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「アベ化」を止めるには自公議席を減らすこと〜昭島市で山口二郎講演会

動画(5分30秒)

 3月31日、「市民と野党の共闘で安倍政治を変えよう」が、東京都昭島市で開催された。(主催:戦争立法許さない!総がかり昭島市民の会)。会場となった昭島市公民館小ホールには、210名以上が参加、会場は立ち見がでるほどの満杯、盛況であった。

 集会のメインは、山口二郎さん(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合、法政大学教授)の「政治危機と私たちの選択−憲法と民主主義を守る大結集を−」と題した講演。山口さんは、現在進行している「イヤな時代」を「アベ化」と名付け、それを「虚言、デマをためらわない、うそがばれても恥ずかしくない」ことなどと規定した。そして、アベ化はアメリカでも進行していると分析し、日本ですすむアベ化は「あらゆる公的機関に浸潤し」「人事権を通した首相支配を拡大し」「批判的言論を圧殺している」と警鐘を鳴らした。

 山口さんは、「アベ化」を止めるには、次期総選挙で自公勢力の議席を減らすことしかないこと、それは新潟知事選挙で示されたように可能なことであるとおさえたうえで、共闘を構築する上での重要な視点をいくつか提案した。それは、以下である。

・選挙区調整は不可避
・選挙協力と連立政権綱領は区別する
・選挙に向けたある程度の共通政策の必要性
・野党プラス市民による政策協議

 今集会には、共産党、社民党、生活者ネットから昭島市議会議員が参加。また、次回衆議院選挙で同じ東京21小選挙区となる立川市、日野市から市民が発言した。そして、この集会の中で「『市民と野党の共闘』を語る昭島市民交流会へのお誘い」が提案された。

 この提案は、昭島市で選挙をたたかう野党共闘をささえる組織作りにつながる「第一歩になる」(集会主催者事務局:角谷信行さん/写真)ものだ。【湯本雅典】


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