国鉄首切り法をつくった江見氏がJR東海の役員に | |||||||
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松原です。 きょうの「東京新聞」の鎌田慧さんのコラム「論功行賞」を読んで驚いた。 1047名のクビを切った法律「国鉄改革法23条」をつくるにあたって 重要な助言をし加担した元最高裁調査官・江見弘武氏が JR東海の役員になったのだ。中曽根元首相といい、この江見氏といい 「不当労働行為」をした犯罪人が堂々とぬくぬくと生きのびているのが、今の 日本なのか。政治・司法・大企業のエリートたちの、悪と腐敗のトライアングルである。 私はかれらのひどさにも呆れるが、同時にそれを許している民衆側・運動側の 弱さを感じてしまう。 解雇された1047名の国鉄労働者は23年を経て、いまだに解決できずに苦闘を続けている。 いまからでも遅くはない。もっとこうした「犯罪人」を暴露し、責任追及する運動を 起こし、世論を喚起すべきだろう。 ---以下、コラムです。--------------------------------------------- 「論功行賞」 「東京新聞」 09年6月2日 本音のコラム(鎌田慧) たまたま新聞の「人事欄」を眺めていて、目を疑うほどに驚かされた。JR東海の監査役に、江見弘武 ・前高松高裁長官が就任する、という。こんなことひど いなあ。 江見氏は、1987年に中曽根内閣が断行した「国鉄改革」にそなえて、最高裁調査官から国鉄総裁室に 出向させられ、国鉄改革法の条文作成に携わった人物 である。 「国鉄労働者を一人たりとも路頭に迷わせない」と中曽根首相が国会で答弁して「国鉄処分」が実施 されたが、実際は改革に反対した1047名は、新会社 JR各社に採用されなかった。ほかにも職場で猖獗(しょうけつ)を極めた不当労働行為で、100名以 上が自殺に追い込まれた。 このとき、「社内弁護士的な存在」(葛西敬之「国鉄改革の真実」)として辣腕を振るったのが、江 見氏だった。彼は雇用責任は新会社のJRにではなく、解 散してしまう国鉄にあるとする抜け穴条項をつくって、JR東海の社長と会長のいすに座る葛西氏の「 目からウロコ」を落とさせた。 葛西氏は、JR東日本の社長・会長になった松田昌士氏、JR西日本社長・会長になった井出正敬氏とと もに、「改革三人組」といわれていた。三人ともに新 会社の社長・会長に上りつめた。 それだけでもやり過ぎだが、こんどは、功績のあった裁判官を役員に据える。これでは国民は、まる で愚民あつかいだ。(ルポライター) ------------------------------------------------ Created by staff01. Last modified on 2009-06-02 14:55:50 Copyright: Default |