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LNJ Logo 時代を見る眼をまなぶ〜MediRでブレヒト講座
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11月2日、MediR(メディアール)でブレヒトを学ぶ講座が開かれ20人が参加した。講師はブレヒト研究者の石黒英男さん。講座では、ブレヒトの写真本「戦争案内」がスライドで上映された。「戦争案内」は「ライフ」などの有名な報道写真にブレヒトが4行詩をつけたもの。写真のイメージを民衆の立場から批評的に捉え直すブレヒトの詩は、戦争の本質を突いたもので受講者を魅了した。また経済恐慌からファシズムに向かう時代をとらえた「戦争案内」は、現在の私たちに直接響いてくるものだった。「いまブレヒトを学ぶ意味は何か?」の質問に対して、石黒さんは「ブレヒトは、ファシズムの時代にこうした仕事をした。かれの“時代を見る眼・真実を見抜く力”はいまこそ必要だと思う」と答えた。次回講座11月9日。(M) 

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以下は「戦争案内」の一コマ。ドイツの労働者が戦争政策に巻き込まれいくことを風刺的に表現している。
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この男が夢うつつのうちに駆け抜けた道
わたしにはわかっている
運命に選ばれたという道
破滅に導くあの狭い道が
眼を閉じていてもわたしには見える
ついてくるか?君たち

「おーい、何をつくっている?」―「装甲車だ。」
「じゃあ、その横の鉄板は?」
「装甲車をぶっこわす砲弾にするんだ」
「どうして、そんなことをする?」―「生きるためだ。」


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