報告 : パネッタ米国防長官来日に対する緊急抗議行動 | |||||||
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10月25日夜、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの呼びかけで防衛省門前でパネッタ米国防長官来日に対する緊急抗議行動が行われた。この来日は、野田首相訪問や玄葉外相との会談のほか、一川防衛大臣と「普天間の辺野古移設」などを協議することが焦点。 同会談は一川防衛大臣と防衛省で行われ、大臣は辺野古移設のための環境影響評価(アセスメント)評価書の沖縄県への年内提出方針を長官に伝えた。長官はそれを辺野古移設の進捗として「評価」した。パネッタ長官は、米国議会からの財政的危機による軍事予算支出抑制論に直面、グアム移転のための歳出にブレーキがかかった状態で来日。グアム移転経費歳出を議会で承認を得るためには、辺野古移設の「進展」が条件とされており、それを意味する一川大臣の評価書提出には「満足」を表明した。 しかし同会談では、日米双方で「辺野古の進展」を演出するシナリオ にそって「方針伝達」、「評価」されたもの。辺野古移設の地元沖縄では沖縄県・名護市のいずれでも一致している「県外移設」要求が踏みにじられた。辺野古移設の実現可能性は困難とみられている。(吉田正司) ーーー抗議文ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 普天間飛行場の辺野古移設をは断念せよ! われわれは沖縄に集中している米軍基地に反対している団体で、「軍用地を生産と生活の場にとり戻そう!」を合言葉にしている。米軍嘉手納空軍基地や普天間飛行場内にある共有地の地権者である。 われわれ関東ブロックは、来日中のパネッタ国防長官が本日午後4時過ぎから貴大臣と会談し「普天間の辺野古への移設」にむけて協議しようとすることに強く反対する。 パネッタ長官は自国米国の国益を、財政状態を考慮した上での見解を持っているであろう。貴大臣も歴代防衛大臣すべてが認めている過度に沖縄に集中している米軍基地を解消するように、自国事情をパネッタ長官と協議することをわれわれは望んでいる。辺野古移設できるように長官に働きかけるようなことはやめてもらいたい。 ましてや、沖縄に圧力をかけて辺野古移設を推進することは、沖縄全部を敵に回すことになる。 沖縄では今日午後、嘉手納にある沖縄防衛局に150人がパネッタ長官との会談を危惧して抗議の行動を行っている。この辺野古移設反対の声を貴職らは受け止めるべきである。嘉手納統合も辺野古移設と同様、実現不可能である。実現不可能な計画は断念すべきである。 問題を先送りせず、はっきりと「県内移設は断念した」と貴職らは表明すべきだ。日米合意できる最も現実的な具体策は「辺野古移設と嘉手納統合の断念」である。
1. 普天間飛行場の辺野古移設は断念せよ。 Created by staff01. Last modified on 2011-10-31 12:03:45 Copyright: Default |