集会」が開かれ約300名が参加した。2010年に始まった「高校無償化」制度は、全てのこどもに教育の機会を保障するという趣旨であるのに、朝鮮学校だけが排除された。その排除撤回を求めて、大阪、愛知、広島、福岡、東京で裁判が行われている。

 集会で朝鮮学校の高校2年生は「忘れもしない9月13日、怒りに燃え上がった。私たちには学校に行く権利すらないのか。自分たちの存在自体が否定されているようでとても悲しくなった。でも私たちはあきらめない。恐れない。勝利をこの手で必ず勝ち取る」と語った。イ・チュニ弁護士は、昨年12月18日に東京高等裁判所に控訴理由書と証拠を提出したと報告した。「東京地裁で3年以上闘ってきて必ず勝つと、法律的に我々が正しいと確信していた。国は「高校無償化法」という自分たちが作った法律に違反している。一審判決の間違いは、高校無償化法施行規則の改定・削除による朝鮮学校の排除についてまず判断しなければならないのに、判断しなかった。事実から目を背けたことだ」と話した。また大阪地裁判決では、文部科学省の排除決定を「違法・無効」としているので、大阪での闘いにも学ぼうと話された。

 東京朝鮮高校生の裁判を支援する会共同代表の長谷川和男さん(写真)から、全国行脚の報告があった。昨年6月から12月まで、日本全国にある67校の朝鮮学校をすべて回った。長谷川さんは「朝鮮学校の民族教育は素晴らしいと実感した。日本の学校が失ってしまった教育の原点を見事に起こしている。それを日本社会にどう訴えていくか、問われている」と訴えた。この日の集会主旨として「朝鮮にアイデンティティをもつ人々を執ように排除する日本のやり方は、植民地支配の時代と何が違うでしょうか。そのような国がほんとうに民主的、平和的でありうるでしょうか。国の不当な決定は覆さなければなりません」とあった。本当にそうだと思う。

 控訴審第1回口頭弁論は、3月20日(火)午後3時から東京高等裁判所で行われる。(尾澤邦子)


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