フリー記者は賤民か?東電のフリーランス記者取材制限の酷さ。 | |||||||
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東電が5月26日に行なう福島第一原発事故現場の入構取材に、先に取材が認められたニコニコ動画、IWJのネットメディアと供に二名のフリーランス記者参加がついに認められた。
しかし、参加規約の内容の酷さに、驚きの声が上がっている。 「カメラの持ち込み不可」「携帯電話は取材中没収」 原発取材の申し込み要綱を見てみよう。 「東電会見に参加一回以上参加経験者 日本新聞協会 日本専門新聞 新聞協会 日本地方新聞協会 日本民間放送連盟 日本雑誌協会 日本インターネット新聞協会 に署名記事を書いた記者 または原発関係の出版物に記事を書いた記者」 という決まりが厳しいようで、原発関係の出版物に記事を書けばOKという線引きが曖昧な物で、混乱が生じている。 またカメラの持ち込みは発見した場合、取材中止という事が明記してある。 二名のフリー記者参加が認められた事は原発事故現場の報道の自由への大きな第一歩だが、記者がカメラ無しに取材しろと言うのは無理難題だ。 戦場に武器を持ち込めず、どうやって闘えと言うのだろうか。 今回の原発事故入構取材は四号機の直下まで取材が許可されている。 日本のみならず、世界が四号機の被災状況について関心を持っている昨今、 その現場からの情報の配信は写真も含め、多くの人が訴求しているものだろう。 写真は記者が目撃した取材内容の事実を読者が画像で共有出来る重要なアイテムだ。 フリー記者は今回、そのアイテムを奪われて取材しなくてはならない。 福一原発取材の被爆リスクを負いながら、フリーランス記者は取材能力にハンディをつけられる。 事故を起こし、被害を拡散させている東電が情報の規制制限権を持ち、それを規制する行政も無い。 今もっとも関心の高い四号機を取材するフリー記者への取材規制を見ると、原発事故の国民の知る権利は依然、ないがしろにされたままなのだ。 Created by mu07. Last modified on 2012-05-17 14:46:42 Copyright: Default |