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「未来ある子らに遺すな核のゴミ」巨大横断幕を設置〜川内テント通信(1/12)

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。昨年は台風直撃でテントが壊滅的打撃を被るなどいろいろありましたが、写真の通り立派に再建することが出来ました。これもひとえに皆様方のご助力の賜物とメンバー一同、心より感謝申し上げます。

 この正月9日には地元川内の方々、鹿児島や水俣、福岡などから駆けつけてくださった方々、テントメンバー合わせて30名ほどの賑やかな新年会を持ちました。

 新年会の目玉は二つ、一つは幅25メートルの巨大な横幕をテント前に設置し、新たな闘いの目標ををメッセージとして掲げることでした。文面は「未来ある子らに遺すな核のゴミ 原発廃炉は天の声」というものです。

 二つ目の目玉は、「中野行男基金」の創設です。中野さんは、私たちが久見崎海岸にテントを張って以来大変世話になった方です。産卵上陸するアカ海亀の保護に情熱を傾け、亀のこと、海のことに関する私たちの教師でもあった方です。再稼働阻止のたたかいにも積極的に黙々と加わる硬骨のひとでした

 この中野さんが昨年9月脳こうそくに倒れ、現在入院中なのですが、テントメンバーの野村さんが「中野さんが人知れずやってきたことを顕彰するため【中野行男基金】を創ろう」と提案、基金も寄せてくださったのです。集まった地元の人たちも大賛成で、この基金をさらに大きくし、中野さんの事業を引き継いでいこうということになりました。

 以上がテントの行事の報告ですが、新年会と同じ1月9日にもう一つのニュースがありました。次は同じくテントメンバーの一人稲井さんの報告です。

〔稲井さんの報告〕

 1月9日、テントの新年会を午後3時ぐらいに渕上さんと抜け出し高城温泉へ、駐車場に着くと一人の男性が我々の脱原発号の車に近づいてきて、渕上さんに、「私は以前原発推進でクレーンの作業員をしてお金をたくさん稼いでいたけど、今は原発反対です、原発反対の理由は、私の子供が川内原発の排水口付近で魚釣りをして、その魚を食べていたら、白血病になり7年半後に死んでしまった、他にも周りでは白血病で死んだ子供が居た」と告白してくれました、今更声を上げて反対を言える立場ではないから、あなた方を応援しますと握手をしてきた。昨日も、高城温泉で偶然男性に会い握手をした、男性は〇〇クレーン株式会社と胸に社名がはいった作業服を着ていたから、告白を信用しても良いように思いました。


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