懲戒処分は取り消し〜東京「君が代」裁判、逆転勝訴! | |
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東京「君が代」裁判、逆転勝訴! 「教員を続けていて、良かった」(原告) 3月10日、東京高裁で東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟(一次訴訟・原告168名、1名が減給、167名が戒告)の控訴審判決が下された。(東京高裁第2民事部 大橋寛明裁判長) 結果は、「控訴人らに対する懲戒処分を取り消す」という1審東京地裁判決を覆す、逆転勝利判決であった。当日は、アイム89(東京教育労働者組合)の「君が代」裁判(原告2名、戒告処分)もあり、こちらも処分取消の勝利判決を勝ち取るという、まさにダブル勝利であった。 判決は、「控訴人らの損害賠償請求は棄却」、また「10・23通達(「日の丸・君が代」強制の都教委通達)および職務命令は、憲法に違反しない」という不十分さをはらみながらも、懲戒処分を裁量権逸脱と解し、処分取り消しを判断した意味は非常に大きい、まさに勝利判決である。そして2003年10・23通達以降の処分取消としては、初の判決でもあったのである。 高裁前には、一般傍聴席53席をはるかに上回る145名の傍聴希望者と原告あわせて200名が結集し、勝利を全員で確認し合った。 ある原告は、「今、学校では職員会議で自分の意見を言うことすらできない状態にある。この判決をふまえて、少しでも職場を良くしていきたい」と語った。また記者会見にのぞんだ原告は、「被処分者は、学級担任にもなれない状態だ。病欠者も増え、辞めていく教員もいる。でも、(今回の判決を見て)教員を続けていて本当によかった」と語った。 この判決が、何よりも現場の教員を励ますことは間違いない。自信も持って、石原教育行政を追いこんでいきたい。(湯本雅典) ↓裁判所前は喜びに包まれた ↓記者会見 ↓報告集会 Created by staff01. Last modified on 2011-03-11 00:37:30 Copyright: Default |