東京高裁は、ちゃんとした裁判をしたくないのだ〜疋田裁判控訴審 | |||||||
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東京高裁は、ちゃんとした裁判をしたくないのだ 疋田教諭分限免職取消訴訟(ジョニーカムバック裁判)第3回控訴審 12月21日、東京高裁で疋田教諭分限免職取消訴訟第3回控訴審が開かれた。(東京高裁第14民事部 西岡清一郎裁判長)法廷には傍聴席を埋め尽くす40名の支援者が集まり、裁判の行方を見守った。というのも、今日の弁論が控訴審の行方を決めるほど重要だったからだ。今日、裁判所が原告が求めた証人申請が認めなければ、一気に結審という状況になる。 結果は原告が申請した10人の証人全員が認められないという最悪の事態となった。特にその中でも疋田さんの教え子A君の証人が却下されたことは、この裁判の反動性を如実に物語っている。 A君は、疋田さんから体罰を受けた。しかしA君は「そのことで疋田先生に辞めてほしいなどとは思っていない」と語り、原告側からの証人に立ってくれることを承諾してくれていたのだ。 都教委側は、この点について「校長は校長室で教頭とともに生徒Aとその目撃者である生徒Eから直接話を聞いている」「校長らが控訴人(疋田さん)の生徒Aに対する体罰の件について事情聴取を行っているのは間違いのない事実である」(「都教委側準備書面1」より抜粋)などとまったく無かった事実を主張している。実際は、生徒Eなる人物は実在しないし、A君は1回も校長から事情聴取されていない。にもかかわらず、裁判所はこの重要な事実に目もくれなかったのだ。 裁判後の報告集会(写真)は、高裁に対する怒りの声が数多く聞かれた。「高裁は、ちゃんとした裁判をしたくないのだ」(疋田さん)、「あたりまえの教師がこのままでは学校からいなくなってしまう」(裁判傍聴者)「疋田さんのように免職ということが起きれば、学校現場はひいてしまう」(日の丸・君が代裁判を闘う近藤順一さん) 次回控訴審(3月)では、疋田さん本人が陳述を行う。またA君も陳述書を提出する。疋田さんの闘いは今、関東だけでなく全国に知られつつある。映画「ジョニーカムバック」も完成し上映運動が広がりつつある。裁判所の横暴を許さない、大きな声を集中させていこう。(湯本雅典) →動画(UnionTube)*映画「『不適格教師』の烙印を押された男 ジョニーカムバック」の上映運動にご協力ください ・映画上映会&コンサートのお知らせ 1月14日(金)エデュカス東京(麹町) 午後7時〜 1000円 http://www.zenkyo.biz/map.html 1月29日(日)東久留米市西部地域センター 午後7時〜 500円 http://www.city.higashikurume.lg.jp/kensaku/citygaide/sinai/sinai03-1.htm ・第4回控訴審のお知らせ 3月8日(火)東京高裁・824号 午前11時30分Created by staff01. Last modified on 2010-12-22 09:13:08 Copyright: Default |