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「連帯!最も暖かい記憶です」〜韓国サンケン労組 勝利報告集会

 勝利集会というのは、いつも良いものだが、これほど暖かく、すがすがしい集会を経験したことはなかった。6月16日東京・全水道会館で韓国サンケン労組の勝利報告集会が開かれた。解雇撤回、原職復帰を祝って、100人を超える人が集まった。昨年9月30日の整理解雇から246日、日本遠征闘争229日を経ての画期的な勝利だった。

 韓国からはサンケン支会5人、上部機関の全国金属労組の3人が来日した。組合リーダーのキムウニョンさんは、この闘いが労働者の尊厳をかけた闘いだったこと、そして雨の日も雪の日も、早朝の本社前行動を支えてくれた日本の支援者がいなければこの勝利はなかったと話した。「私たちは、仲間を同志と呼ぶ。この二文字のことばにどんなに深い意味が込められていることだろう。何も相手に望まず、見返りを求めず、相手のために身を投げ出すこと。皆さんを同志として胸に刻みたい」としめくくった。

 支会長のヤンソンモさんは、「今後は正常に工場を稼働させ、生産を再開するのが課題だ。これまでの8か月よりもっと厳しい闘いが待っているかもしれない。しかし私たちはみなさんの思いを胸に刻み、労働者として胸をはって活動していきたい」ときっぱり。

 すっかりおなじみになったユルトン(律動)が披露されると手拍子が起こり、会場は一体になった。この間、支援する会の中心として活動してきた尾沢孝司さんは、閉会のあいさつで、「身体をはった門前闘争があり、それに共感した日本の人たちがいて闘いの輪が広がった。その結果として勝利だった」と振り返った。韓国サンケン労組から参加者に配られた記念品のバンダナには「連帯!最も暖かい記憶です」のことばが刻まれていた。〔佐々木有美〕


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