<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2012.4.6
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】今週号目次と次号予告
【4】近刊のご案内
【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
■南京大虐殺まぼろし論のウソ
●否定論は人間の尊厳にかかわる
歴史認識に欠けた?愛国者たち?へ
能川 元一
河村たかし名古屋市長の発言で「南京大虐殺はなかった」論が蒸し返された。
学問的にはとうに決着がついている否定論が出てくる背景と狙いはなにか。
●「適当に処分すべしとの命令あり」
日本軍将兵は見た・記録した
山田 朗
「南京大虐殺」の証拠は枚挙にいとまがない。事件の渦中に居た
日本軍将兵の日記を中心にあらためて事実を立証する。
●貧困なる精神511
「本多40万人説」根拠は編注の部分引用
石原慎太郎東京都知事に訂正・謝罪を求める(4)
本多 勝一
■学校統制の道具としての「日の丸・君が代」
●対話 どうして強制に反対するのですか
高校生と話す「日の丸・君が代」
加藤 文也/蔭山 真理奈/市古 裕子
戦後いったんは学校から姿を消した「日の丸・君が代」が、
いま、教師を統制する手段となって甦っています。
国旗・国歌から無縁の埼玉県自由の森学園の高校生が、
原告教師の代理人として
多数の裁判を手がける弁護士に話を聞きました。
●現場 脅されても不起立貫く教師たち
戒厳下の大阪で卒業式
村上 恭介
橋下徹・大阪維新の会代表らによる制裁の威嚇にもかかわらず、
「君が代」斉唱時に起立しなかった教職員は二一校の二九人にのぼった。
不起立を貫いた教員たちは、どんな思いで卒業式に臨んだのか。
●現場 「戒告」しか出せなかった都教委
樫田 秀樹
東京の卒業式では、三人が不起立した。いずれも複数回目の不起立だったが、
処分はもっとも軽い「戒告」。今年一月と二月に出された最高裁判決にしたがった形となるが、
東京都教育委員会はあらたな締めつけを用意している。
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【2】編集長コラム
私は一五年ほど前、『週刊金曜日』を初めて手に取ったときに、
いくつかの点で面白い雑誌だと感心した。
それは読者からの投書の多さと、独自の特集と、「買ってはいけない」などの企業批判だった。
当時、投書は表2といって、表紙のすぐ裏にも載っていた。
ここまで投書を強調する雑誌など見たことはなかった。
デザイン上の都合から、今は後ろに固めているが、投書は読者の顔が見える貴重なページ。
最近はPTA役員の方からの「日の丸・君が代」問題の投書への反響が続いている。
素直で冷静な問題提起が共感を生んだのだろう。
悪法も法なり正義なりと、行政はいろいろと押しつけてくる。
しかし守りたくない「法」はいくらでもある。そもそももはや法が多すぎて守りきれない。
私は個別の法よりも日本国憲法を基本的に重視しているが、
本音では憲法のもっている理念のみに従おうとしている。
国民主権、基本的人権の尊重、平和主義。その立場からしても、
不起立の自由は国歌斉唱より尊重されるのは当たり前だ。
(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
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【3】次号 4月13日号(891号)予告
東京電力放射能汚染事件
経営者責任を問う
経営者の個人責任を問う理由
河合弘之弁護士×佐高信
福島から上がった告発の声 明石昇二郎
『災害ユートピア』 レベッカ・ソルニットインタビュー
取次配本拒否問題 座談会 鹿砦社、第三書館ほか
広瀬純の思想探究連載リニューアル再開!
自由と創造のためのレッスン
888号の次号予告
特集
放射能に分断される福島
安竜昌弘、瀬川牧子、安島佳代子、尾崎孝史、渡辺真、清野かおり
大阪地検改ざん事件公判 粟野仁雄
「強盛大国」へ邁進する金正恩 李柄輝
好評連載
世界一下世話なラブレター 佐野華英
買ってはいけない スカルプD 渡辺雄二
最新号目次はこちら↓
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ホームページ上で一部全文公開しています。
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/backnum_index.php
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【4】近刊のご案内
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2365
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!
★残 夢
大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2322
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。
★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2323
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。
★新・買ってはいけない8
原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2177
★貧困なる精神24集
「英語」という“差別” 「原発」という“犯罪”
米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2178
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【5】イベントのご案内
★平和力養成講座2012 第1回
「憲法9条部隊とは何か」
日時:4月14日(土)14時〜17時
場所:東京千代田区・スペースたんぽぽ
(JR水道橋駅5分・三崎町2−6−2−4F)
講師:加藤朗(桜美林大学教授)
参加費:500円(資料代含む)
主催:平和力フォーラム
問合せ:042−637−8872(主催者)
『週刊金曜日』協賛
★佐高信講演会 「現代を叱る」
日時:4月21日(土)13時半〜16時
場所:愛媛県・松山大学カンフール・ホール
(清水町駅5分・松山市文京町4−2)
参加費:1000円(事前整理券が必要/大学生以下無料)
*整理券は問合せ先よりお求め下さい
主催:講演会実行委員会
問合せ:080−1995−8303(主催者)
『週刊金曜日』協賛
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Last modified on 2012-04-06 12:17:14
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