3a(安全・安心アクションin郡山)を訪ねて〜あきらめていられない! | |||||||
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3a(安全・安心アクションin郡山)を訪ねて あきらめていられない!原発震災後、福島県郡山市近郊の母親たちが子どもたちの生活、食の安全をもとめてつながり結成された「安全、安心アクションin郡山」を訪ねた。 3aの結成は、2011年10月、事務所開設が2012年4月。以来3aは、食材の放射線測定、西日本の野菜の提供(お野菜マルシェ)、座談会での交流、郡山市への要望書の提出、保養活動のあっせん等原発被災と立ち向かう活動をずっと続けてきた。 代表の野口時子さん(写真上)は語る。「最近は避難していた県外から、残念ながら福島に戻る人が増えている。戻った親の中には、安心できる西日本の野菜を求めてここに来る人もいる」 先ごろ新郡山市長となった品川市長は、選挙前この事務所を訪ね母親の思いを聞いた。品川氏は、震災後外に出られない小中学校の子どもたちのために教室にエアコンを設置してほしいという要請(これまで一貫して要請してきたが、市は却下し続けてきた)に、前向きの姿勢を示した。またそのあと野口さんたちは、新市長の初登庁の日に正式にエアコン設置等の3aの要請書を品川市長に手渡した。 野口さんは、震災後「何も決まっていない。だから、あきらめてはいられない」と語る。 現在取り組んでいる活動は、子どもたちの甲状腺検査の自費検査の費用補助の運動だ。1回あたり30名を募集しているが、前回の募集では30名を超える希望が集まった。 3aは、震災後の補償制度の整備が「子ども被災者支援法」などまったく進んでいない中でも、何とかして子どもたちの体を守るためにはどうしたらいいのかを考え実践している。避難区分の変更、解除がすすみ除染も行われているが、線量がなかなか下がらない地域が多いと聞く。まさに「復興」が名ばかりになりつつあるのが現状だ。その中で、3aのような「あきらめない」粘り強い取り組みはとても重要だ。そして、多くの支援が求められる。(湯本雅典 取材:5月1日) 3aのホームページ http://www.aaa3a.jp/ Created by staff01. Last modified on 2013-05-08 23:33:39 Copyright: Default |