テント日誌(7/13)警察の厳戒体制の中、人々の怒りと意志は衰えることなく | |||||||
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<テント日誌 7/13(金)――経産省前テントひろば 306日目>
警察の厳戒体制の中、人々の怒りと意志は衰えることなく 官邸前〜国会正門前〜霞ヶ関へと広がって 7月13日(金) 曇り 夜間雨 どんより曇った空、蒸し暑いが時折涼しい風が吹き抜ける。金曜官邸前行動は今日が15回目、 10万を超える巨大行動となってからは3回目である。今回は警察が前夜から特別に警備方針を 発表していた。 2時半頃、テントに向かうため議事堂前駅の3番出口から出てみた。自分の身長ほどの高さの 鉄柵バリケードが車道の端、歩道脇にずらりと並べられている。檻を思わせる。それが途切れる ところからは装甲車が延々と並んでいる。国会脇の道路にもところ狭しと装甲車・警察車両の列。 国会正門近辺をあわせると40〜50台も出ているのか。 官邸前に通じる国会通りには力ずくでも猫の子一匹入り込ませないとする威圧的な警察の意 志、さらには「決断」で暴走する野田政権の意志を感じる。 警察は7カ所の抗議エリアを設定し、その枠内に人々を分断し、封じ込めて、今日の行動を警 察の管理下に置こうとしているかのようだ。それが6・29の事態に驚愕した彼らの巻き返しとして 練った策なのだろう。 テントに着くと、大阪から釜日労の友人がやってきた。7・16には釜日労でバス1台でくるそうだ が、その前に官邸前行動に参加しておきたかったとのこと。 第2テントでは4時から「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリックコメントの学習 会が10人程の参加でおこなわれた。参加者の話では情報量が多くそれを自分の意見としてどう まとめていくかが難しい、もう一度やってこなしていく必要がある、という意見が聞かれた。 テントの前はもういっぱいの人で賑わっている。 何回か官邸前と国会正門前方面に行ってみた。どこも人で溢れかえっているが、今日は年配 者も多いという印象。女川原発反対同盟の人たちと行き交う。拍手で迎える。 どうやら今日は国会正門前を意志表現の新たな共同空間として創り出したいというのが狙いな のか。広い歩道に人々がビッシリと埋まり、白い風船の群れが目につく。 随所で警察の規制・誘 導の意のままにはならない、簡単に服従はしないという人々の気持ちを感じる。非暴力不服従と いうことの意味をあらためて問い直している人も多いだろう。不服従としての人々の意志表現の共 同空間・磁場を創り出していく、そのための創意工夫が求められているだろうし、この創意工夫に 結び付くさらに大きな数の力を創り出していくことが求められているだろう。 ともかく人々は諦めていず、再稼働への怒りは広がっている。むしろそれは日と共に深くなってい るのだ。6・29以降の対峙関係を持続しながら、着実に地殻変動は促進されていく。それはより大 きな高まりを準備するに違いない。 金曜行動は大阪・札幌・福岡・名古屋・鹿児島をはじめ、全国14の都市でおこなわれたという。 全国的なうねりとなっているようだ。 この日もテントではお茶と水の補給活動をおこない、経産省正門前でも抗議行動がおこなわれた。 8時過ぎにはテントの前から正門前には500名程の人が集まっていただろうか。テントの前でも輪 になってドラムのリズムでコールがあり、正門前のコールとが共鳴しあいながら、大いに盛り上がっ ていた。9時に終了した後も、テントの前は人々の賑やかな交流が果てるともなく続く。( Y・T ) Created by staff01. Last modified on 2012-07-14 19:33:22 Copyright: Default |