デモクラシー・ナウ!情報〜コンゴ内戦の性暴力とアフリカの「資源の呪い」 | |||||||
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デモクラシー・ナウ!では、毎週、新しい動画のアップロードをご報告するとと もに、今週の注目トピックスをお知らせしています。 新着ストリーミング ********************************************* 009.08.12-12 コンゴ内戦の性暴力とアフリカの「資源の呪い」 ********************************************* 8月のクリントン国務長官のアフリカ歴訪によせて、米国とアフリカ諸国との関 係を再考します。 前半:8月にアフリカを訪問したヒラリー・クリントン国務長官は、コンゴ民主 共和国の東部のゴマ市に立ち寄り、内戦による性暴力の被害者たちと面会しまし た。コンゴではレイプが戦争の手段として使われ、おびただしい数の犠牲者が出 ています。 後半:アフリカの天然資源に利権を持つ米国企業のかかわり方に目を向けてみま しょう。クリントン長官が訪問したアフリカ7カ国には同大陸の二大石油算出国 であるナイジェリアとアンゴラが含まれるなど、資源国との関係強化が訪問の狙 いであったと言えそうです。しかし、これらの国々は、豊かな天然資源のゆえに 紛争や汚職が絶えない「資源の呪い」に取りつかれた国でもあります。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090812-12 (動画 前 半10分、後半8分) ゲスト *クリスティーン・シューラー・デシュライバー (Christine Schuler Deschryver) コンゴの人権活動家。コンゴ民主共和国の東部の都市ブカブ Bukavu に住み、イブ・アンスラーが創始した女性暴力に対抗する国際NGO 「V-Day コンゴ」の事務局長として活躍している。」 *エイミー・バリー(Amy Barry) 天然資源にからむ汚職問題を監視する団体「グ ローバル・ウィットネス」の代表 字幕翻訳:中村達人/校正:大竹秀子/全体監修:中野真紀子・付天斉 新着ストリーミング ********************************************* 2009.07.10-1 オバマ大統領ガーナへ サハラ以南のアフリカへ初の公式訪問 ********************************************* オバマ大統領は7月にアフリカ諸国を歴訪しました。大統領就任後初めてのサハ ラ以南への公式訪問です。最初の訪問国はガーナです。ガーナが選ばれた理由 は、最近見つかった油田に関係していると言う人たちもいます。アフリカは米国 の重要な原油供給元であり、国家情報会議(NIC)の報告書(チェイニー報告) によれば、2015年までには米国の石油輸入の4分の1が西アフリカ産になると予測 されます。アフリカの人々の声を聞いてみましょう。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090710-1 (動画 17 分) ゲスト *クエジ・プラットKwesi Pratt ガーナの首都アクラの新聞「インサイト」のデ スク *ニー・アクエッテNii Akuetteh 独立のアフリカ政策アナリスト。ワシントン に本部を置く団体アフリカ・アクションの事務局長 字幕翻訳:大竹秀子/校正:関房江/全体監修:中野真紀子・付天斉 新着ストリーミング ********************************************* 2009.07.10-2 中国のサファリ 存在感を強める中国 ********************************************* 最近のアフリカで注目されるのは中国の進出です。アフリカ大陸の貿易相手国と して、中国は最近フランスを抜いて第2位に踊り出て、首位の米国にも迫る勢い を見せています。中国のめざましい進出は、欧米の援助が前述のような問題点を 持ち、不十分なものにとどまっているのに対して、オルターナティブを提供して いると言えます。植民地時代のしがらみを引きずる欧米との関係に比較して、中 国のビジネスマンのドライで実利主義的な投資は、現地のインフラに目に見える 変化をもたらしています。中国人の定住計画も進んでいるようです。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090710-2 (動画 12 分) ゲスト セルジュ・ミシェル(Serge Michel) フランスの新聞「ルモンド」の西アフリカ 特派員。