『裁判所前の男、裁判所内でも独壇場』大高さんの理路整然とした証言に、多和田裁判長も「退廷命令」を出せず。 | |||||||
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7月1日(木)午後1時30分から東京地裁429号法廷で「裁判所前の男・大高さんの裁判」の本人(被告人)尋問が行われた。 この裁判は裁判所自らがでっち上げた傷害事件の狂言回しを、裁判所が裁くという奇妙な裁判として注目されている。過去3回のときと同様に法廷入口にバリケードを設け、40人を超える人数の裁判所職員が、傍聴人の持ち物を取り上げ、また多和田裁判長は「不規則発言だけでなく、笑った場合も退廷させる。」と傍聴人達に脅しをかけた。しかも相変わらず、白いシートをかけた無人の報道記者席が5席作ってあった。 被告弁護士2人による主尋問が1時間20分、途中休憩を15分とって、検察側2人による反対尋問が1時間20分、最後に裁判官3人による尋問が30分行われた。 法廷内は、終始、大高さんの独壇場で、検察側の引っ掛けるような誘導尋問に対して「私が言っていることを、勝手に解釈して、冤罪を作るようないい加減なことを言うな。私はそんなことは一言も言っていない。」とたしなめ、検察官が口ごもる場面も何度かあった。多和田裁判長は大高さんに向かって「威嚇するような態度はしないように・・・」と言いながらも、検察官に対して「無意味な尋問はやめるように。また被告人が答えやすいような質問の仕方をしなさい」とたしなめた。 大高さんの一環した主張は以下のとおり。 「東京の裁判所からは、今回も含めて2回の裁判所職員に対する傷害事件をでっち上げられている。前回は証拠不十分として起訴猶予にされた。今回も同様だろう。」 「裁判所の管理規定による退去命令は一般市民に関わる法律ではないから、一般市民である私(大高さん)が抵抗しても公務執行妨害にはならない。」 「他の人に許されているカメラ付き携帯電話の持込を私(大高さん)だけに禁止するのはおかしい。しかも知人に預けてしまっていて、携帯電話を持っていない私に対して有無を言わせず、裁判所からの退去命令を出し、大勢の裁判所職員に引きずり出されたので抵抗した。」「裁判所の実態を世間に公表されると都合が悪いという理由で、私(大高さん)を長期間拘留していることは人権侵害だ。」 大高さんは2010年8月10日に424号法廷で行われた「杉並区立和田中学校夜スペ裁判」の傍聴を終え、法廷に出た廊下で、知人に携帯電話を預けているところを裁判所職員に見られて、退去命令を施行された。ちなみに424号法廷はカメラ付き携帯電話の持ち込みは特に禁止されていない。大高さんは「裁判後の待合室での報告集会に出たかったのに、退去命令とその施行によって、それを邪魔されたので、抵抗した」と語った。 さらに大高さんは「大勢の裁判所職員に担ぎ上げられて追い出された第二南門の外から手を出してはいない。看板も叩いていないし杉田さんにも接触していない。距離的にも不可能だ。」と主張した。 また前回「大高さんから頚椎損傷全治一週間の暴力を振るわれた」と証言した杉田裁判所職員が、かつて裁判所前でマイクを使って裁判所の悪事の実態を訴えていた大高さんのところに近づいて来て、大高さんに向かって「いい気になるなよ」と脅すような発言をしたことを語った。 次回は同じ429号法廷で7月8日午後1時30分開廷。この事件を目撃したことになっている清水、中山裁判所職員に対する尋問が行われる(午後1時から裁判所入口で傍聴席抽選あり)。今回は多和田裁判長による「退廷命令」は出されなかったが、午後3時5分再開したときに、ずいぶんと帰ってしまった人が多く、傍聴席が半分の人数になってしまったのが残念だった。抽選にはずれて、終了まで外でずっと待っていた人もかなりいた。 (ジョニーH) Created by JohnnyH. Last modified on 2011-07-02 18:04:05 Copyright: Default |