斉藤貴男さんが学校関係者に「卒業式・入学式の『日の丸・君が代』強制への抵抗」を呼びかけた | |||||||
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都2月6日(土)午後6時30分から中野ゼロ小ホールで開かれた(220名が参加) 『改悪基本法路線と対決し、「日の丸・君が代」の強制を許さない2・6総決起集会』で ジャーナリストの斉藤貴男さんが講演した。 講演の中で斉藤さんは、 自らの保身と引退後の自分のファミリーのためにひたすら都民や国民に嘘をつきまくる現都知事・石原慎太郎の「都政の私物化」の実体と、彼によって一般行政としての独立性を失った教育委員会の様子、そして彼の偏執的な性格によって差別され排除された人たちからの怨嗟の声も紹介した。 また教育課程審議会座長だった三浦朱門が「新自由主義的な発想から『ゆとり教育』の本旨は“100人に2〜3人でもいい、必ずいる筈”のエリートを見つけ伸ばすための「選民教育」であり、『ゆとり教育』という言葉は『国民に、審議会が選民教育を打ち出したことに気づかせない(だます)』ためのi都合の良い言葉だった」と明言したことを紹介した。 三浦朱門は斉藤さんに「出来ん者は出来んままで結構、エリート以外は実直な精神だけ持っててくれればいい」「限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」「魚屋の息子が官僚になるようなことがあれば不幸になる」などと明言したそうだ。 また、この背景が当時の日経連が人件費大幅削減目的で提言した「労働者を、長期能力蓄積型(永久正規雇用)と高度専門能力活用型(期間契約雇用)と雇用柔軟型(非正規雇用)という3つの階層に分ける」という考え方を、学校現場の勤務形態に持ち込んだものであることも紹介した。 さらに斉藤氏は「現在の東京都教育委員会の異常さは前述したことに根ざしていて、本来の良質な教育の目的は破壊されつつある。このような中で、それを阻止できるのは、現場にいる教師であり、それを支援する人々である。そして、その後姿を生徒たちに見せることが大事であり、その行動や態度こそが、前述の考え方をしている人たちが最も恐怖に感じることである」と発言した。 そして、最後に斉藤さんは、卒業式・入学式直前の学校関係者たちに 「卒業式・入学式への『日の丸・君が代』の強制に対して、教師が何の行動をとらないことは、自らの教師とての本分を放棄したも同然で、それこそ石原慎太郎たちに加担し、彼らの思う壺にはまってしまう。」と、君が代不起立教員へのエールと、学校現場への(政治の)不当介入への抵抗を呼びかけた。 なお、集会では、「主任教諭制度導入の学校現場からの報告」「裁判闘争原告(被処分者)からの報告」「君が代不起立を続ける被処分者からの発言」「大阪・福岡・千葉からの報告」と「民主党による新たな教員免許法に反対するアピール」決議がされた。 ( ジョニーH ) Created by JohnnyH. Last modified on 2010-02-08 23:59:48 Copyright: Default |