ミシェル・ビュレとの共著でChina Safari: On the Trail of Beijing’s Expansion in Africa(『チャイナ・サファリ 中国のアフリカ進 出』)を出版した。 字幕翻訳:大竹秀子/校正:関房江/全体監修:中野真紀子・付天斉 ********************************************************************* 今週の お勧めトピックス(英語のみ) ******************************************************************** ● 不景気は終わったの? 『強欲の厚顔:自由市場、泥棒企業、そしてアメリ カ略奪』を出版の米上院民主党予備選候補ジョナサン・タシニ http://www.democracynow.org/2009/10/30/tasini 史上初めて4四半期連続でマイナス成長を続けていた米国経済が、今年の第3四半 期に年率換算で前期比3.5%のプラスに転じました。多くの経済専門家らは第2次 世界大戦以来最悪の景気後退がこれで終わったかもしれないと指摘しています。 新著 The Audacity of Greed: Free Markets, Corporate Thieves, and the Looting of America(『強欲の厚顔:自由市場、泥棒企業、そしてアメリカ略 奪』)を出したジョナサン・タシニに話を聞きます。タシニは来年2010年の中間 選挙でニューヨーク州の上院補選に立候補するため、民主党予備選で現職のカー ステン・ジリブランドに挑みます。 ● ホンジュラス軍事クーデター危機で合意達成:セラヤ大統領の復帰の可否は 国会の採択に http://www.democracynow.org/2009/10/30/honduras ホンジュラスのクーデター政権と国外追放されたマヌエル・セラヤ大統領の代理 人との交渉が29日深夜、合意に達しました。ホンジュラス国会に、セラヤの復帰 を認め、残る3か月の大統領任期を全うさせるか否かを決めさせる内容です。3か 月前にセラヤが帰国を強行して以来、ともに首都テグシガルパのブラジル大使館 に囲われているアンドレス・コンテリスに話を聞きます。 ● 公的医療保険オプション、ペロシ米下院議長の提案で新たな試練。上院での 見通し、不確実性を増す http://www.democracynow.org/2009/10/29/pelosi 10月30日に、ナンシー・ペロシ下院議長が、自らの医療保険改革法案を発表する 予定となっており、連邦議会での医療論議が緊迫感を増しています。この法案に は、政府が運営する保険オプションとメディケイド(低所得者と身障者を対象と する医療扶助制度)の拡張が含まれますが、公的保険オプションにおいて、現行 のメディケア(高齢者向け医療保険制度)のレートに準じた医療機関へのへの支 払い率を設定するという案がはずされています。一方、上院では多数党の院内総 務ハリー・リードが上院版の医療保険改革法案を通過させる票を集められるかど うか、いまなお疑問視されています。 ● 医療保険制度座談会:シングル・ペイヤー方式が排除された後、医療保険制 度改革を意味あるものにするには、どんなチャンスが残されているのか? http://www.democracynow.org/2009/10/29/roundtable ワシントンとメディアが取り上げる医療保険改革論議は、そのほとんどが政府が 運営する保険プログラムの成否に集中していますが、検討されている法案にはそ のほかにも、米国の医療保険のあり方を変えるであろう多くの条項が含まれてい ます。番組では、医療保険論議を詳しく注目してきた3人のゲストによる座談会 を行います。メンバー は、レイジング・ウィメンズ・ヴォイス・フォー・ザ・ ヘルス・ケア(女性のための医療制度を求める会)の共同創設者であるロイス・ アトレー、コミュニティ・サービス・ソサイエティ・オブ・ニューヨーク (ニューヨーク公共サービスの会)保健サービス部門副理事長のエリザベス・ベ ンジャミン、フィジシャンズ・フォー・ナショナル・ヘルス・プログラム(国民 健康保険制度に賛成する医師たち)会長のオ リバー・フェイン医師です。 ● 国連特別報告書「裁判なしの死刑執行」担当者フィリップ・アルストンが警 告 オバマ政権下で記録的回数を数える対アフガニスタン・パキスタン無人機攻 撃は国際法違反の恐れあり http://www.democracynow.org/2009/10/28/un_special_rapporteur_on_extrajud icial_killings ニューヨーカー誌の調査ジョーナリストのジェーン・メイヤーが、米軍の無人機 によるパキスタンへの攻撃回数がオバマ政権下で劇的に増えていると同誌最新号 で明らかにしました。