ディズニーは中国の水谷玩具労働者へ正当な補償金を払ってください | |||||||
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経営会社オリエンタルランドと大株主・千葉県企業土地管理局に申し入れ2016/4/25 ↑ 千葉県企業土地管理局(千葉市幕張)に対して申し入れ香港に近い中国南部の工業都市、広東省深セン(しんせん)市。そこに、ディズニーグッズを製造する日本の企業「水谷玩具」が進出していた。ところが、徐々に製造拠点をフィリピンに移し、昨年の6月に工場閉鎖した。その以前から争議が起きていたが、退職金や保険金などに関する不当な仕打ちに抗議して、更に激しい対立が続いていた。彼らを支援する香港のNGO・ワーカーズ・エンパワーメント(WE)や労組(HKCTU・香港職工連盟)から支援の要請を受けた横浜アクションリサーチはじめ複数の日本の労組や団体が、水谷玩具の玩具納入先であるオリエンタルランド(ディズニーランドの経営会社)と、その大株主である千葉県企業土地管理局に善処するように要望書を今年の2月に送付していた。 それは、下請け企業のみならず、サプライチェーン(原料から販売までの一連の工程)での労働条件にも責任を負うことは、今や世界の常識になっていることを踏まえての申し入れである。その後に水谷玩具の方で動きがあった(退職金額はそのままに、保険金の支払いの一部上乗せ)ということは、少しは効果があったということだろう。そして本日(4月25日)更なるプッシュのために千葉県民を主に5人で千葉県企業庁土地管理局へ行った。約束時間に海浜幕張の県庁舎に行くと、担当者がエレベーターホールで待っていた。 県庁の担当者は千葉県がなぜオリエンタルランドの大株主になったのかという経緯を順々と説明し、経過はよくわかった。それはそれで面白かったが本題では、以前の要望書の対処については、会社に伝えたので、現段階はこちらは「伝えました」、あちらは「聞きました」とのこと。こちらからは、水谷玩具の出した条件があまりに非常識な補償額であること、会社側の落ち度である保険金の未積み立ては、全額補償されるべきであることを具体的に伝えてほしいと要望する。それに対し、事実関係を確認して、いつかの時点でどうなっているかを聞くようにしたいとの回答。こちらは、ちゃんと進捗状況まで把握してほしいと強く要望した。そして海外での日本企業が、労働者の不利になるようなことをするのはよくないから、模範を示してほしいなど、各人がお願いし、更に今後、進捗状況などを聞いていくことを伝えて辞した。 ↑ ディズニーランドの入り口で横断幕「ミッキーも怒っている」を立て宣伝その足で京葉線の舞浜まで行き、ディズニーランドの前で横断幕を掲げ、水谷玩具の状況説明のチラシ配りをした。何枚か写真を撮っていたら、まず警備員が“お願い”に来て、ディズニーであることがわかる写真は撮らないように、ここは私有地なので横断幕は遠慮してもらいたいといわれたので、その“お願い”に従い、公道部分まで戻って写真を撮る。 ↑ 直ちに背広を着た職員が来てディズニーランドの敷地内から退去するよう言ってきたかなりの人が、横断幕に目をやり、読んでいた。チラシを撒き始めると、いかにも管理職の背広の人が何人か通りがかり、受け取る。ハハーン、会社側だなとすぐに分かった。用意したチラシを配り終わり解散する。私たちを「見守って」いた背広組も、ディズニー・ランドやディズニー・シー方向に散って行った。 ↑ 場所を舞浜駅まで後退してが、職員は遠くの方から監視を続けていた夢を売る会社の前でこんな暗い話を拡散されたら、会社としてもいやだろうなと思う。だからこそ、プレッシャーになるわけだ。「Tokyo Disneyland」と掲げられた入口で、「水谷玩具」とか「労働者」「正義」「補償金」と書かれた文字の横断幕の写った写真を中国で闘っている人たちに送る。みなさんも、このことを覚えて、中国の労働者に連帯をお願いしたい。 ↑ 舞浜駅前て横断幕を立て通行人にチラシを撒き続けた(文・写真:笠原眞弓) ※ 参照:当日配布したチラシ ※この闘争の経過は下記から見られます。
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