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それでもやるの? カジノ法案〜韓国で起きた「ギャンブル中毒・財産蕩尽・第2次犯罪触発」

    安田幸弘

 カジノ法案について。韓国には早くから外国人用カジノがあって、日本からも多くのオヤジが韓国のカジノに通って身上を潰した。有名な所では東京狛江市の石井元市長。

 そして韓国では10年ほど前から内国人も利用できるカジノの建設が進められ、今、全北のセマングムに地域活性化のためのIR(複合リゾート)としてカジノを建設しようという議論の真っ最中。セマングムのIR建設に対して、江原ランド(写真)がある江原道が次のようにカジノ建設に警鐘を鳴らしている。

 「カジノ事業は、ギャンブル中毒者量産、財産蕩尽、第2次犯罪触発など、それ自体の弊害が少なくないばかりか、地域社会に悪影響を与えるおそれが非常に大きく、このような現象は、地域で現実に現れています。」

 韓国のカジノを見た日本のちょっと危ない連中が「日本にもIRを」なんて叫んでるわけだが、韓国に学ぶんだったら、カジノの陰の部分もしっかり学んでほしいもんだと思う。たとえばギャンブル中毒になって全財産を失い、カジノの弊害を訴え続けたものの、結局ギャンブルを止められずに自殺した人の話 http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20150712000125 だとか、江原ランド周辺には財産を失った女性が多数売春に走ってる http://www.sagunin.com/sub_read.html?uid=321 とか。 カジノの問題を検索すればいろいろ出てくる。自殺だ売春だというのも問題だけど、詐欺やヤミ金、マネーロンダリングといったあたりも問題とされる。

 日本のカジノ法案にしても、韓国のセマングムにしても、カジノではなくIRだからいいんだ、というのだが、逆に言えばつまり「カジノ」にはいかに問題が多いかってこと。いろんな規制をかけたとしても、ギャンブル中毒になっちゃったらそんな規制はなんでもない。麻薬中毒者が何としてでも麻薬を手に入れるのと同じ。

 机上の空理空論ではなく、すぐ隣の国で現実に発生している問題をベースに現実的な議論をしたほうがいい。もっとも、日本でカジノ推進を叫んでる連中の顔を見ると、「韓国の失敗は韓国人の民族性だ、日本ではそんなことはない」なんて言い出しそうだけど。(安田幸弘氏のフェイスブックより)

*参考記事 http://www.nocutnews.co.kr/news/4636669


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