ユニクロの中国縫製工場でストライキ〜はたらくものの権利守れ! | |||||||
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ユニクロの中国縫製工場でストライキ〜はたらくものの権利守れ!多国籍企業に関する共同リサーチをしている香港の友人から、緊急メールが届き、ユニクロのサプライヤー、中国深センの縫製工場の労働者がストライキ中であること、ユニクロに要請文を提出したことを、日本で広く伝えてくださいということなので、争議の概要と 要請文を翻訳してお届けします。(遠野はるひ) ******************************** 要請文●中国ユニクロCEO ニン・パン 殿緊急:アーティガス工場のストライキについて (ユニクロ日本CEO 柳井正 殿・ユニクロ日本労働組合にも送付) 2014年12月16日 香港小売・商業・衣料品製造一般組合(RCCIGU)は、中国深セン市における貴グループの衣料品工場、深センアーティガス被服皮革会社で最近生じたストライキについてたいへん憂慮しています。1000人の労働者が12月11日以降就業を停止し、過去数年にわたる社会保険の未払いその他の異常な事態について訴えています。長年にわたりアーティガス社最大の取引先であるユニクロは、同社を中国の法律に従わせる明白な責任があります。 RCCIGUは、雇用期間によって、アーティガス社のすべての従業員が強制的な社会保険によって完全にカバーされるものでないことは理解しております。しかしながら大部分の労働者は10年から20年以上雇用されており、ある人は2003年から、別の人はようやく最近保険がかけられました。50歳の退職年齢に達する女性労働者は年金の資格を得られないと訴えています。混乱し矛盾したアーティガス社の方針と行動が、争議の主要な原因です。 ストライキが起こって1週間経過したにもかかわらず、会社が今に至るまで労働者の要求を無視していることを知り、私は非常に失望しております。 ユニクロは世界的規模で労働者の雇用条件に常に気を配っていると私は理解しています。多国籍企業ユニクロはまた、製造部門を含むすべての労働者の権利について、企業の社会的責任を十分に果たすことに関心をもっているはずです。貴社の監督のもと、アーティガス社の労働基準はよりよいものに転換することを私は確信しています。RCCIGUは、1000人の労働者およびその家族の権利と生活に関心をもっています。 私は、アーティガス社の経営陣がストライキの解決に積極的に関与せず、その代わりに昨日スト参加者への解雇をほのめかしたことに、たいへん困惑しています。RCCIGUは、権利のために集団行動に立ち上がった労働者代表に対する報復は、労働基本権の野蛮な侵害であること、そして労働者の交渉要求を拒絶することは中国の労働契約法、労働組合法違反であることを、貴グループに気づいていただきたく思います。 今日、選出された労働者の代表は、紛争解決のために12月18日に団体交渉を行うことをアーティガス社経営陣に公式に要求しました。我々は貴グループが紛争の公正な解決のために速やかに行動することを求めます。 RCCIGUはユニクロに以下のことを要求します。 1.アーティガス社の経営陣に対して、選出された労働者代表と紛争解決のために12月18日に団体交渉を行うよう促し、ストライキや関連する訴えに参加した労働者やその代表への報復を行わないように取り組むこと。 2.社会保険やその他の権利事項に関する労働者の訴えを調査し、公正かつ透明性のある団体交渉を通じて紛争を解決すること。 3.アーティガス社の子会社、取引先に関して、訴えのない事項、とりわけ社会保険について調査し、正していくこと。 貴グループの迅速な対応を期待します。 チェン・ライハ 香港小売・商業・衣料品製造一般組合(RCCIGU)書記長
Created by staff01. Last modified on 2014-12-23 11:26:39 Copyright: Default |