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戦争と女性の人権博物館建設のためのチャリティーコンサート東京が満員の観客を魅
了して終了


 2月28日、「つながる歌つながる舞つながるいのち」と題して、戦争と女性の人
権博物館建設のためのチャリティーコンサートが東京一ツ橋ホールで開催され、900
弱の座席を満員にする観客を魅了して終了した。
 このコンサートは昨年6月に大阪で開催され大好評を博した同名のコンサートを東
京で開催したもので、出演者は在日コリアンの趙寿玉(舞)、李政美(歌)、安聖民
(パンソリ)の3人。演目はパンソリ、舞、歌と大阪の時とおなじであるが、ジャン
ルのことなる3つの分野の第一人者による見ごたえの在る芸術表現は満場の感動を
誘った。
 開場の一時間以上前から入場者の列ができ、一時は館外の道路に溢れたほど。お年
寄りから子供、健常者からハンディキャッパーまで観客は年代を問わず幅広かった。

 梁澄子つながるコンサート東京実行委員会委員長は、挨拶の中で、3月8日に起工
式が行われる「戦争と女性の人権博物館」には「(従軍「慰安婦」とされたハルモに
達が自分たちのことを博物館におさめることによって、二度と同じような被害者がで
ないように、本当に平和な世界を実現してほしいというメッセージがこめられていま
す」とその意義を述べ、「ハルモニたちとそれを見守ってきた市民運動の到達点で
す」と位置付けた。「この博物館は決して過去にとらわれるものではなく、過去と現
在を踏まえて未来に向かっていくものです」と建設の重要性を述べ、同時に、日本の
みならず韓国でも依然として被害者のハルモニ達に対する無理解と偏見が残ってお
り、博物館建設に対する反対が根強いことを紹介しながら、観客にさらなる支援と協
力をよびかけた。

 フィナーレでは、大阪の時にはハプニングがあって歌えなかったペンノレを全員で
歌い、ミリャン・アリランの大合唱で閉幕となった。
来場していたイ・ヨンス ハルモは3人に花束を贈り「皆さま、私はあなたたちのこ
とをを親戚とおもっています。カムサハムニダ」と感謝の言葉をのべて、公演が終了
した。

(KY生)

Created by staff01. Last modified on 2009-03-02 09:14:16 Copyright: Default

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