報告:ガッティンナラン!沖縄差別 4.20集会 | |||||||
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報告=尾澤邦子 4月20日、東京の全電通労働会館で行われた「ガッティンナラン!沖縄差別4.20集会ー「復帰」40年・サンフランシスコ条約60年ー」に参加しました。「ガッティンナラン」とは、「許せない」という沖縄語。フォーラム平和・人権・環境と、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの主催で、約450名の方々が参加されました。 元宜野湾市長の伊波洋一さん(写真下)と、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんの講演がありました。 1952年4月28日、サンフランシスコ条約の発効により、日本は国際社会に復帰しましたが、日米政府は「日米安保条約」を結び、米軍が日本に駐留する権利を認めました。 伊波さんは、「米軍の犯罪が多発し、アメリカはやりたい放題、米軍機は航空法の適用除外で爆音をまきちらしている」と報告。「4月10日、宜野湾市の小学校入学式の最中にFA18戦闘攻撃機12機が普天間飛行場に飛来し、離発着を繰り返したため、入学式が中断された」と話しました。「米軍にNO!と言えない日本政府、米軍優位の日米関係、今それを問い返す時期だ」と訴えました。 山城さん(写真上)は、「先日PAC3が沖縄に配備されたが、明日にでも戦争が起きるような状況だった」と話しました。「北朝鮮に向けての軍事演習だ」と、政府の戦争政策を批判しました。「戦争では生きられないし、外交が必要だ」と訴えました。また「オスプレイを普天間に配備しようとするならば、ゲート前に座り込んで止める」と、檄を飛ばしました。 また、第3次嘉手納基地爆音差し止め訴訟原告団団長の新川秀清さん、普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団原告団長の島田善治さん、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんから報告がありました。島田さんは登壇するなり「私は怒っている」と発言。「沖縄をいじめている日本政府、無関心な日本人に怒っている。沖縄の痛みを知って欲しい」と訴えました。安次富さんは、日本政府が米軍に、年間1880億円の思いやり予算を5年間出すことを可決したことに対し、「そういうお金は被災地に回すべきだ」と訴えました。また、自衛隊と右翼が沖縄に入ってきていることを報告し、「沖縄の将来は、沖縄の民衆がつくっていく」と話しました。 参加団体アピールとして登壇した与那国島出身で、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック共同代表の大仲尊さんは「PAC3配備の際、与那国には自衛隊が配備され、実戦訓練があった。与那国に自衛隊はいらない」と訴えました。 豪華ゲストで、中身の濃い、熱い集会でした。 Created by staff01. Last modified on 2012-04-23 08:34:51 Copyright: Default |