オスプレイ反対国会包囲行動に参加して(黒鉄好) | |||||||
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黒鉄好@福島です。 「9.9沖縄県民大会と同時アクション『国会包囲』〜オスプレイ配備を中止に追い込もう」の様子は、すでに皆さんが報告しているとおりです。私からは重複しない範囲で報告するとともに若干の感想を述べます。 国会包囲行動に移る直前、国会に向かって行ったコールの内容は多彩でした。オスプレイいらない、基地はいらない、米軍いらない、自衛隊いらない、ヘリパッドいらない、市民を守れ、高江を守れ、緑を守れ、ジュゴンを守れ、などなど。「原発いらない」のコールもありました。 正午頃、高橋哲哉さんが到着。「墜落事故や緊急着陸など相次ぐトラブルは、オスプレイ自身がその危険性をメッセージとして発しているのだと思う。沖縄県での反対運動が不要になるくらい、この首都圏で運動の機運を高めていきたい」とあいさつしました。高橋さんの著書「犠牲のシステム 福島・沖縄」(集英社新書)は福島でも沖縄でも平積みにされ、よく売れたようですが、実際、今日の国会前でも「危険なものを安全と言いくるめて地方に押しつける構図が原発とそっくりだ」「安全なら、オスプレイ用のヘリポートを東京に造ればいい」と、基地と原発の共通点を指摘する声が聞かれました。「1%の政権打倒」のプラカードを掲げている人もいました。 労働組合・市民団体は、やはり日頃から平和運動に熱心に取り組んでいるところの参加が多かったようですが、それに加えて、自発的意思によって集まってきた一般市民が合流する形となったのは大変望ましいことだと思います。金曜日の官邸前反原発行動でも、参加者が独自のアイデアで工夫を凝らしたプラカード、のぼり、横断幕が毎回登場していますが、今日の行動でも、多くの市民が様々な自己表現をしているところが従来と大きく異なるところだと思います。3.11を経て、日本の市民が新たな表現力を手にしたのだということを改めて実感させられました。 国会正門前でマイクを握った人の多くが発言したように、沖縄問題は本土の問題です。実際、「沖縄の問題は私たちの問題です」のプラカードを掲げた人もいました。沖縄では県民大会のたびに10万人規模の参加者を記録していますが、東京では多くても数千人レベルでした。沖縄の基地問題に関して、東京で1万人規模の参加者を集めたのは近年なかったことで、市民の政治への広範な怒りが存在していることがまたも証明されました。 なお、今夜7時のNHKニュースでは、県民大会と国会包囲行動が日中関係のニュースに続き2番目に取り上げられました。民主・自民2大政党の党首選よりも先に報道されるなど、メディアの扱いも悪くありません。3.11以降の市民による徹底的なメディア監視・批判が、報道をも動かしつつあるように感じました。 (文責:黒鉄好) Created by staff01. Last modified on 2012-09-09 23:24:21 Copyright: Default |