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渡部通信〜7.16世論の大きな高まり
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の渡部です。

本日(7月16日)、さようなら原発10万人集会が
東京の代々木公園で開かれました。

すでにニュースでも流れていますが、
上空からの写真や会場の写真は、
第一ステージが置かれた広場のもので、
それは全体の3分の1くらいしか映しておらず
実際には第二ステージ前の広場や、
会場に向かう道路にも沢山の人々があふれていました。

昨年9月19日に明治公園で開かれた
画期的な大集会は6万人でした。しかし、
今回はそれをはるかに上回る17万人(いずれも主催者発表)でした。
原発に反対する世論の大きな高まりを感じることができました。

福島をはじめ全国各地からもたくさんの人々が参加していました。
それは参加者たちの掲げる様々なプラカード・旗をみればわかりました。

集会での大江健三郎さんや、坂本龍一さん、澤地久枝さんらの
発言は、私がいた第二ステージ前の広場では、
聞き取りにくかったのでよくわかりませんでした。
しかし、そこでは多くの知り合いと会うことが出来ました。

その後デモは3コースに分かれ行われました。
私は代々木公園から原宿駅のところを通って明治公園に
向かうコースに入りましたが、原宿駅近くの歩道橋上から
デモの様子を見ることにしました。

すると警察は、
代々木公園から歩道橋のところまでは
<4車線>の道路を使ってデモ隊を誘導していましたが、
歩道橋直前から<1車線>の隊列にしてデモ隊を
200人位づつ切れ切れに出すようにしたのです。

当然、デモは動かなくなりました。
それに対して主催者は次のようなことを
繰り返し述べていました。

「約束が違う、デモ申請の時の話し合いで800人位の隊列で
<2車線>で出すということだった。警察はデモを分断している。
皆さん、分断されないように前の人に続いて
どんどん前に出てきて下さい。
すでに後方では待たされて具合の悪くなった人も出ている。
(救急車が3台来たということを主催者のスタッフに聴きました)
警察はなぜ約束を守らないのだ。すぐ規制をやめなさい。」

デモを観ていた人々からも
「警察は規制をやめろ。」「デモは権利だ。」
という声が多数飛びました。

そうしたところ若干規制は緩んだように思われましたが、
先の方で、やはり信号などを利用して規制しています。
このような規制は3つのコースそれぞれで行われたと思われます。

その結果、デモ隊は小部隊ごとに切られ、
大きなデモの迫力がまったくそがれる形になりました。
警察を使った支配者(野田政権)らは
それを狙っていたのだと思います。

それでも、今回の集会とデモは、
日本の大衆運動の中でも画期的なものだったと思います。

主催は「さようなら原発一千万人署名市民の会」で
本日の集会・デモのための実行委員会のスタッフ会議には
実に600人もの人が参加したということも聞きました。
もちろん、「原発に関係ない旗(組合旗なども)は降ろしてください」
などという規制は全くありませんでした。
多数の組合旗も市民団体の旗と並んで仲良く行進していました。

今後、さらに運動を発展させるにはどうしたらよいか。
次第に課題がはっきりしてきつつあると思います。

呼びかけ人・主催者・スタッフの皆さんご苦労様でした。

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      『8・31都教委包囲行動』

<日時> 8月31日(金) 16時集合・開始
<場所> 都庁第二庁舎前(都庁通り)
<行動> 都教委への抗議と要請
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
<メインスローガン>
 ●10・23通達撤回!
 ●「君が代」不起立処分撤回!
<サブスローガン>
 ・石原知事は尖閣諸島問題をもてあそぶな!
 ・差別・排外主義をあおるな!
 ・石原・大原教委は戦争挑発をするな!
 ・教育円卓会議による教育破壊をゆるさない!
 ・宿泊防災訓練反対!
 ・学校と自衛隊の連携を許すな!
 ・原発再稼働反対!
 ・原発と核武装推進の石原は知事をやめろ!
 ・大阪・橋下の教育関連条例撤廃!

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス、
   http://kenken.cscblog.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ

   http://homepage3.nifty.com/hinokimi

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