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LNJ Logo 首都圏青年ユニオン声明 : 秋田書店「見解」はブラック企業の開き直りである
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2013年8月22日 首都圏青年ユニオン 執行委員長 武田 敦

http://www.seinen-u.org/akita-saiban.html

首都圏青年ユニオン声明
秋田書店「見解」はブラック企業の開き直りである

2013年8月20日、消費者庁は、「少年チャンピオン」などの発行で知られる秋田書店に 対して景品表示法違反(有利誤認)で措置命令を出した。このことは消費者庁が発表す るやいなや、マスメディアでも大きく報道され、社会的反響を呼んでいるところである 。

 この不正をやめるように社内で訴えてきた女性社員に対して、2012年3月、秋田書店 は、なんらの事実に即した根拠も示すことなく懲戒解雇をおこなった。

 女性社員が加入する首都圏青年ユニオンは、秋田書店と団体交渉をおこない不当解雇 の撤回と不正をやめることを訴えた。秋田書店は、首都圏青年ユニオン側が繰り返し不 正を指摘したことに開き直り続け、さらに女性社員に対する根拠のない懲戒解雇の撤回 を拒否して現在に至っている。女性社員と首都圏青年ユニオンは、事態解決に向けて20 12年夏に消費者庁への資料提供をおこなった結果、今回の秋田書店への措置命令が出さ れたものであり、私たちの主張の正しさを確信している。

 しかしながら、秋田書店は、毎日新聞2013年8月21日付夕刊報道を受けて、「【社告 】毎日新聞の報道に対する弊社の見解について」という文書をウェブ上に掲げている。 この中で、「解雇の理由は、元社員が賞品をほしいままに不法に窃取したことによるも の」としているが、こうした事実は一切、存在しない。こうしたことを根拠なく主張し 懲戒解雇をおこなったこと自体が許しがたいことである。消費者庁からの措置命令を受 けて、秋田書店の問題解決に向けた誠実な対応を期待していたが、秋田書店は今もなお 開き直り続けている。

首都圏青年ユニオンと当該女性社員は、懲戒解雇撤回に向けて裁判を準備中である。秋 田書店が行った数々の信じがたい違法行為については、法廷の場で明らかにされ、秋田 書店は法廷の場でも社会的にも厳しく裁かれることになるだろう。

読者・社会をあざむく違法な業務指示を会社ぐるみで行い、さらに不正をやめるように 訴え続けた労働者を事実無根の理由で懲戒解雇したブラック企業・秋田書店を許さず、 首都圏青年ユニオンは徹底してたたかう決意である。首都圏青年ユニオンとブラック企 業・秋田書店との正面からのたたかいに対して、多くの方の注目と支援をお願いするも のである。


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