これでは将来の戒めにならない〜「慰安婦問題」で日韓が合意 | |||||||
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これでは将来の戒めにならない〜「慰安婦問題」で日韓が合意Y・K*「朝日新聞」12/29号 「『慰安婦問題』日韓合意」が大きく報じられている年末、「前事不忘 后事之師」(過去の経験を忘れないで将来の戒めとする)からすれば、「不可逆的解決」=「蒸し返さない」というまったく許せない安倍と米国の戦略に腹が立つばかりです。これで、教科書に「慰安婦問題」が掲載される可能性はさらに小さくなったといえそうです。歴史事実を子どもや若い世代に伝えることがさらに困難になるという危機感でいっぱいです。 新聞・マスコミは、謝罪内容や10億円の拠出(賠償ではない)や少女像の撤去問題は書くが、元「慰安婦」らが訴えていた日本の教育で子どもにどう教えていくかについては、全く抜け落ちている。韓国政府も「蒸し返さない」の論理に負けたのか。というより韓国政府も真に被害者側に寄り添わず、日米政府に寄り添ったという方が正しいようだ。 ヤフーがアンケートしているが、今回の合意に対する評価として、7割以上が「まったく」あるいは「あまり」評価しないとなっている。内容は、「10億もなぜ我々の税金からだすのか」「韓国はきっと蒸し返すぞ」などの排外主義立場からの評価や偏見に満ち満ちたものがほとんどである。ほんのわずか冷静な見方をしているものもあるが、性奴隷の被害者をおもんばかったものは皆無に近い。これこそが、日本社会の危機的状況を表している。 ヤフー「従軍慰安婦問題で日韓が合意、評価する?」 私も、このアンケートに「全く評価しない」とした。理由は、上記のものとは全く異なり、日本政府が全く反省をしていないのに、形として謝罪や金を出すためである。たった10億の金でこの問題を闇に葬れるなら安いと考えているととらえているからだ。おまけに少女像の撤去と「蒸し返さない」ことを韓国に約束させ、それを覆したらさらに韓国政府はおろか、挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)や元「慰安婦」のハルモニたちをさらにバッシングできるとなれば、これほどの都合のいいことはない。 /////// テレビのキャスターなどが、次々降ろされ、政権批判する報道番組などが消えていくことは、怖いことです。ファシズムに入ってますよね、日本は。 /////// ハルモニの人権をないがしろにする排外主義と闘うために、皆さんも投稿しませんか。この年末の「合意」により、来年、安倍が、まがりなりにも今ある「平和」の足かせをぶった切り、安保法制=戦争法を具現化し、さらに戦争への道を驀進し、あらゆる人権を蹂躙し、民衆を抑圧することは間違いありません。これに、あきらめずに対抗することが、その策略を止める唯一の道ではないかと考えるところです。 Created by staff01. Last modified on 2015-12-29 14:07:35 Copyright: Default |