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韓国の昌原で、世界的に有名な「シチズン」ブランドの高級時計を組み立てていたシチズン精密が、今年の4月、名前を聞いたこともない靴メーカーに売却されたという一方的な通告を受け、組合員たちが闘争を始めた。しかし、当事者のシチズン精密側の会社幹部は「すでに売却済み」と言うだけで話し合いに応じようとしない。売却先の高麗TTRは資本金も小さく、時計工場の運用実績もノウハウもない会社だ。シチズン精密の組合員たちは、資本撤収のための偽装売却と判断、高麗TTRとの話し合いを拒否してシチズン精密の株主である日本のシチズンホールディングスとの対話を要請した。だが、シチズンホールディングスも「売却済み」を理由に一切の交渉に応じようとしない。 そのためシチズン精密の組合員たちはシチズンホールディングスとの交渉を求めて6月4日に来日、闘争を始めた。

そんな韓国シチズン精密の組合員たちを支援するため、日本の労働組合、労働運動活動家たちが立ち上がった。 これまで馬山の韓国シチズンや韓国山本などの闘争を支援してきた活動家を中心に進められてきた「応援する会」の設立総会が、7月16日午後6時30分から労働組合関係者を中心に100人近い参加者を集めて上野区民館4階のホールで開かれた。

総会の冒頭には、これまでの韓国での力強い闘争の様子を映像で再構成したビデオが流された。続いて、主催者の挨拶、特別講演、経過報告の後、当該からの決意の発言と、おなじみの「律動」の披露があった。この後、日本側からの連帯の挨拶に続き、「応援する会」の体制の提案があり、満場一致で設立が承認された。 最後に闘争アピールを読み上げたあと、団結ガンバロウで力強く闘争を決意し、閉会した。

設立総会の後は、現在、シチズン精密の組合員が宿泊している全統一労組光輪モータース分会の施設に移動、組合員たちが韓国から直接持ってきたという食材で作ったチャプチェや韓国スープ、トッポッキなどの韓国料理と韓国焼酎で打ち上げを行った。

文責:安田(ゆ)


Created by Staff. Last modified on 2008-07-22 08:56:13 Copyright: Default

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