大統領就任9か月半で、オバマは少なくともパキスタンへ の41回の CIAミサイル攻撃を承認しています。これは週に1回の頻度です。米国 による無人攻撃機計画に対する最も著名な批判者の1人フィリップ・アルストン に話を聞きます。アルストンは裁判なし、又は略式や判事独断による死刑執行に 関する国連特別報告書の担当者です。米政府による無人攻撃機の使用は国際法違 反の恐れがあると彼は言います。 ● 米下院 数百の新規低出力FMラジオ局創出につながる法案で前進 http://www.democracynow.org/2009/10/28/house_advances_measure_to_create_ hundreds 2009年地域コミュニティラジオ法が米下院エネルギー商業委員会で反対少数で可 決され、今度は下院での全体投票に臨むことになりました。この法案は、低出力 FM局が第3の隣接局になることで生じる電波干渉から高出力放送局を守ることを 連邦通信委員会(FCC)に義務づけた法律を破棄するものです。この法案の共同 提出者である民主党下院議員マイク・ドイルの話を聞きます。続いて非営利のラ ジオ活動家団体プロメテウス・ラジオ・プロジェクトのキャンペーン責任者コー リー・フィッシャーホフマンの話も聞きます。 ● テキサス州は無実の人間をまた処刑するのか? レジナルド・ブラントン事 件 http://www.democracynow.org/2009/10/27/will_texas_execute_another_innoce nt_man 論議を呼んでいる死刑囚の一件が10月27日に最終局面を迎えます。28歳のレジナ ルド・ブラントンは27日夜、2000年のカルロス・ガルザ殺害の罪で処刑される予 定です。ブラントンはガルザのアパートに侵入し、頭部を撃った罪で有罪判決を 受けました。しかし、ブラントンは一貫して無罪を主張し、彼の弁護団は、検察 官側がアフリカ系米国人を陪審員から除外したことと、当初の公選弁護人が初期 段階で間違えを犯したことによって裁判が間違った方向に進んだと言っていま す。今回、テキサス州の死刑制度への注目が高まる中での処刑実行となる予定で す。 ● ドキュメンタリー映像『米軍でのレイプ:内なる敵』の抜粋を放送 http://www.democracynow.org/2009/10/27/filmmaker_pascale_bourgaux_on_rap e_in 米軍内での性的暴行の発生率は、現在、自殺と同様に一般社会のそれを上回って います。2009年初頭の米国国防総省の報告によると、女性軍人の3人に1人が兵役 中に少なくとも一度は性的暴行を受けています。2008年に報告された約3000件の うち63%がレイプまたは加重暴行でした。"Rape in the Ranks: The Enemy Within"(『米軍でのレイプ:内なる敵』)は、レイプや他の性的暴行の被害を 受けた3人の女性軍人に焦点を当てたドキュメンタリーです。映像の抜粋を放送 し、制作者のパスカル・ブルゴーから話を聞きます。 ● バグダッドで連続自爆攻撃、155人死亡 http://www.democracynow.org/2009/10/26/155_killed_in_double_suicide_bomb ing イラク首都バグダッドで25日に発生した、自動車を使用した連続自爆攻撃による 死者は155人になり、負傷者も500人を超えました。自爆攻撃の被害者数としては 過去2年間で最大規模となります。法務省、公共事業省そしてバグダッド地方行 政庁舎を狙ったこの爆撃による犠牲者には、数十人の公務員が含まれています。 イラクのヌーリ・マリキ首相は事件現場を訪問。アルカイダとサダム・フセイン 旧政権の残存勢力を非難しました。また同首相は、この攻撃が今後の政治プロセ スや来年の1月に実施予定の総選挙に影響を及ぼすことはないと言明しました。 イラク政府は米軍に捜査協力を依頼しました。 ******** 掲示板 ***************************** ******************************************* デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参 加ください。 Created by staff01. Last modified on 2009-11-02 15:40:56 Copyright: Default |