報告:入れ墨裁判、維新の会・橋下市長と闘う労働者のつどい | |||||||
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しっかりドライバーしいや、提訴も取り下げて―入れ墨裁判、維新の会・橋下市長と闘う労働者のつどい報告―7月2日に交通局の安田さんの入れ墨調査に関する2つの裁判の証人調べがありました。ひとつは、橋下市長が行った入れ墨調査を拒否したことで受けた懲戒処分を撤回させる裁判です。もうひとつは、処分を撤回させるための裁判を起こしたことで、バスの運転手から本局の事務仕事に異動させられたことに対する裁判です。 証人調べは、まず入れ墨調査を企画立案した人事室の元人事課長について行われました。入れ墨調査は、入れ墨の有無を把握して、入れ墨をしている職員を市民と接することが少ない部署に異動させるために行ったと証言しました。しかし、調査の結果に基づいて職員を異動させた事実はなく、仕事の分担換えをしただけだということが分かりました。 引き続いて、交通局の業務課長、職員課長、運輸課長、藤本局長について証人調べが行われました。裁判を起こしたことで本局の事務仕事に異動させた理由は、裁判は心労を伴うのでバスの運転手として安全確保ができないからだと口をそろえて言いました。弁護士から「では、本人に体調を訪ねたり、産業医や主治医に相談するように勧めたか」と聞くと「していない」と答えました。 藤本局長は、安田さんが裁判に訴えた翌々日に安田さんを局長室に呼びつけて「しっかりドライバーしいや。提訴も取り下げて」「営業所を離れて我々の近くで仕事しいや。本局おいでや」と提訴の取り下げを迫ったのです。局長との会話はすべてボイスレコーダに記録され、裁判所に証拠として提出されています。 双方の弁護士の質問が終わった後に、30分にわたって裁判長が藤本局長を追及しました。裁判所としては、「裁判を起こしたことで不当配転を受けた」ということを許せば、国民の裁判を受ける権利を否定することになるからです。このバス運転手を降ろされた裁判は、安田さんが必ず勝つとの印象を受けました。問題は、入れ墨調査を拒否して受けた処分を撤回できるかどうかです。 夜には、エルおおさか南館ホールで、「維新の会・橋下市長と闘う労働者のつどい」が開催されました。冒頭、全港湾大阪支部の山元委員長は「入れ墨調査の不当性は明らかだ。不当な処分を撤回させるまで共に闘おう。安田さんの裁判の判決の前に500人規模の大きな集会を開きたい」と挨拶しました。つどいには、入れ墨調査を拒否して処分された6人が登壇し、闘いの決意を表明しました。また、「日の丸・君が代」の不当処分撤回を闘っている教職員も共に、維新の会・橋下市長との闘いを進めていくことを確認しました。 入れ墨調査拒否者への不当処分撤回を求める会 矢野幸一 Created by staff01. Last modified on 2014-07-05 11:14:30 Copyright: Default |