希望がみえた「レイバーネットTV・福島原発事故特番」 | |||||||
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*レイバーネットMLから
Hです。 17日のレイバーネットTV「福島原発事故」とてもよかったです。この一週間、震災、原発事故の報道を見れば見るほど追い詰められ、窒息しそうでしたが、やっと前向きになれました。 この間のマスコミ報道は、最初から冷却装置が作動しないことを隠し、いよいよそれが隠せないとなると、「水素爆発で放射能が漏れているが、ただちに健康に被害は無い」の繰り返しになっていました。地震大国・日本で、原発がうまく作動しなくなったらどうなるのか・・。最悪の事態を想定しなくてはならないのに、「想定外」の一点張り。人間が制御できるはずのないものを動かし「絶対安全」と繰り返してきた人たちは、今回もやはり、誰も責任とらないんだな・・と思ってきました。 そんな中、レイバーネットのメーリス情報と、原子力資料情報室のユーストに釘付けになる日々でした。元・東芝の設計士だった後藤政志さんの証言からは、設計者としての責任倫理が伝わり、胸打たれることが一度や二度ではありませんでした。原発開発・製造に携わるものは、その安全性において疑いがあれば、議論し尽くすべきだ・・というのは故・高木仁三郎氏の思いでしたが、その意志を継ぐ人は少数派ながらいてくれたんだ・・と思いました。 ただ、資料室の会見を聞けば聞くほど絶望的になっていく自分がいました。この期に及んで、友人・知人にこのアーカイブをみることを薦める気になれなかった。後藤さんが語る「現状」は信憑性があるだけに客観的で、あらゆる可能性を想定した上で、これなら最悪の事態は免れるのだが・・といった話がなされ、その「最悪の事態」が次々と現実のものになってゆく・・・・。朝、目がさめてニュースを見るたびに、暗い気持ちになりました。そして、原発震災が起こったらこうなるってことはわかってたのに! そのとおりになってしまった!・・と、悔しさ、やるせなさが募るばかりでした。 しかし、自分が想定していたことがそのとおりになり、「だから言ったじゃないか」みたいな風になるだけでは、何も変わらない。それじゃあ出口がない。・・漠然とそう思い、自分を奮い立たせようとしてはいたのですが、今日の放送で、そのことをいっそうはっきり感じました。 松元さんの取材と、今後も引き続き取材を続けるという話。そして、たんぽぽ舎の話を聞いて、なぜだかとても冷静になれました。なぜなのか、今、その理由を分析することはできませんが。「起こってはならないことが起きても、その中での最善を尽くそう」という趣旨のことが、淡々と語られたからでしょうか。「危惧しすぎておびえてるだけでも、危惧が足りなくてもよくない」ということを、反原発運動を長くやってきた人たちの口から語られると、本当にほっとします。同じ台詞でも、誰が語るか・・によって違う。それだけでも、運動を継続してきた人たちの存在は大きい、と思いました。 Created by staff01. Last modified on 2011-03-18 12:18:41 Copyright: Default |