中国ホンダ労働者が仕事に戻る〜引き続き国際署名を! | |||||||
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〔レイバーネット国際部〕
中国ホンダのウェブ署名へのご協力ありがとうございます。 日本の報道ではスト終了、操業再開の情報が流れていますが、以下の現地報道を 読んでいただければ分かるように、6月4日午後3時に回答するのでとりあえずは職 場にもどってくれ、というのが真相です。ですので、明日の回答次第では、また 動きがあるかもしれません。会社側は「報復はしない」と言っていますがわかり ません。 中国国内では、20代の青年たちによるストライキは中国労働者の誇りだ、という 論評がけっこうだされています。資本のグローバリゼーションが生み出した新し い「墓堀人」たちの今後にも注目したいと思います。 署名はまだまだ続いていますので、ぜひご協力ください。本来であれば回答期限 までのあいだに日本でもホンダ本社に対して何らかの圧力をかける必要があると 思うのですが、なかなかできていません。 また現地の労働組合の粗暴な対応が今回のストライキを長引かせた一因でもあり ます(一番悪いのはホンダですが)。ストライキに立ち上がった若い労働者たち が「労働組合なんて役に立たない」と思いつづけないためにも労働組合からの国 際的な連帯のウェブ署名をしていただけるといいな、と思います。 以下、ウェブ署名のサイトと昨日の現地報道です。 ==== ■連帯ウェブ署名サイト(英語) http://www.gopetition.com/petitions/honda-workers-struggle/sign.html 署名の際の記載事項は下記の通りです。(必須)の箇所は必ず記入を。 ・Title:Mr、Ms、Drなど。 ・First Name:名前(必須) ・Last Name:名字(必須) ・Signature Display:署名を表示する。チェックをはずすと名前は非表示になり ます。 ・Email Address:電子メール(必須)。表示はされません ・Country or Region:国または地域を選択(必須ではないですがぜひ「Japan」 を選択してください) ・Short Comment to Target:コメント。500文字以内。ボックスにチェックを 入れるとコメントは非表示 ・Verification Code:表示されているコードをボックスに半角で入力(必須) これらを記入して最後に「Sign」をクリックして終了。連帯を! 署名リスト http://www.gopetition.com/petitions/honda-workers-struggle/signatures.html ========= ■ホンダ労働者が仕事に戻る 組合側は謝罪 2010年6月2日 『南方周末』紙掲載 原文 http://www.infzm.com/content/45878 二週間近く続いた操業停止ののち、ホンダ部品〔変速機製造〕工場の労働者は6月2 日午前から仕事に復活した。広州汽車集団(※1)の曽慶洪・総経理〔社長〕は4 日午後3時に会社側との交渉の結果を労働者に伝えることを約束した。労働者はそ れまでの3日間は業務に復帰する。 和訊汽車〔自動車関連の情報会社〕によると、ホンダ中国の藤井隆行広報部長は 、本田部品工場の全ての労働者が生産ラインに復帰したが、生産設備の調整テス トを経て正式に生産を再開することを明らかにした。 日本のホンダ本社の広報担当の安藤明美氏は「中国の四つの組立工場の操業復帰 時は確定していませんが、6月3日までは、これらの工場は生産は停止状態です」 と語った。 ホンダ部品工場のストライキは5月17日から始まった。賃金に対する不満がきっか けで、翌日には業務に戻った。しかし21日にふたたびストライキを行った。 労働者は賃金を現在の900〜1500元から2000〜2500元に引き上げることを求め、会 社側と何度も交渉を行った。賃上げ要求は800元としたが、会社側は受け入れなか った。 5月26日、会社はストライキが始まってから三度目の提案をおこなった。正社員に は賃金と手当で355元、実習生には賃金と手当で477元の増額回答である。しかし 労働者は納得せずストライキを継続した。(※2) 部品工場のストライキの影響で、中国にある四つの組立工場は5月27日から生産が 停止した。 6月1日、広州汽車集団の曽慶洪総経理が突如、ホンダの工場を訪れ、労使交渉に 介入した。彼は労働者の意見と要求を集め、労働者と会社側の交渉に協力する旨 を表明した。〔31日に暴行事件を起こした〕獅山地区総工会に対してその場で謝 罪の手紙を書くことも促した。曽慶洪総経理は4日午後3時に会社側との交渉結果 を労働者に伝えることを約束し、それまでの3日間は仕事に復帰するよう求めた。 6月1日午後5時、獅山鎮総工会は労働者に対する謝罪の手紙を公表し、工場の各部 署に掲示し、暴行を受けた労働者を慰問した。 この謝罪文は財新網でも全文が掲載された。組合側は、5月31日にホンダ工場で発 生した労使調停業務に参加したさい、「誤解によって口頭での言い合いになり、 一部の労働者が激昂して組合職員ともみ合いになった」ことを認め、これについ て「謝罪する」としている。 組合は、「努力を重ね、5月31日に366元と488元の昇給とすることで工場側を説得 し、操業再開後二ヶ月以内に関連する事柄について労働者と協議を行うこととし 、期日どおりに仕事に戻った者については、ストライキ参加に関する責任追及を 行わず、ストライキ中の期間も通常通りに賃金を支払うという同意を会社ガに取 り付けた。」としている。(※3) これは会社側が当初同意していた賃上げに11元を上乗せしたことを意味する。 ホンダ部品会社は2005年9月に佛山市南区に設立され、本田技研工業株式会社の100 %資本の子会社で、自動車の変速機および関連部品、自動車エンジン関連部品な どを製造している。この工場は1600名を上回る労働者を擁し、実習生が過半数を 占める。 【訳注】 ※1 広州汽車集団:ホンダの中国での合弁相手の中国国有企業。中国五大自動 車メーカーのひとつ。 ※2 労働者が基本給の増額800元にこだわったのは、食費や住宅などの手当は、 皆勤手当とリンクしていることから1日でも休むと他の手当も含めて支払われない ことになるという事情がある。http://www.nbd.com.cn/newshtml/20100531/20100531152105798.html 参照 ※3 総工会職員らによる恫喝は画像付きでインターネットを通じて全国に広ま り「資本の見方をするスト破り」という非難が巻き起こった。この謝罪文に対し ても「謝罪しているのか功績を自慢しているのか分からない」という非難がある 。 Created by staff01 and Staff. Last modified on 2010-06-04 19:50:27 Copyright: Default |