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【速報】東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部が完全勝利!

   全国一般東京東部労組書記長・須田光照  *9月5日のストライキ パワハラの支部長・副支部長が解任!女性7人がストライキで勝った! ご支援いただいたみなさんに心から感謝を申し上げます! 東京・墨田の個人タクシー乗務員らでつくる「東京都個人タクシー協同組合新東 京支部」(以下、協同組合という)で雇用されている女性の事務職員7人で結成 した労働組合「全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部」 (以下、労組という)が、使用者の森支部長と宮口副支部長によるパワハラや不 当労働行為などに抗議していた問題で、2016年9月20日、協同組合の臨時総会が 都内で開催され、支部長と副支部長の解任動議が可決されました。 これによって2人は支部長と副支部長の地位を失い、女性職員たちが働いている 事務所から追放されることになりました。労組の完全勝利です。同9月5日に女 性職員たちがストライキ行動に立ち上がったことが、協同組合の心ある支部員さ んたちの共感を呼び、今回の勝利につながりました。 臨時総会には協同組合の過半数を超える約240人の支部員さんが集まり、支部長 と副支部長の解任動議が出されました。職員たちも会場内に入り、成り行きを見 守りました。支部員さんからは「このような事態を招いたのは支部長らの責任だ!」 「自ら辞任せよ!」などと支部長と副支部長を追及する声が相次ぎました。採決 の結果、圧倒的多数が解任に賛成でした。支部長と副支部長は終始、ぶぜんとし た表情でした。 女性職員たちが労組を結成したのは、支部長から怒鳴られたり、お金をごまかし ているなどと言いがかりをつけられて一方的に降格されたうえで月の手当3万円 をカットされたりしたからです。「あの職員は○○と一発やった」などと事実無 根の醜聞を流されたというセクハラもありました。職員が生理休暇を取ろうと申 請した際には「恥ずかしい」などと言われ、生理休暇を取得できないという不満 もありました。 同6月24日に労組結成を申し入れ、支部長と副支部長に対し、16項目にわたる要 求書を突きつけました。しかし、支部長らは「こんなこと(労組結成)をやれば、みなさんの業務をこれからはもっと厳しく対処していくことになる」などと脅しました。副支部長は「『一発やった』と言っても、それは野球とか、そういう意味だったかもしれないよね」などととぼけ、セクハラの事実を認めようとしませんでした。「これまで不満があっても、個人では怖くて言えなかった」という職員らの必死の訴えにも「女性の方が怖いよ」と茶化す不真面目な態度でした。 支部長らは交渉中にもかかわらず、何度も席を立とうとしましたが、職員7人が 抗議し、「パート職員の正規職員化を前向きに検討する」「嘱託職員の今年度の 昇給額を元に戻す」「職員の残業代を法定通り支払う」「過去の発言で職員を傷 付けたとしたら、撤回し、謝罪する」という確認書を締結しました。しかし、そ の後も職場では職員に対して暴言を吐いたり、恫喝(どうかつ)したりするなど の不当労働行為がくり返されました。 このため職員たちは雇用環境を改善し、自分たちの尊厳を守るため、初のストラ イキを決意。同9月5日に協同組合の支部員さん向けの業務講習会が開かれるタ イミングでストライキに入った職員たちは、東部労組各支部や友好労組など多く の支援者とともに、支部長と副支部長に怒りのシュプレヒコールをあげました。 そして、支部員さんには臨時総会で支部長と副支部長への解任を議題とすること を求める署名を呼びかけました。支部員さんからは次々と署名が集まりました。 これまで支部員さんたちの間には「どっちもどっちの労使紛争」や「自分たちに は無関係の争い」などという見方もありましたが、職員たちが決死の覚悟で行っ たストライキ行動が状況を変えました。支部長らは臨時総会を支部員が集まりに くい日に設定し、総会自体を不成立(協同組合の規約では過半数の支部員の出席 が条件)にすることを狙っていました。ところが、同9月20日の臨時総会では、 いつもの総会に増して、支部員さんたちが駆けつけて職員側の味方についたので す。 職員たちはストライキに入る際、「私たちは本日のストライキ行動を通して、もっともっと強くなりたい。職場での支部長と副支部長の横暴に負けない力を得たい」 と宣言していました。実際、ストライキの翌日から職員たちは堂々と職場で振る 舞いました。逆に支部長らはこそこそと会議室にこもりました。びくびく、おど おどしているのは職員ではなく、支部長たちの方でした。職場の力関係が逆転し たのです。支部長・副支部長の解任は、直接的には支部員さんたちの協力によっ て実現しましたが、不安や恐怖に打ち勝って労組を結成し、ストライキで闘った 女性職員たちの団結と勇気がもたらした勝利であるのは明らかです。 9月5日のストライキ行動に、有給休暇を取得し、自腹で交通費を出して支援に 駆けつけてくれたみなさん!本当にありがとうございました。炎天下にプラカー ドや旗を掲げ続けてくれたみなさん!本当にありがとうございました。どちらが 正しいのかを見抜き、職員に加勢し、支部長と副支部長の解任に動いてくれた協 同組合の支部員のみなさん!本当にありがとうございました。みなさんに心から 感謝を申し上げます。 東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部は、受けた支援を忘れず、だれも が働きやすい職場をつくるため、これからも団結して頑張っていきます!引き続 きよろしくお願いします! ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」該当記事 http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/7b9fae5024042fc36a428687aa8c0428

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