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LNJ Logo 衆院北海道5区補選 原発自主避難者の集会で「再稼働は必要」と主張する不良候補、和田義明を落選させよ!
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黒鉄好@北海道です。

投票日が間近に迫ってきた衆院北海道5区補選関係の情報をお伝えします。拙ブログからの転載です。

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終盤に入った衆院北海道5区補選は、和田よしあき(自民公認、公明、大地推薦)と池田まき(民進、共産、社民、生活推薦)の両候補が、激しい競り合いを続けている。投票日まであと4日となったが、最新の情勢調査でも無党派層の2割が態度を決めていないとされ、勝敗の行方はまったく予断を許さない状況だ。

そんななか、与党の組織的な支援を受け、当初は優勢とみられていた和田候補の、公職の候補者としての資質に根本的な疑問を抱かせる重大情報を当ブログは入手した。和田候補が、今年2月13日、千歳市(北海道5区の大票田のひとつ)で開かれた原発「自主」避難者の集会で、避難者たちを前に、原発の再稼働を「必要」と主張していたのだ。

以下、発言内容とともに証拠動画を示す。

衆院道5区補欠選挙 - 3陣営、政策語る 札幌でお話を聞く会
https://www.youtube.com/watch?v=8oTnJWXh0ls

この中で和田候補は、原発依存は「基本的に減らすべき」「原発は危ないものだということに疑いの余地はない」としながらも、脱原発は主張しなかった。それどころか、まったく逆の驚くべき発言をしている。

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(以下、33秒頃から)

原発をすぐに止めてしまうというやり方には、私は疑問を感じております。原発は、動いておりましても、止まっておりましても、危険であるということに変わりはございません。で、一方、いま原発が止まっていることによって、例えばですけれども、北海道電力の従業員の方々は、大変厳しい処遇に甘んじておられます。また、地元の商業、工業をやられている方々、電気代が大変上がっておりまして、本来であればもっともっと稼げるにもかかわらず、それが20%、30%減っているという状況でございます。仮にその、安全、何と言いますか、原発を止めて安全が確保されるのであれば、止める価値はあると思うんですけれども、そうでないのであれば、少しでも地元の経済をよくして、先ほどの話ではないですけれども、少しでも税収を増やす。皆様方の暮らしをよくする。そういった現実的な・・・が大事なのではないかと私は思っております。(・・・部分は、よく聞き取れず)

結論を申し上げますと、いまは、安全を確認した上で、稼働させる。
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それにしても、「原発は止まっていてもどうせ危険なのだから、原発を動かしてカネを儲け、北電社員の待遇を上げろ」とは、開いた口がふさがらない。原発推進派の御用学者たちでも、ここまで露骨な発言をする人はそう多くない。「原発ムラ御用新聞」産経ですら、例えば「地元のホテルが、作業員が泊まってくれなくて困っている」というふうに、もっとうまく推進を主張するだろう。福島原発事故の直接の加害者でないとはいえ、原発ムラの一員である北電の名前を出した時点でアウト、ということもわからないような候補が、国政を担うにふさわしくないことはもちろんだ。

このあと、和田候補は「中長期的には、少しでも早いタイミングで原発をやめて、代替エネルギーに移行することが重要」などと言い訳をしてはいるが、それが「野党に違いを強調されないための争点潰し、ごまかし」であることは当然である。和田候補がもし当選すれば、この日の発言などコロリと忘れたかのように、泊原発を初め、各地の原発再稼働に向け動き出すことは必至であろう。

地元紙「苫小牧民報」の報道(3陣営、政策語る 札幌でお話を聞く会−衆院道5区補欠選挙 http://www.tomamin.co.jp/20160235323)によれば、この発言が飛び出したのは札幌市厚別区内で開催された「立候補予定者のお話を聞く会」だ。この会の主催は「こだまプロジェクト」。福島からの原発「自主」避難者で組織する会である。避難者団体主催の会で、原発避難者を前にして、「原発動かしてカネ稼げ」と平然と言い放つ神経は、私にはとうてい理解できない。

私は、原発に反対している人はもちろんだが、無党派層、とりわけ「自分ひとりが投票に行ったって、何も変わらない」と思って政治をあきらめている多くの人にこの事実を伝えたいと思う。自民党が2014年総選挙で獲得した票は、民主党に政権を明け渡した2009年の総選挙よりはるかに少ないという事実を併せてみなさんに知ってほしい。それでも自民が政権に復帰し、「1強」を築き、憲法さえ白昼公然と破壊して恥じないでいられるのは、みなさんが政治をあきらめ、選挙に行かなかったからである。

安倍政権は、みなさんの「あきらめ」を栄養にして膨れあがり、成長し、憲法破壊のモンスターと化した。いま、みなさんが「あきらめ」を捨て、「自分の1票で政治は変えられる」「安倍政権を打倒すれば、希望が生まれる」との確信を胸に抱くなら、状況を変えられる。憲法改正しか眼中になく、アベノミクスも原発再稼働も「憲法改正」という刺身のツマ程度にしか考えていない安倍首相は、私たちが衆参で改憲派の3分の2を阻止し、憲法改正が不可能になったと悟れば、心が折れ、勝手に政権を投げ出すだろう。

池田まきさんは、「投票所に行けない子どもたち、認知症の方々、弱者のための政治」を訴える統一候補だ。みずからどん底から這い上がり、ソーシャルワーカーとして、福祉行政の最前線で「切り捨てられる人々」に寄り添ってきた。声も上げられないでいる人たち、権力に虐げられる以前に「虐げられていること自体が誰にも知られていない」多くの人たちを、池田まきさんは、明るい光で照らすだろう。「ずっと平和を もっと安心を」――池田まきさんのスローガンは私たちの心を打つ。

4月10日、千歳市での池田まきさんの訴え
https://www.youtube.com/watch?v=2cexDSqQDBE&nohtml5=False

対して、和田候補が口にしているのは「経済の和田」だが、その経済とは誰のためなのか。原発動かして北電にカネ稼ぎをさせるのが「経済の和田」だとするならば、そんな腐りきった「経済政策」など死んでも願い下げだ。みなさんがあきらめ、投票所に行かないことで、このような不良候補が当選することになってもいいのか。

今回、池田候補を支える野党各党には様々な意見の違いや対立もあったと聞く。それでも各党は、立憲主義、平和主義破壊の安倍政権を倒すため、小異を捨て、断腸の思いで統一候補樹立を果たした。今度は政治をあきらめていたみなさんがこの努力に応える時だ。「命よりカネ」か「カネより命」か。「ずっと平和を もっと安心を」と「どうせ危険な原発なら、早く動かしてカネ稼げ」――私たちの未来をどちらに委ねるべきかは、もはや言うまでもないだろう。みなさんの1票、みなさんの「虐げられている人々に贈るかけがえのない1議席」を、あきらめることなく池田まきさんに与えてほしい。

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黒鉄 好 aichi200410@yahoo.co.jp

首都圏なかまユニオンサイト
http://www.syutoken-nakamaunion.com/hp/

安全問題研究会サイト
http://www.geocities.jp/aichi200410/

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